フォトレポート(山口県)令和6年度:中国四国農政局
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中国四国農政局

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    フォトレポート(山口県)令和6年度

    山口県拠点が携わった農林水産施策(会議、イベント等)や農山漁村の風景などを紹介しています。

    令和6年度
    12月11月10月9月8月7月6月5月4月

    令和5年度令和4年度令和3年度

    12月

    やまぐちブランドかぼちゃ「阿知須くりまさる『極(きわみ)』」が初出荷

    • 撮影場所:山口県山口市
    • 撮影日:令和6年12月13日

    令和6年12月13日(金曜日)、JA山口県阿知須野菜集出荷場において、やまぐちブランドに登録されている「阿知須くりまさる」のうち、プレミアムかぼちゃとして厳選した『極』が初出荷されました。

    JA山口県阿知須露地野菜生産部会カボチャ生産組合が栽培している(くりまさる)は、強い甘みと栗のようなホクホクとした食感が特徴で、厳しい栽培方法によって生産され、一定の基準を満たしたものだけを「阿知須くりまさる」としています。

    今年度から同組合は、「阿知須くりまさる」のうち、糖度が13度以上で3キログラム以上の大玉をプレミアム品『極』として、化粧箱に詰め、市場に全量出荷し競りに掛けるという新たな取組をスタートしました。

    同組合の松崎組合長は、「大人数で味わって幸せを分かち合ってほしい」と今後の販売に期待を寄せられました。

    冬至の日には、かぼちゃを食べて、元気に冬を乗り切ろうと思います。

    かぼちゃ
    阿知須くりまさる
    かぼちゃ極
    プレミアム品「極」


    「momoe farm」野菜で地元で頑張る女性農業者(須子百恵さん)

    • 撮影場所:山口県防府市
    • 撮影日:令和6年12月5日

    令和6年12月5日(木曜日)、有機農業に取り組んでいる「たまのや農園株式会社」(防府市)で従業員として働きながら、仕事終わりや休日に自宅(山口市仁保)の農園(約10アール)で露地野菜を栽培している須子百恵さんと意見交換を行いました。

    須子さんは、高校生時代に体調を崩し、その時、最初に口にできたのが野菜でした。それから野菜に興味を持ち、高校卒業後、家族の協力もあって野菜栽培を始め、現在は、一年を通して60品目以上を栽培し、野菜には「momoe farm」と名付け、地元の道の駅で販売しています。

    農薬と化学肥料を使わない「環境と体にやさしい野菜」にこだわり、「自分が農業することで地域の農地や自然を守り、「momoe farm」の野菜で地域のみんなを笑顔にしたい」と抱負を語っていました。

    須子さん
    須子百恵さん
    ロゴマーク
    「momoe farm」のロゴマーク

    11月

    新嘗祭が地元大学生を交え行われました(吉敷畑地区の棚田)

    • 撮影場所:山口県山口市
    • 撮影日:令和6年11月16日

    令和6年11月16日(土曜日)「つなぐ棚田遺産」に認定されている山口市吉敷畑地区で開催された新嘗祭(畑河内神社へお餅を奉納)(主催:吉敷畑農業体験実行委員会)に参加しました。

    当日は、山口県立大学の学生(留学生含)をはじめ地域の方々を含む18名が参加して、当棚田地区で秋に収穫したもち米を使って奉納するお餅をつきました。初めて体験する学生の餅つきは、杵が石臼に当たったり、杵同士が接触するなどの場面もありましたが、つきあがった餅を丸める作業では、「餅とり粉」が体に付着して真っ白になるなど、笑いの絶えない楽しい催しとなりました。

    山口県拠点からは、休息時間に参加者に対して「みどりの食料システム戦略」と「私たちにもできる環境にやさしい行動」についてチラシを配付して説明を行いました。

    参加した学生は、地域の方々と和やかに交流し、自分たちがついたお餅をお土産に、帰路につきました。

    餅つき
    慣れない手つきの餅つき
    神社にお餅を奉納
    神社へお餅を奉納
    学生にみどり戦略を説明
    学生に「みどり戦略」を説明

    10月

    永年に渡る統計調査への協力をたたえ感謝状を伝達

    • 撮影場所:山口県萩市
    • 撮影日:令和6年10月31日

    農林水産省では、毎年10月18日の「統計の日」を記念し、永年に渡り農林水産統計調査にご協力をいただいた方々に10月下旬から感謝状を伝達しています。

    本年(令和6年)度の山口県内の受賞者は24名で、農林水産大臣賞が6名、農林水産大臣特別賞が4名、中国四国農政局長賞が12名となりました。

    去る10月31日(木曜日)は、萩市で農業経営統計調査農家として10年に渡りご協力いただいた國重貴美江さんを訪問し、山口県拠点職員から農林水産大臣感謝状の伝達を行いました。

    國重さんは、農業(水稲)経営を行いながら、平成26年から農業経営統計調査の記帳農家としてご協力をいただいており、調査を引き受けられた当時の経緯について懐かしそうに話され、「いつまで続くか心配なところはあるが、この度の表彰を励みに、引き続き米作りをしていきたい」と笑顔で話されました。

    農林水産大臣感謝状
    農林水産大臣感謝状の伝達
    農林水産大臣感謝状
    感謝状を手にする國重さん(中央)


