AIやロボット技術を
もっと身近に
近年、新しいAI技術の開発が、情報通信技術やロボットを発展させるものとして、ますます注目を集めています。この研究の最終的な目標は、日常生活や日々の仕事などごく身近なところでもロボットの導入を容易にすること。そのためには、今のAI技術をさらに進化させる必要があります。
研究内容
人間は、ほとんど予備知識がなくても、目にした物体の位置や大きさ、堅さ、質感など瞬時に認識して、適度な力で正確に「掴む」ことが出来ます。この作業をロボットで行うことは実は簡単ではなく、事前に対象物ごとに細かな情報を設定しなければなりません。AI技術を用いることでそのような事前の設定はある程度不要になりますが、現状のAI技術は膨大なデータ(ビッグデータ)を解析する必要があり、現状まだまだコスト面などでどこでも簡単に導入することはできません。
私たちの研究室では、非常に限られた事前情報(例えば、数枚の画像や音声)だけで未知の物体を認識することを可能にする次世代AIを開発し、私たちの日常生活にAIロボットがあたり前にある社会を目指しています。
課題
現在のAIは、大規模データ(ビッグデータ)を解析することにより結果を得ることは出来ますが、実際にはそのようなビッグデータが無いケースが多く、少ない情報でも解析できる次世代のAI技術が求められています。
この研究で、
暮らしはどうなる?
現在でもAIやロボットは私たちの生活の中で増えてきていますが、今後、少子高齢化が進み、人手不足となることが予想される未来社会においてさらに高度になったAIやロボットがそれを補う役割を担い、私たちの生活をさらに豊かにしてくれるでしょう。
今後の展望
現在数社の民間企業との共同研究のなかで、実際の製造現場での実証を予定しおり、この次世代のAI技術の数年後での社会実装を目指しています。また、今後も社会ニーズに応えることのできる技術を開発していきます。
研究の魅力
実際にロボットに触れながら、自身の知的好奇心に従って試行錯誤出来ること。そしてそれが社会貢献に繋がること。
「知能ロボット」。
人と共存・共生する知能ロボット研究は、
将来社会を大きく変えることができる可能性を秘めた技術です。
必須アイテム
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■ ロボットソフト面をパソコンだけで研究するのではなく、ハードにも触れながら開発することが大切です。
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■ 教科書私が書いたAIとロボットの教科書。世界中の学生に利用されています。
1日のスケジュール
出勤 電車で1時間半ほどかかってしまいます。 |
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業務開始 最先端の研究論文を読みます。 |
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メール対応 学生へのメールや、学会などのメール対応。 |
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実験室で学生対応 | ||
お昼休み | ||
知能ロボットの講義 | ||
共同研究先企業と 研究打ち合わせ |
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共同研究先大学と 研究打ち合わせ |
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帰宅 |
ライフスタイル
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■ 子供の頃の夢小学生の頃、数学に興味があったので数学者になりたかったです。大学などで学びを進めるにつれ社会に直接的に貢献できる工学に惹かれました。
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■ 研究者を志したきっかけは十数年前、九工大の建学の理念「技術に堪能なる士君子」を見た際、学生の品格を最も重視する教育方針に感銘を受け、九工大の教員を志しました。
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■ 尊敬する人物稲盛和夫。どんな困難でも乗り越える力強いひとです。著書「生き方」は、中国語版も日本語版も読みました!
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■ 性格ポジティブ。どんなことでも良い方向に向かうよう考えます!
学生の頃に
「しておいてよかった」
「しておけばよかった」
もし大学教員
ではなかったら
九工大のおすすめポイント
中高生へのメッセージ
この研究に
興味がわいたら…
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