日本全国にある鹿島神社の総本社『鹿島神宮』は、澄んだ空気とアクセスの良さ、周辺グルメの充実ぶりで日帰り旅にぴったり。
今回は鹿島神宮がどんな神社なのかまとめてみたよ!
鹿島神宮について
神武天皇元年(紀元前660年)の創建と伝えられている、日本最古とされる神宮のひとつ。
日本建国・武道の神様である『武甕槌大神』を御祭神とする神社であるため、徳川将軍家を始めとする武家の信仰が篤く、国宝、重要文化財などを数多く有する。
日本全国に約600社ある鹿島神社の総本社である。
平安時代から神宮と呼ばれた日本三大神宮(伊勢神宮、香取神宮、鹿島神宮)のひとつ。
アクセスの良い神社であることも魅力。
電車であれば鹿島神宮駅から徒歩10分ほど、東京駅から鹿島神宮まで直行の高速バスもある。
もちろん駐車場も複数用意されているので車で訪れることもできる。
今回利用した第二駐車場で平日だったので無料で利用できた。
アクセス・駐車場 | 鹿島神宮
- 第一駐車場(有料)60台 大鳥居横
普通車300円 / 中型車500円 / 大型車700円 - 第二駐車場(無料)55台 徒歩5分
土日祝日・繁忙期は有料になることがある
Google マップ:鹿島神宮 第二駐車場
鹿島神宮通り沿いにあるので、駐車場から鹿島神宮まで迷うことはない。 - 鹿嶋市宮中地区駐車場(平日無料)150台 徒歩3分
土日祝日・正月・祭礼時は有料 - 御手洗駐車場(無料) 本殿周辺まで距離あり
正月・祭礼時のみ有料
2021年に全国の魅力度ランキングで最下位となった茨城の魅力を探るため、日帰り旅で茨城県を探索中。
そんな『茨城の魅力を探す旅』で2回目の行先として選んだのが鹿島神宮とその周辺エリアだった。
境内案内
東京ドーム15個分に及ぶ鹿島神宮の境内地は、すべて周ると2時間ほどかかる広さ。
境内案内 | 鹿島神宮
大鳥居から奥宮までは、ほぼ高低差のない一直線。
玉砂利ではあるものの高低差の程度は車椅子でも移動できそう。
途中の楼門などに少し高さがあるものの木製のスロープあり。
奥宮から左側に反れる御手洗池までは階段と坂道が続くため、杖で歩いていた方はこの先を断念していた。
現在令和の大改修が行われている。
令和の大改修期間(予定):2021年上旬~2026年上旬
大鳥居(二の鳥居)
東日本大震災で倒壊し、平成26年6月1日に竣工
震災で亀裂が入った大鳥居は、30分後に倒壊するも人身の被害なし。
避難誘導後に倒れるなんて、神がかってる。
大鳥居は別名『二の鳥居』、その名の通り二つめの鳥居。
では一つめの鳥居はどこにあるのか?
ここから徒歩25分ほど西の霞ヶ浦北浦沿いにある。
車であれば10分もかからないので時間がある方は是非『西の一之鳥居』から訪れてみて。
詳しくは後述。
楼門
重要文化財
高さ約13m
寛永11年(1634年)、水戸徳川初代藩主の頼房卿により奉納される
さきほどの大鳥居の奥に見えていたのが鮮やかな赤い楼門。
楼門の右手前にある看板の矢印のすぐ先が高速バス乗り場。
手水場が閉鎖されていたのは、コロナ禍の影響かな。
なんとなくこのまま進むのはためらわれて、流れ落ちる少ない水量で両手だけ清めてから進むことにする。
授与所
授与時間 毎日8:30~16:30
楼門をくぐるとすぐ左側にある授与所。
御守・御札を求めている方はこちら。
社殿(本殿・石の間・幣殿・拝殿)
重要文化財
本殿・石の間・幣殿・拝殿の4棟からなる社殿は、元和5年(1619年)、徳川2代将軍の秀忠公が寄進。
手前に見えるのが拝殿。
結婚式の際に上がることができる。
社殿の向かい側に授与所があるよ。
この場所から反対側の奥宮方面が方面を見てみよう。
1~2段ほどの段差があるけど、木製スロープがある。
奥参道
奥参道の長さ:奥宮まで続く約300m
5月1日には流鏑馬神事が行われるので、訪れた4月下旬には馬場が用意されていた。
神聖な場所なので立ち入らないように注意書きがあって、杭で囲われてたよ。
鹿園
現在でも鹿が神の使いとして大切にされている。
鹿を見ているのか、鹿に見られているのか。
摂社 奥宮
御祭神 武甕槌大神荒魂(たけみかづちのおおかみあらみたま)
慶長10年(1605年)徳川家康が現在の本殿の位置に本宮として奉納したものを、その14年後に現在の位置に遷した。