    岩国地域特産「岩根(がんね)ぐり」の出荷が始まりました

    • 撮影場所:山口県岩国市
    • 撮影日:令和6年10月29日

    令和6年10月29日(火曜日)、「岸根ぐり」の出荷式がJA山口県岩国統括本部のくり選果場(岩国市美和町)において、地元小学生も参加し盛大に開催されました。

    岩国地域の特産品の一つである「岸根ぐり」は、日本で生産される栗のうち最大級の大きさ(1粒30グラムほど)を誇り、大きいものでは50グラムを超えるものもあり、甘くまろやかで優しい味が特徴です。

    今年は、夏の猛暑や7月から8月にかけて雨が少なかったこと、熊の出没が相次ぎ生産者が収穫を断念したこともあって、出荷量は昨年の6トンから3.5トン程度になる見込みです。参加した小学生らには、焼きたてのほくほくの栗が配られ、今年の栗の味を堪能しました。また、生産者からは、「今年の栗は粒こそ小ぶりだが、甘味が強く、栗ご飯や焼き栗などにして食べると最高」との声が聞かれ、今年の出来栄えに手ごたえを感じていました。

    出荷した栗は、地元で消費される他、京都、大阪などの関西方面や、福岡の市場に送られます。

    岩根ぐり
    出荷式の様子
    岩根ぐり
    岩根ぐり


    令和6年度中国四国ブロック農業法人協会研修会に参加

    • 撮影場所:山口県山口市、山陽小野田市
    • 撮影日:令和6年10月15日、16日

    令和6年10月15日(火曜日)~16日(水曜日)、山口県内で「令和6年度中国四国ブロック農業法人協会研修会」が開催され、中国四国農政局仙台局長が来賓として出席しました。

    同研修会には、中四国各県の会員や関係者約110名が参加し初日(山口市)は、中国四国農政局から仙台局長が食料・農業・農村基本法の改正について情勢報告を行ったほか、山口県農業法人協会の取組紹介や県内会員による事例発表、財団法人日本農業法人協会齋藤会長による「安定的な食料生産を継続するために」をテーマとした基調講演が行われました。

    翌日(山陽小野田市)は、有限会社グリーンハウス(ねぎ、ミニトマト等生産)、株式会社花の海(野菜苗、花苗等生産)で現地視察が行われ、参加者からは経営に関することなど多くの質問がありました。

    農業法人協会研修会
    中国四国農政局仙台局長による情勢報告
    農業法人協会研修会
    ねぎ加工施設を見学


    大学生が栽培・収穫したさつまいもをイベントで販売して地域交流

    • 撮影場所:山口県山口市
    • 撮影日:令和6年10月12日

    令和6年10月12日(土曜日)、山口県立大学生が山口市吉敷地区の福祉施設で開催された「悠々ふれあいフェスタ」に参加し、同施設付近のほ場で6月から栽培・収穫したさつまいもを対面販売しました。

    当日は、天候に恵まれたことから多くの方が来場し、販売ブースには開始直後からさつまいもを買い求める来店者で賑わい、準備したさつまいもは早々に完売となりました。

    来店者からは、「どこで栽培したさつまいもなの?」など質問も寄せられ、学生は丁寧に説明を行っていました。

    また、イベント参加者を紹介するコーナーでは大学生から、よしき野菜づくり交流プロジェクト※)について説明を行いました。

    山口県拠点は、チラシやパネル展示により同プロジェクトを紹介するとともに「みどりの食料システム戦略」に関するパネル展示やパンフレットの配布、アンケートを行いました。

    ※):山口県拠点の仲介により、学生と地域関係者(山口市吉敷地区)が連携し、野菜作りを通じて農業に対する理解を深めるとともに、若者による地域の活性化につなげる取組

    イベント
    販売ブースの様子
    イベント
    イベント参加について説明をする男子大学生


    国内初!「くり蒸熱処理施設」の稼働確認会

    • 撮影場所:山口県岩国市
    • 撮影日:令和6年10月10日

    令和6年10月10日(木曜日)、JA山口県岩国統括本部が所有するくり選果場(岩国市美和町)に国内初となる「くり蒸熱処理施設」が整備され、その稼働確認会が開催されました。

    岩国地域の特産品の一つである「岸根(がんね)ぐり」は、美和町原産で大果なうえ貯蔵性にも優れています。

    晩生品種である岸根ぐりは、収穫後、これまで薬剤を使用した殺虫処理を行って品質を確保していましたが、いちごの苗の殺虫処理技術の「蒸熱処理」を応用し、山口県農林総合技術センターと鹿児島県の企業が令和元年から約4年の調査や研究を重ね、本年度から薬剤に頼らない殺虫処理技術として「蒸熱処理」が導入されました。

    蒸熱処理は、ヒーターで加熱した空気に霧を噴射してできた熱気を処理庫内で循環させ、熱気がくりに触れることで害虫を防除する技術です。これまでの薬剤処理と同等の殺虫効果があり、加熱によるくりのつやや味への影響はありません。

    関係者は、「収穫後、薬剤を使用しないくりを消費者に届けることができるようになる。」と期待を寄せていました。

    くり蒸熱処理
    蒸熱処理施設
    くり蒸熱処理
    蒸熱処理後のくり


    誰もが笑顔になる「やさしいパンとおやつ」のお店

    • 撮影場所:山口県下関市
    • 撮影日:令和6年10月9日

    令和6年10月9日(水曜日)、食物アレルギーに配慮した「米粉パン・小麦パン・米粉のおやつ」を作って販売するパン屋「パンとおやつとKURURU」(下関市長府)のオーナー  日向乃里子さんと意見交換を行いました。

