出願の際は、募集する学部・学科のグローバル・フードビジネス・プログラム(略称:GFBP)を選択してください。なお、グローバル・フードビジネス・プログラムの選考方法は、各学部・学科の選考方法と同様となります。
次に掲げる知識・技能や能力、目的意識・意欲を備えた人を受け入れます。
「食」は、世界をつなぐコンテンツ。
フードビジネスは、地球のさまざまな問題と関わり、
人々の豊かさと幸せをサポートする成長産業です。
和食がユネスコ(国際連合教育科学文化機関)の「無形文化遺産」に登録(2013年12月)
日本食レストランが世界各地で急増し、日本食が健康的で理想的な食生活スタイルとして注目を集めている。
▶フードビジネスは、私たちの生活・生命を支える産業であると同時に、地域経済を支える存在。
▶農林水産業、食品工業、卸売業、小売業、飲食業など、生産から加工、消費に至るまで「食」を支えるビジネスはさまざま。
▶食と健康、食と美容、食と介護、食と栄養、食と農、食と暮らし、食とデザイン、食と建築、食と観光、食とデジタル、食とバイオ、食とコミュニケーション、食と景観、食とアート、食とスポーツ、食と心、食と地域活性化等
*「農畜食料に関わる企業家やスタートアップで構成される、生産・流通・マーケティング・ビジネスモデルにイノベーションをもたらすエコシステム」(DigitalFoodLab)のこと。
生産から加工、販売まで、「食」が消費者に届くまでのあらゆるプロセスのなかで新しい価値を創造し、人々の集う場や憩う場、幸福な時間を生み出す。
外部からの観光客の誘引、6次産業化(地産地消)、交流人口の増加、地域イメージの向上。
海と大地に恵まれ第一次産業が盛んな九州は、食品メーカーも多く、フードビジネスにおいて大きな将来性(ポテンシャル)を持っています。ここで求められているのは、グローバルとローカル双方の視点を持ち、フードビジネス全体を視野に入れてアクションを起こせる人材です。九産大では、5学部・6学科に、それぞれの専門と文系・理工系・芸術系の「食」や「ビジネス」に関する科目、語学、ITスキルなどを幅広く学ぶ「グローバル・フードビジネス・プログラム」を新設します。それぞれの学びを基礎として、幅広い知識力、発想力、問題解決力を身につけ、世界のフードビジネスをリードする人材を育成するプログラムがここから始動します。
所属学部の知識を基礎として、フードビジネスに関する深い知見を養い、地域に根ざした視点を持ちながら、グローバル化するフード産業で活躍できる人材育成を目指します。GFBPは、文理芸融合の特色ある総合大学、九産大だから学べるプログラムです。
GFBPのプログラムは、文理芸各学科の科目と独自のカリキュラムで構成されています。さらに、経済学・経営学・地域学・食品科学・芸術学などの多彩な視点を取り入れながら、生産から消費までの食の流れやヴィーガンやプラントベースなど、世界の食のトレンドを学びます。少人数教育と現場・実践力重視の学びにより、新しいフードビジネスの可能性を深く掘り下げて、即戦力として活躍できる「フードビジネスの未来の担い手」を育成します。
人は生まれてから死ぬまで「食べる」ことを繰り返して年を重ねます。フードビジネスはの営みを支えていく活動で経済を形作っています。素材をつくる生産者、調理・加工を担う技術、流通・提供を担うサービス、より正確に伝える情報発信、全体を支えるマネジメント等様々な要素が関わって成り立っています。厳しい時代にあっても喜び溢れる人々の食を創っていくために、皆さんと一緒に学び進んでいきたいと考えています。
今朝あなたは何を食べましたか。なぜそれを食べたのでしょうか。ひとびとは多様な理由に基づき「何を食べるか」を選んできました。「食べることは生きること」と言われるように、食は生命を支えるとともに喜びをもたらしてくれるものでもあります。一方で、現代社会において食のシステムは複雑さを増し、持続可能性の危機に直面しています。私たちはこれから何をどんなふうに食べていけばいいのか、食の未来を一緒に考えていきましょう。
本科目では、九州を中心とする企業や自治体が抱えるフードビジネスに関する動向やトレンドを理解し、人材育成、食生活の改善、食料の供給、食材のブランド強化及び海外展開などの課題にどのような解決策が講じられ、有効に機能しているかについて、地域または企業を事例にグループワークを行います。「PBL A」では、主に生産者や一次流通、「PBL B」では主に小売り、二次流通に関わる課題を中心に実践的に取り組み、主体的な学び、対話的な学び、深い学びを通して課題解決に必要な知識やスキルを身に付けます。
本科目では、「PBL A・B」の発展科目として、自身やグループで特定の企業または地域を選び、フードビジネスに関する現状を把握した上で問題点を発見し、改善やイノベーションに資する提案をまとめプレゼンします。社会で即戦力として活躍するために必要とされるコミュニケーション力、課題発見力、解決に導く力を養うことを目的とします。
本学と連携や協定を結んでいる企業または地域から出された課題の解決に取り組みます。学生が研究員となって現状を分析し、問題点を発見、その問題点を改善・解決するプランとして商品の開発や新事業の提案または地域活性化の提案などを行います。
ハワイの大学で、グローバル化が進むフード産業で必要な国際感覚を養い、併せて現地の食料生産から加工・流通・販売・消費に至るフードシステム及びフードビジネスを学びます。本学の各種のKSU-Learn Abroad Programに参加し、選考基準を満たした学生は「奨励金給付」を受け、現地研修に参加することができます。
GFBPでは、専門研究員及び企業の実務担当者が、フードビジネスの課題解決に取り組む「フードビジネス未来ラボ」を設置。2年次の学生は、学生研究員として、食品開発に関するデータ作成と管理や商品の企画・開発、さらには商品の問題解決に向けた提案など、実践的な研究を行います。