令和の大改修により、奥宮は檜皮屋根の葺き替えで蘇ったよう。
御手洗池に行くためには奥宮の向かいにある階段と坂を下りていく。
ここからは足の悪い方には難所となる。
坂は左側通行で、道の中央部には手すりがある。
坂を下りるとすぐ右に売店、その奥に御手洗池。
御手洗池
昔は参拝前に禊をした場所で、現在でも1日40万リットリ以上の湧水があるパワースポット。
上から覗き込むと意外に深い池には鯉が泳いでいて、鳥居の奥(写真右側)でお水取りができる。
お水取りが可能で煮沸すれば飲むこともできる。
年始には200人もの人が大寒禊を行うんだって。
売店(湧水茶屋 一休・ひとやすみ)
御手洗池の湧水を使ったコーヒーや蕎麦などが食べられる。
私が訪れたときは、残念ながら改装中で飲食はできなかった。
人気のベーカリー『One Hundred Bakery(ワンハンドレッド ベーカリー)』が作る湧き水を使ったパン『One Hundred 食パン』が販売されている。
ちょっと俗世の香りがする。
このベーカリーのカフェが近くにあるよ。
売店の目の前は公園のように自然が広がり、ベンチもあるからひと息つくのに良い場所だよ。
緑と水の音に癒されよう。
この順路で、当初見た通り確かに2時間かかった。
緑の中だと空気が澄んでいて、歩いているだけで体が浄化された気分。
鹿島神宮は間違いなく茨城の魅力!
神社情報
(2022年5月現在)
茨城県鹿嶋市宮中2306-1
0299-82-1209
24時間参拝可能 ※1月1日(元日)のみ午前0:00より開設
神符守札授与所 8:30~16:30
御祈祷受付 8:30~16:30
鹿島神宮宝物館(現在休館中)
駐車場:○(第一駐車場・普通車60台 / 第二駐車場・普通車55台 / ※臨時駐車場(繁忙期のみ)・普通車330台)
https://kashimajingu.jp/
電車
鹿島神宮駅:徒歩10分(JR:鹿島線)
高速バス
東京駅~鹿島神宮:2時間(JRバス関東・関東鉄道・京成バス 共同運行)
車
潮来IC:約15分(東関東自動車道)
周辺情報
鹿島神宮を訪れる際に巡った周辺の情報。
早朝に朝食が食べられる道の駅や、お土産を買った老舗菓子店、おしゃれカフェに人気のパン屋、海岸沿いの駐車場までをまとめてみたよ。
鹿島神宮 西の一之鳥居
鹿島神宮の周辺にある4つの鳥居のひとつ。
現在の鳥居は平成25年竣工と比較的新しい。
駐車場はないので川岸から写真を撮る。
鳥居を助手席側の窓に収めた写真を撮ってみよう!
(2022年5月現在)
茨城県鹿嶋市大船津2251 沖
駐車場:×
https://kashimajingu.jp/guidance/周辺案内
電車
鹿島神宮駅:徒歩25分(JR:鹿島線)
車
潮来IC:約10分(東関東自動車道)
道の駅いたこ
潮来IC、鹿島神宮が車10分圏内。
レストラン『おふくろ亭』で7:00から朝食が食べられるよ。
老舗菓子店◆丸三老舗
鹿島神宮参道で文政5年(1822年)創業した老舗。
皇室献上菓や、カフェもあって第二駐車場から近いのでお土産を購入した店。
カフェ◆ESPRESSO D'WORKS 鹿嶋
おしゃれな店内で味わうも、テイクアウトで楽しむのもあり!
鹿島神宮の売店で販売しているパンを作っている『One Hundred Bakery(ワンハンドレッド ベーカリー)』のカフェ。
パン屋◆ラ・ファリーヌ
鹿島エリアで人気のパン屋を検索すると必ず名前が出てくるパン屋。
完売により早く閉店することもあるので注意してね。
下津(おりつ)海水浴場
車なら鹿島神宮から10分ほどで海岸まで行けるよ。
スイーツとコーヒーを用意して車中ピクニックした場所。
(2022年5月現在)
茨城県鹿嶋市下津
24時間
駐車場:○(海水浴場設置期間・有料 / 期間外・無料)
トイレ:○
https://city.kashima.ibaraki.jp/site/kankou/3075.html
電車
鹿島神宮駅:徒歩10分(JR:鹿島線)
バス
市営団地前バス停:徒歩約9分(湖岸海岸線[鹿嶋コミュニティバス])
小作宮バス停:徒歩約9分(湖岸海岸線[鹿嶋コミュニティバス])
車
潮来IC:約20分(東関東自動車道)
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