    日向さんは、大手パンメーカーや個人のパン屋で働いていましたが、その後、自宅やカルチャースクール等で定期的に「パン教室」を運営し大人気となりました。「先生のパンをもっと食べたい」との生徒たちからの声を受け、一念発起して令和5年11月にパンとおやつのお店をオープンしました。

    パン教室で、子どものアレルギー(小麦・卵)に悩む母親からの声に応えて開発した「米粉のみで作ったグルテンフリーの米粉パンやシフォンケーキ」など、しっとり滑らかな食感が口コミで好評となり、SNSなども通じて遠方からも購入に訪れています。

    安心で安全な材料を使い、みんなが食べられるパンとおやつで、誰もが笑顔になれる食卓を願う町のパン屋さんです。

    【外部リンク】
    パンとおやつとKURURU  Instagram  →  https://www.instagram.com/norikokitchen_kururu/  外部リンク 

    手作りパン教室KURURU ホームページ  →  https://norr0604.wixsite.com/my-site  外部リンク

    パンとおやつとKURURU
    パンとおやつとKURURU
    パンとおやつとKURURU
    米粉推進ポスター紹介
    パンとおやつとKURURU
    オーナー  日向乃里子さん
    パンとおやつとKURURU
    米粉で作った各種パン


    中須の棚田で稲刈り体験!

    • 撮影場所:山口県周南市
    • 撮影日:令和6年10月6日

    令和6年10月6日(日曜日)、「つなぐ棚田遺産」に認定されている中須の棚田(山口県周南市)で棚田清流の会の主催による稲刈り体験が開催されました。

    当体験は、棚田清流の会が開催する年6回のイベントのうちの一つで、90名を超える小学生とその家族が参加。のこぎり鎌の使い方や安全な稲の刈り方についてしっかり説明を受けた後、6月2日に田植えを行ったほ場の稲刈りやはぜかけを親子で行いました。

    12月に開催予定の体験イベント「収穫祭」では、今回収穫した稲わらを使用したしめ縄作りなどを行う予定です。

    この地域では棚田フォトコンテストも開催されており、素敵な瞬間を一枚に収めようと、カメラマンも訪れていました。

    山口県拠点からは、お昼の休憩時間に、みどりの食料システム戦略や食品ロス削減について説明を行い、併せて資料配布やパネルの掲示を行いました。多くの小学生が、食品ロス削減などの取組は学校でも勉強していると元気いっぱいに答えてくれました。

    稲刈り体験
    刈り取った稲の「はぜかけ」も行いました
    稲刈り体験
    山口県拠点による情報提供


    岩国矯正展で「農福連携」の情報発信!

    • 撮影場所:山口県岩国市
    • 撮影日:令和6年10月5日

    令和6年10月5日(日曜日)、岩国刑務所等の主催による「犯罪や非行を防止し、立ち直りを支える地域のチカラ」をテーマとした岩国矯正展が開催され、山口県拠点も昨年に引続き参加しました。

    当日は、岩国刑務所の刑務所作業製品のほか、全国各刑事施設から出品された展示即売コーナーや所内見学、ステージイベントなどが行われ、多くの家族連れなどで賑わっていました。

    山口県拠点は、ブースを設けて「農福連携」に関するパネル展示を行うとともに、来場者に食品ロスの削減など持続可能な消費の拡大を目指す「みどりの食料システム戦略」に関する資料配布等の情報発信を行いました。 

    主催者からは、「受刑者も高齢化が進み、出所しても居場所がなく、すぐに刑務所に戻ってくるケースが増えている。矯正展を通じて彼らへの理解を深めてもらいたい。」と触法者の社会復帰に向けて理解と協力を呼び掛けていました。

    岩国矯正展
    情報発信コーナー
    岩国矯正展
    岩国矯正展の様子


    大学生と地元関係者がさつまいもの収穫で交流

    • 撮影場所:山口県山口市
    • 撮影日:令和6年10月5日

    10月5日(土曜日)、山口県立大学生と地元関係者が参加しさつまいもの収穫を体験し、交流を深めました。 

    このさつまいもは、野菜作りを通じて農業に対する理解を深めてもらい、地域の活性化にもつなげる取組として、山口県拠点の仲介により、大学生と地元関係者が6月4日(火曜日)に植付けを行ったもので、今年の猛暑にも耐え無事収穫を迎えました。 

    当日は、朝から天候に恵まれ絶好の芋堀り日和となり、地元関係者から丁寧に芋の掘り方の指導を受けた後、収穫作業に汗を流しました。

    堀り出したさつまいもは予想以上に大きいものもあり、「今日の最高記録だ!」などの声が響き渡っていました。

    参加した大学生からは、「幼い頃に芋掘りを行った記憶があるが、思った以上に大変だった。」「初めて芋掘りを経験した。地元の方の指導を受け、みんなでワイワイしながらの芋掘りはとても楽しかった。」の声が聞かれました。

