更別村「すももの里」ドローンによる防除作業について取材しました。
令和6年9月13日、帯広地域拠点は、更別村「すももの里」を訪問し、ドローンを使った薬剤散布の防除作業を取材しました。
「すももの里」は1978年に村民の有志によって整備され、2008年からは更別村によって管理されています。敷地面積約2haの「すももの里」には、すももの木約1,000本が植えられており、収穫された「すももの実」は、ジャムや飲むヨーグルトの原料に加工され、地元の特産品として道の駅などで販売されています。
「すももの里」は、更別村から管理を委託された「株式会社さらべつ産業振興公社」(以下「公社」という。)がシルバー人材センターへ防除作業を依頼してきましたが、暑い時期に防護服を着用して、車の荷台に散布機を載せて移動しながら、手動での薬剤散布を1日がかりで行うことから作業員への負担が大きく、また、人材の確保も困難となっていました。
そこで、令和6年から、公社はドローンを用いて防除を行う「株式会社バードアイエンタープライズ」(以下「防除事業者」という。)へ作業を依頼し、防除事業者は実証作業を重ねながら「すももの里」の防除を行ってきました。
防除事業者の大橋代表は、「以前は複数の作業員で1日がかりだった防除作業が、ドローンを使用することにより作業員2人で、2時間程度で作業を終えることが可能となった。」と導入の成果についてお話しいただきました。
今回の防除作業では、事前に飛行コースをプログラムされた大型ドローンが、約2ha分の「すももの里」を折り返し飛行しながら薬剤散布を行い、約5分毎に薬剤の散布と補充のための離着陸を繰り返しながら、約200ℓ分の薬剤散布を90分程で完了しました。
撮影データ
◯撮影年月日:令和6年9月13日(金曜日)◯撮影場所:更別村(すももの里 駐車場)
防除用ドローン動作確認の様子
薬剤をドローンのタンクへ投入する様子
ドローン自動飛行による薬剤散布を監視する様子
コントローラーに表示されている飛行コース
ドローンによる薬剤散布の様子
更別村「すももの里」
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