エムスリーエンジニアリンググループ/BIRの滝安(@juntaki)です。 BIRはビジネスインテリジェンス&リサーチの略で、そこでは医療従事者の会員向けアンケートをベースに、製薬会社へのマーケティング支援を提供する事業を行っているチームです。
先日、チームメンバーの有志でそれぞれが最近使っている技術にフォーカスしたLT会を実施しました。 発表はYouTubeにアップロードしたので、このレポートとあわせてぜひご視聴ください。発表順に紹介していきます。
BIRの新規プロダクト開発と新しい技術のとりいれかた
私の発表です。他の発表の前提となる事業の概要や、(少数精鋭のチームメンバーで)既存サービスの保守をしながら、新しい技術を導入していくための工夫を説明しています。 工夫の例として、Clean Architectureの採用と、Game dayの実施を紹介しています。
FlutterでWebRTCを扱う際のアプリ仕様について
アンケートアプリ初期リリースのメイン開発者の一人だった岩本さんの発表です。 BIRでは最近Flutterでアンケート回答者向けのアプリを作りました。 アプリリリースとほぼ同時期に「音声によるアンケート回答」のトライアルを実施していた背景があり、アプリでもマイクが使える設計にしたのですが、その時の議論が元ネタになっています。 アプリ上のアンケートはWebViewで実現されているので、OSバージョンごとのWebViewの挙動とUXを踏まえた判断が必要でした。
Vue+Tailwind CSSでサクッと管理画面を作る
アノテーションツールを作ってくれている宮地さんの発表です。 実は発表では触れられていないのですが、BIRはこれまでフロントエンドはほぼReactで作っているので、Vue3を使うこと自体もそれなりに新しい試みでした。 見どころはTailwind CSSを使ったライブコーディングです。 ガッツリとしたUIフレームワーク(たとえば、Material UI)を使って、後日ライブラリバージョンアップするときに苦労するケースが割とよくありますが…、 その点、Tailwind CSSはUIフレームワークほどの初速はないものの、バージョンアップなどの保守に伴う苦労が少なく抑えられるかもしれません。
RustでClean ArchitectureなWebアプリをつくる
最後にRustについて、木村さんの発表です。 RustでClean Architectureを適用した場合に、依存関係の逆転をどうやって実装するか、何パターンか具体的な例をもとに説明してくれています。 Rust固有の所有権の話なども出てきていますが、それ自体の説明も合わせてあるので、Rustを知らなくてもなんとなくわかる内容になっていると思います。 2つめのアイデアが実用的には良いんじゃないかという話をしたあとに、もっと良い第4のアイデアを思いついたらしいので後の発表に期待しています…!
まとめ
LT会のアーカイブの紹介でした!#2も近いうちに実施しようと考えています。
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