    収穫したさつまいもは、10月12日(土曜日)に地元で開催されるイベントで大学生が一般の参加者に対面により、この取組の趣旨をPRしながら販売する予定です。

    芋掘り
    地元関係者から指導を受ける大学生
    芋掘り
    収穫したさつまいも
    芋掘り
    収穫物を手に取りみんなで記念撮影


    あぜ道に赤く華やかに咲く、秋の風物詩「彼岸花(ヒガンバナ)」

    • 撮影場所:山口県山口市
    • 撮影日:令和6年10月1日

    あぜ道に真っ赤な花を咲く彼岸花が、10月を迎え稲刈りが進む中、秋の訪れを感じさせます。

    山口市内の各所で彼岸花が開花し、人々の目を楽しませています。例年、秋のお彼岸のころに一斉に咲き始めますが、記録的な夏の猛暑の影響もあってか今年は開花が遅れ、例年に比べて1週間ほど遅くなっています。

    彼岸花は、花があるときは葉がなく、葉があるときは花がない特徴から「葉見ず花見ず(はみずはなみず)」とも呼ばれる風変わりな植物です。

    同市内では、あぜ道に群生しているのをよく見かけますが、球根に毒が含まれていることから、ミミズが寄りつかず、田を荒らすネズミやモグラなどの被害を防ぐために植えられたと伝えられるほか、かつては救荒食物として飢饉の際に飢えをしのいだとされています。

    秋の風物詩として、あぜ道を真っ赤に彩り、黄金色の稲穂に映える彼岸花の広がる光景が終わると、いよいよ冬の到来となります。

    彼岸花
    あぜ道に咲きそろった彼岸花(山口市小郡地区)
    彼岸花
    30から50センチメートルの長い茎に
    ポツンと咲く彼岸花
    彼岸花
    稲穂の黄金色と彼岸花
    彼岸花
    青空にも映える彼岸花

    9月

    田植え交流会の稲が順調に育ち収穫をむかえる(吉敷畑棚田)

    • 撮影場所:山口県山口市
    • 撮影日:令和6年9月14日

    令和6年9月14日(土曜日)、山口県拠点は、「つなぐ棚田遺産」に認定されている山口市吉敷畑地区の棚田で開催された、稲刈り交流会(主催:吉敷畑農業体験実行委員会)に参加しました。

    このイベントまでの間、5月18日(土曜日)に行われた「田植え交流会」で山口県立大学の学生が植えたほ場を、農事組合法人吉敷畑が水管理などをされてきました。

    当日は、田植えに参加した学生や留学生を含む15名が参加し、初心者はノコ鎌の使い方を教わり、始めはたどたどしかった手つきも、徐々にスピードアップしました。除草剤を使用しない栽培のため、7月に草取りをしたものの今年はヒエが大量発生し、ヒエを抜き取る作業も加わりましたが、無事刈り取りを終え、コンバインで脱穀もしました。田植えに参加した学生は、「無事に収穫できてうれしい」と話していました。

    この日に収穫したお米の一部は、山口県立大学栄養学科の活動で利用される予定です。

    吉敷畑の稲刈り
    稲刈りの様子
    吉敷畑の稲刈り
    稲刈りをする留学生
    吉敷畑の稲刈り
    地域の人と記念撮影

    8月

    自然薯農業者の河合修平さんと意見交換しました

    • 撮影場所:山口県防府市
    • 撮影日:令和6年8月27日

    令和6年8月27日(火曜日)、自然薯を栽培している防府市切畑の河合修平さんと意見交換をしました。

    河合さんは、独立起業を目指し、平成30年に東京からUターンされました。そして、地域の方々と交流する中で、やまいもまつり有限会社(周南市)と知り合い、初期投資の少ない自然薯栽培に興味を持ちました。そこで農業未経験だった河合さんは、本格的に農業の基礎を学ぶために山口県立農業大学校で学び、その後、やまいもまつり有限会社での現地研修を経て、令和2年に自営就農されました。就農に当たっては、就農サポートの充実も後押しとなりました。

    現在は、自然薯栽培をする傍ら、地域の法人から作業受託もしており、地域農業を支えています。

    河合さんは、「自然薯の栽培技術をさらに磨き、高品質と増収量で所得向上を目指し、また、地域法人にも関わり地域を盛り上げたい。」と今後の目標を語ってくれました。

    河合修平さん
    河合修平さん
    意見交換の様子
    意見交換


    いちご観光農園のオープンを夢見て!

    • 撮影場所:山口県美祢市
    • 撮影日:令和6年8月22日

    令和6年8月22日(木曜日)、美祢市でいちご農園を営む新規就農して5年目を迎えた鹿嶋智之さん・まなみさんご夫婦と意見交換を行いました。

    ご夫婦は、大学(生物生産学部)の同期生。卒業後、まなみさんは福岡県の種苗会社に就職しましたが、『いちごの観光農園をオープンしたい』という学生時代からの思いを持っていました。そのような時、偶然にも智之さんが転勤を期に福岡にやってきました。その後結婚し、元々起業を目標にしていた智之さんは、いちご栽培に対する熱い思いを語るまなみさんに共感し一緒に就農することを決意されました。

    ご夫婦は、農業次世代人材育成支援などを受けて、令和2年にいちご農園「アグリチャーム」を設立し営農をスタート。同園では、来季7種類のいちご(かおりの、恋みのり、よつぼし、紅ほっぺ、みくのか、桃薫、天使のいちご)を出荷販売予定で、地下100メートルから汲み上げたミネラル豊富なカルスト湧水で栽培された、甘みが凝縮したいちごが特徴です。

    11月末頃から収穫が始まるいちごは、主に直売所やネットで販売していますが、「夢は、お客さまがいちごを直に摘み取って食べる姿をみながら直接会話できる観光農園をオープンすることです。」と笑顔でお話されていました。

    【外部リンク】
    【アグリチャーム:Instagram】→  https://www.instagram.com/agricharm.ichigo/ qrコード

    ご夫婦写真
    鹿嶋智之さん・まなみさん  ご夫婦
    直売所
    DIYで古民家を再生した直売所
    いちご写真
    収穫直前のいちご(写真提供:アグリチャーム)
    いちご写真
    甘みが凝縮した収穫後のいちご
    (写真提供:アグリチャーム)


    カルスト台地で育った美味しい「秋芳梨(しゅうほうなし)」が初出荷

    • 撮影場所:山口県美祢市
    • 撮影日:令和6年8月22日

    令和6年8月22日(木曜日)、秋芳梨生産販売協同組合選果場(美祢市)において、市長をはじめ、生産者や関係機関など多くの関係者参列のもと、「秋芳梨」の出荷式が開催されました。

    「秋芳梨」は、日本一のカルスト台地として知られる秋吉台の水はけが良く、石灰分が豊富な土壌で1本の枝にならせる実を制限して栽培されている「二十世紀梨」です。甘味と酸味のバランスが良く、シャリシャリした食感が特徴で、今年は春から気温が高く降雨も少なかったため、糖度も高く育っています。

    同組合の戎組合長から、「生産者の高齢化が進み、今年は昨年より50トン少ない280トンの出荷量を見込んでる。生産者の努力とこだわりで、今年も美味しくできたので是非ご賞味いただきたい。」との挨拶の後、テープカットが行われ、出荷トラックの出走を関係者一同で見送りました。

    「秋芳梨」は、これから9月にかけて本格的なピークを迎え、秋芳梨ブランドとして県内外から贈答用として人気があり、東京でも販売されます。

    【外部リンク】
    【秋芳梨生産販売協同組合】→  http://shuho-nashi.jp/index.html  秋芳梨生産販売協同組合QRコード

    秋芳梨の梨園
    秋芳梨の梨園
    みずみずしい秋芳梨
    みずみずしい秋芳梨
    テープカット
    テープカット

    7月

    「佐波川流域の絆・森と水と人づくりフェア」でみどり戦略等のパネル展示やアンケートを実施

    • 撮影場所:山口県防府市
    • 撮影日:令和6年7月28日

    令和6年7月28日(日曜日)、「佐波川を通じて、森林資源の利活用や水源かん養、流域治水、環境への意識を高め、交流人口の増加を図る」を目的に、山口市・防府市の主催で「佐波川流域の絆・森と水と人づくりフェア」(防府市栄町)が昨年(令和5年)に引き続き開催されました。

    会場では、ひのきの箸づくりや木製ゲームづくり、木工クラフトなどの体験コーナーやクイズラリーなどが行われ、多くの家族連れで賑わいました。

    山口県拠点も協力団体の一員としてブースを設け、みどりの食料システム戦略、有機食品の選択や食品ロス削減を呼びかけるパネル展示をメインに関連資料の配布やニッポンフードシフトの動画を放映し、環境負荷低減に向けた取組の重要性をPRしました。また、みどりの食料システム戦略や有機農業などについてのアンケートも実施しました。

    ブースでは、「家庭でできる食品ロスの削減に取り組みたい」と話される方や親子で熱心に動画を視聴する姿がありました。

    山口県拠点ブース
    山口県拠点のブース
    来場者への説明の様子
    来場者への説明の様子


    農業大学校生を対象に施策説明を実施

    • 撮影場所:山口県防府市
    • 撮影日:令和6年7月11日

    令和6年7月11日(木曜日)、山口県拠点は山口県立農業大学校において1、2年生約60名を対象に講義を行いました。

    本講義は農業大学校からの要請で毎年実施しており、本年度の講義は、「食料・農業・農村基本法」「みどりの食料システム戦略」「地域計画」の3つをテーマに、2時限に渡り各施策の概要、現状と課題などについて説明を行いました。

    講義の締めくくりに当たり、副校長からは「本日の講義内容は、大学を卒業し農業関連の職業に就いた際は、必ず耳にする事柄なので、本日の講義をきっかけに、環境負荷軽減の取組などに対する理解を深め、卒業後はそれぞれの立場で課題に取り組んでいってもらいたい。」と今後の学生の活躍に期待を寄せられていました。

    受講生からは、「農業の世界にいる限り、絶対に関わることなので知ることができて良かった。」「日本の農業従事者は若者が非常に少ないため、私も将来力になろうと思った。」など頼もしい声が聞かれました。

    食料・農業・農村基本法説明の様子
    食料・農業・農村基本法説明の様子
    みどりの食料システム戦略説明の様子
    みどりの食料システム戦略説明の様子

    6月

    感謝の気持ちを忘れずに自然と共生する有限会社船方総合農場を訪問

    • 撮影場所:山口県山口市
    • 撮影日:令和6年6月26日

    令和6年6月26日(水曜日)、中国四国農政局仙台局長が、次世代につなぐ百年農場を目指し牛乳の生産・加工・販売まで一貫管理に取り組んでいる有限会社船方総合農場を訪問し、意見交換及び施設内見学を行いました。

    同社は、1964(昭和39)年、理想の農業の姿(自然環境を最大限に活かし、環境を守り育てながら命をつなぐ)を追い求める5人の若者の挑戦から始まりました。1972(昭和47)年に有限会社となり、牛乳の宅販をはじめヨーグルトや発酵バターなどのほか、2021(令和3)年に完成したスイーツ工房ではチーズケーキなどを製造・販売しています。

    坂本代表取締役社長は、パタゴニア(アウトドア関連企業)の企業理念である「地球を救うためにビジネスを営む」に共鳴され、量より質の高い牛乳を作りたいとの思いから、自然の中で牛は牛らしく過ごす放牧(集約放牧)への切替作業中であることや将来の農場構想(広大な自然を感じながら過ごせる場の提供)について熱く話されていました。

    【外部リンク】
    有限会社船方総合農場ホームページ

    仙台中国四国農政局長(左)と坂本社長
    仙台中国四国農政局長(左)と坂本社長
    加工品を製造・販売しているファームショップ
    加工品を製造・販売しているファームショップ


    ジビエの普及・啓発の取組~山口農業高等学校生がジビエ料理に挑戦!~

    • 撮影場所:山口県山口市
    • 撮影日:令和6年6月26日

    令和6年6月26日(水曜日)、ジビエの普及を目的に山口県立山口農業高等学校において、前週19日に引続き、本年度2回目となる出前講座(山口県主催)が開催されました。

    今回は、防府市の「洋食堂なか田」のシェフ中田佑輔氏を講師に招き、生活科学科の学生と、地域の女性の計約20名がジビエ料理に挑戦しました。

    調理実習の材料は、1回目の講座で講師をされた西日本ジビエファームの猪内モモ肉を使ったステーキをメイン料理に、萩たまげなすのソテー、防府市産たまねぎのスープなどを調理し、実食しました。

    参加者からは、「焼いた肉は硬いイメージを持っていたが、焼き方によって柔らかく美味しく食べられると分かった。」「違う味付けでも料理してみたい。」といった感想が聞かれました。

    中田シェフによると猪内モモ肉は、肉の大きさにもよるが、片面を強火で色がつくまで焼き、ひっくり返したあとは中火で1分半程焼き、ホイルで包んで保温することで、オーブンで焼く代わりとなり手軽に美味しくいただけるとのことでした。

    調理の説明をする中田シェフ
    調理の説明をする中田シェフ
    調理に挑戦中の学生
    調理に挑戦中の学生
    完成したジビエ料理
    完成したジビエ料理

    ジビエの普及・啓発の取組~日本ジビエファームによる出前講座に参加~

    • 撮影場所:山口県山口市
    • 撮影日:令和6年6月19日

    令和6年6月19日(水曜日)、ジビエの普及等を目的に山口県立山口農業高等学校において、西日本ジビエファーム  代表  仲村真哉氏による「鳥獣被害対策出前講座~ジビエ普及・啓発~」(山口県主催)が開催され、本校と西市分校の生徒と地元有害鳥獣捕獲隊の関係者など約20名が参加しました。なお、講師をされた仲村氏は、今年3月に当拠点が山陽小野田市で取り組んだジビエ試食・意見交換会で食材を提供・料理をしていただいた加工事業者です。

    講座では、「鳥獣被害対策とジビエの有効利用」と題し、県内における鳥獣による農林業の被害状況や狩猟者の高齢化、狩猟の方法、捕獲鳥獣の処理状況、ジビエ肉の長所・短所などが紹介されました。講師の仲村さんからは、『「ジビエ肉は硬い。臭いが気になる。」との声を聞くが、処理方法によって臭いは抑えられ、部位によって調理方法を変えることでおいしく食べることができる。是非とも多くの人に味わっていただきたい。』とジビエ消費に向けての呼びかけがありました。参加者からは「近隣に捕獲鳥獣を受け入れてくれる施設がないことから、鳥獣肉の利用が進まない。」などの意見が寄せられました。

    ジビエ出前講座
    講座の様子
    講義風景
    狩猟の方法を説明する仲村講師

    水田を走る「アイガモロボット」始動

    • 撮影場所:山口県山口市
    • 撮影日:令和6年6月17日

    令和6年6月17日(月曜日)、山口県農業試験場で実施されている「アイガモロボット」の実証試験が、山口市仁保のほ場で始まりました。

    この「アイガモロボット」は、水田に浮かべソーラー発電により水田内を自由に動き、スクリューで土を巻き上げ濁らせることで、有機栽培等における雑草の発生抑制を目指す農業用機材です。

    土を巻き上げ雑草の種子を発芽しにくい深さまで沈み込ませるとともに、発芽した雑草が光合成しにくい環境をつくることで繁茂を抑制し除草作業の軽減が期待されるものです。

    今回の「アイガモロボット」は、実証ほ場として試験導入されたもので、これから3週間程度、水田内を稼働し効果を検証することとなっています。

    実証ほ場となった農業者は「環境に優しい水稲栽培に取り組んでおり以前から関心があった。スマートフォンで航路や稼働時間など設定ができ操作も難しくない。試験導入の機会を得たことから効果をしっかり確認・検証し、導入の可否を検討したい。」と、今後の試験結果に期待を寄せられていました。

    稼働する「アイガモロボット」
    旋回する「アイガモロボット」

    紫陽花が見ごろな季節です

    • 撮影場所:山口県防府市
    • 撮影日:令和6年6月13日

    今年はなかなか梅雨入りしませんが、6月に咲く花といえば紫陽花(アジサイ)を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。紫陽花の花言葉は「移り気」「辛抱強さ」「浮気」「無常」です。「移り気」は少しずつ色が変化することに由来したとされ、「七変化」といった別名もあります。

    防府市にある「阿弥陀寺」は紫陽花でも有名な所で、境内には本アジサイや西洋アジサイを中心に80種4,000株以上の紫陽花で彩を与えています。西のアジサイ寺を目指し6月1日~30日まで「あじさいまつり」が開催されています。

    紫陽花を眺めながら、ゆっくりとした時間を過ごすのも良いですね。

    仁王門前の紫陽花
    境内に咲く紫陽花


    野菜づくりから始まる地元大学生と地域関係者との連携

    • 撮影場所:山口県山口市
    • 撮影日:令和6年6月4日

    令和6年6月4日(火曜日)、山口市吉敷地区で山口県立大学学生(畑部)と地域関係者による野菜づくり「よしき野菜づくり交流プロジェクト」(仮称)が動き始めました。

    当プロジェクトは、野菜栽培等に関心のあるクラブメンバーと地域関係者が、野菜づくりを通じ、農業を取り巻く情勢に関心・理解を深め、地域の活性化と環境負荷低減の普及啓発を推進することを目的に山口県拠点が仲介し活動を開始しました。

    当日は、キックオフイベントとして、学生、社会福祉法人福寿会、山口市地域交流センターが集り、さつまいもの植付けを行いました。

    学生は、慣れない作業で戸惑う部分もありましたが、地元関係者からの指導により手際よく植付けを行った後、「今日の活動で、知らないことをたくさん知ること・体験することができ良かった。」と活動の感想を話していました。

    今後は、化学農薬、化学肥料を使用しない栽培に取り組むとともに、栽培品目の追加や小学生などとの共同作業、秋には収穫した野菜を地元で開催される収穫祭で販売することを予定しており、早くも収穫への期待が高まっています。

    関係者が集まっての打合せ
    最後に竹を敷設
    野菜苗の植付けの様子


    小学生とその家族が中須の棚田で田植えを体験

    • 撮影場所:山口県周南市
    • 撮影日:令和6年6月2日

    令和6年6月2日(日曜日)、「つなぐ棚田遺産」に認定されている中須の棚田(山口県周南市)で田植え体験(主催:棚田清流の会)が開催されました。

    当イベントは毎年、地区外から多くの小学生とその家族の参加があり、今年の田植え体験も応募開始から一週間程で募集枠30組が満員になるほどの人気ぶりで、当日は総勢110名の参加がありました。

    始めに主催者が田植えの方法を説明した後、大小5枚の田んぼに裸足になって入り、一斉に思い思いの場所に移動。目印に引かれた線の上に苗を植付けしていきました。

    午後からは、野菜の種類当てクイズを交えながら、さつまいも、トマト、なす、きゅうりなどの苗の植付けを行いました。

    県拠点からは、お昼休憩の時間に棚田振興とSDGs、みどりの食料システム戦略について、資料の配布やパネルを掲示して参加者に説明を行いました。

    棚田清流の会の方々は、田植え体験をはじめ、木工細工、そうめん流しなど、年間を通じて様々なイベントを計画し、農村・都市交流と地域活性化に取り組まれており、子供たちの喜ぶ声が活動の源と話されていました。

    イベント当日は、集落内に元気な子供たちの声が響き渡る1日となりました。

    どうやって植えるの?
    (田植えの説明の様子)
    農政局からのお知らせ
    >田んぼと子供たち

    5月

    有機野菜を栽培されている藤井健二さんと意見交換を行いました

    • 撮影場所:山口県防府市
    • 撮影日:令和6年5月28日

    令和6年5月28日(火曜日)、防府市で有機野菜を栽培されている藤井健二さんと、有機農業を始めたきっかけや現状等について意見交換を行いました。

    藤井さんは、大学の農学部を卒業後、有機農産物を取り扱う会社に就職。そこでの消費者等販売相手の反応を目にして、有機農産物を栽培すれば有利販売ができると実感。平成22年に退職して就農。翌年には有機JAS認証を取得しました。

    藤井さんのモットーは、「有機農産物であっても良いものを作れば必ず売れる」。そのために、有機JASで使用できる資材を駆使して日々努力・研究をしています。

    出荷前のブロッコリーは色や形が大変良く綺麗でした。

    今後も「消費者から喜ばれる野菜を栽培していくので、店頭で見かけたら購入してください。」と笑顔で話されました。

    出荷直前の枝豆ほ場の前で
    色・形の整ったブロッコリー


    山口県立大学学生が吉敷畑棚田で田植え

    • 撮影場所:山口県山口市
    • 撮影日:令和6年5月18日

    令和6年5月18日(土曜日)、山口市中心部から車で10分程度にある「つなぐ棚田遺産」に認定されている吉敷畑地区の棚田で、田植え交流会(主催:吉敷畑農業体験実行委員会)が開催されたので参加しました。

    吉敷畑地区は、集落の高低差が200m近くあり、ほ場整備された現在も急傾斜地に約150枚の棚田で営農され、同交流会は、農作業や伝統行事に触れながら、農業・農村や食への理解を深めるきっかけづくりを目的に行なわれました。

    当日は、地域の方々をはじめ地元の山口県立大学の学生、総勢約30名が参加。裸足で田んぼに入り、横一列になって手植えを行いました。

    田植え後、地区の神社で豊作祈願を行い、近くの集会場に移り、学生と地区の方々が一緒に作ったおむすびとみそ汁を囲んで、互いに交流を深めました。県拠点からは、伝統文化の継承や棚田振興とSDGsの推進について説明を行いました。

    田植えの様子
    学生に説明をする職員
    昼食のおむすび

    有機農産物等の学校給食への利用に向けた意見交換を実施

    • 撮影場所:山口県防府市
    • 撮影日:令和6年5月20日

    令和6年5月20日(月曜日)、防府市学校給食センターを訪問し、学校給食における食材調達の仕組や有機農産物等の食材利用状況や課題などをテーマに意見交換を行いました。

    防府市での学校給食に使用する食材については、選定基準を設けて地元産農産物を優先して調達しているとともに、献立に地場産献立や季節の行事食、各地の郷土料理や世界の料理などを取り入れ、昼食時に校内放送で食材を紹介するなど、食育活動にも力を入れています。

    同センターによれば、地元産有機農産物の調達実績はあるものの使用は限定的で、利用拡大するには、ロット数や納入価格、虫などの異物混入物の防止対策などの課題を解決することが必要とのことでした。

    山口県拠点は、同センターが発行している給食だよりを活用した環境にやさしい持続可能な消費に理解を求めたり、引き続き、県、市町、農業者など連携してみどりの食料システム戦略の推進に向けて取り組んでいきます。

    調理室での調理の様子
    当日のメニュー
    熊本県の郷土料理
    「太平燕(タイピーエン)(右)」
    センター担当者から説明を受ける県拠点職員

    今年も県花である「夏みかんの花」が開花時期を迎えました

    • 撮影場所:山口県長門市
    • 撮影日:令和6年5月9日

    山口県の「県花」に選定されている夏みかんが、今年も開花時期を迎え、主産地萩市では4月30日に開花宣言がされ、5月は街中が香水をまいたような甘酸っぱい香りに包まれています。

    夏みかんの原樹は、山口県長門市大日比にありますが、300年以上前に青海島の海岸に漂着した果実を拾って、その種を自宅の庭に植えたのが夏みかんの歴史のはじまりと言われ、その後、萩城下町でも植えられるようになったということです。

    山口県内の県道のガードレールは、夏みかんの皮のオレンジ(橙)に彩色されています。

    甘い香りを放つ夏みかんの白い花
    国の史跡及び天然記念物に指定されている
    大日比ナツミカン原樹(長門市)

    4月

    「飼料用米多収日本一コンテスト」中国四国農政局長賞の表彰式を開催

    • 撮影場所:山口県山口市
    • 撮影日:令和6年4月12日

    中国四国農政局は、令和6年4月12日(金曜日)、株式会社秋川牧園の施設内において「令和5年度飼料用米多収日本一中国四国農政局長賞」の表彰式を開催しました。

    中国四国農政局長賞は、「単位収量の部」と「地域の平均単収からの増収の部」の2部門を設けており、審査の結果、「三輪農園株式会社」(山口市)が両部門で受賞されました。

    同法人は、平成22年産から飼料用米生産に取り組み、令和5年産は、8.1ヘクタールを作付けし10アール当たりの収量が722キログラム(玄米換算)となり、地域の単収を195キログラム上回る収量を記録しました。また、実需者である株式会社秋川牧園から無償提供される鶏糞堆肥の活用や栽培品種の見直し、疎植栽培による箱数削減、田植え同時側条施肥による生産コスト低減・省力化に積極的に取り組まれています。

    受賞した三輪(敏之)代表取締役は、「大変に光栄なことで励みになる。さらなる収量増を目指して頑張りたい」と喜びと今後の取組について笑顔で話されました。

    仙台中国四国農政局長(左)からの表彰授与
    三輪農園  三輪代表(中央)、三輪農園  三輪会長
    報道機関からの取材を受ける三輪農園  三輪会長

    道の駅で大学生の店主が作る、こだわりの「おむすび」と「漁師汁」が人気!

    • 撮影場所:山口県下関市
    • 撮影日:令和6年4月11日

    令和6年4月11日(木曜日)、下関市豊北町の「道の駅北浦街道  豊北」にある「農家さんのおむすび屋  ほくほく」の店主  川野亜梨紗さんと意見交換を行いました。

    川野さんは、現在大学の4年生ですが、2年前の夏に同町での職業体験に参加して以来、飲食店での接客業に魅力を感じていましたが、その後アルバイトをした野菜の減農薬栽培に取り組む生産者(四つ葉農園)と話すうちに6次産業化計画で意気投合し、昨年(令和5年)4月に学校を1年休学し、キッチンカーでのおむすび屋をスタートされました。

    人気商品は、四つ葉農園の米を使った『おむすび』と、角島産のさざえを丸ごと入れた『漁師汁』で、観光客を中心に好評を博しています。

    令和6年4月からは復学し、授業の無い日や休みの日のみ営業されています。

    川野さんは、「飲食業だけでなく、生ごみとなるサザエの殻を野菜の肥料にする資源循環を生み出す会社を在学中に設立したい。」など色々な目標について、目を輝かせながら語ってくださいました。

    【外部リンク】
    ほくほくおむすび  facebook  →    Instagram  →

    店主の川野さん
    角島大橋(山口県下関市豊北町)
    商品紹介
    左上「おむすび」
    右下「漁師汁」
    左下「しあわせるチップス」(新商品)

    お問合せ先

    山口県拠点
    ダイヤルイン:083-922-5404