- 水稲除草剤
- 新発売
先陣®200FG
関連資料
基本情報
種類名 | ジメタメトリン・ピラクロニル粒剤 |
---|---|
有効成分 | ジメタメトリン 1.5%/ピラクロニル 7.5% |
RACコード (作用機構分類) |
除草剤分類 5、14 |
登録番号 | 第24692号 |
毒性 | 普通物* |
有効年限 | 5年 |
包装 | 2kg×1 |
WCSマニュアル 掲載状況 |
掲載あり |
WCSマニュアルとは㈳日本草地畜産種子協会編「稲発酵粗飼料生産・給与技術マニュアル」を指します。
特長
- 藻類と表層はく離に高い効果を示す水稲用初期除草剤です。
- 幅広い草種に対して効果を示します。
- 効果の発現が非常に速い特性があります。
- FG剤は軽量かつ水面を自己拡散する新しい製剤です。
- 適切な水管理ができる圃場であれば、圃場の大小に関わらず畦畔から散布可能で、散布労力と時間の軽減に貢献します。
- 無人航空機(ドローン等)でも散布可能です。1キロ粒剤よりも軽く、短時間に散布が終了するためバッテリー消費を節約できます。
- 適用内容と使用法
- 使用にあたって
作物名で絞り込み
本資料の記載内容は2024年10月16日現在の登録内容に基づいています。
作物名 | 適用雑草名 | 使用時期 | 使用量 | 本剤の使用回数 | 使用方法 | ジメタメトリンを含む農薬の総使用回数 | ピラクロニルを含む農薬の総使用回数 |
移植水稲 |
一年生雑草 | 植代後~移植7日前又は移植直後~ノビエ1葉期 ただし、移植後30日まで | 200g/10a | 1回 | 湛水散布、湛水周縁散布、水口施用又は無人航空機による散布 | 2回以内 | 2回以内 |
移植水稲 | マツバイ | 植代後~移植7日前又は移植直後~ノビエ1葉期 ただし、移植後30日まで | 200g/10a | 1回 | 湛水散布、湛水周縁散布、水口施用又は無人航空機による散布 | 2回以内 | 2回以内 |
移植水稲 | ホタルイ | 植代後~移植7日前又は移植直後~ノビエ1葉期 ただし、移植後30日まで | 200g/10a | 1回 | 湛水散布、湛水周縁散布、水口施用又は無人航空機による散布 | 2回以内 | 2回以内 |
移植水稲 | ヘラオモダカ | 植代後~移植7日前又は移植直後~ノビエ1葉期 ただし、移植後30日まで | 200g/10a | 1回 | 湛水散布、湛水周縁散布、水口施用又は無人航空機による散布 | 2回以内 | 2回以内 |
移植水稲 | ウリカワ | 植代後~移植7日前又は移植直後~ノビエ1葉期 ただし、移植後30日まで | 200g/10a | 1回 | 湛水散布、湛水周縁散布、水口施用又は無人航空機による散布 | 2回以内 | 2回以内 |
移植水稲 | ミズガヤツリ | 植代後~移植7日前又は移植直後~ノビエ1葉期 ただし、移植後30日まで | 200g/10a | 1回 | 湛水散布、湛水周縁散布、水口施用又は無人航空機による散布 | 2回以内 | 2回以内 |
移植水稲 | ヒルムシロ | 植代後~移植7日前又は移植直後~ノビエ1葉期 ただし、移植後30日まで | 200g/10a | 1回 | 湛水散布、湛水周縁散布、水口施用又は無人航空機による散布 | 2回以内 | 2回以内 |
移植水稲 | オモダカ | 植代後~移植7日前又は移植直後~ノビエ1葉期 ただし、移植後30日まで | 200g/10a | 1回 | 湛水散布、湛水周縁散布、水口施用又は無人航空機による散布 | 2回以内 | 2回以内 |
移植水稲 | コウキヤガラ | 植代後~移植7日前又は移植直後~ノビエ1葉期 ただし、移植後30日まで | 200g/10a | 1回 | 湛水散布、湛水周縁散布、水口施用又は無人航空機による散布 | 2回以内 | 2回以内 |
移植水稲 | アオミドロ・藻類による表層はく離 | 植代後~移植7日前又は移植直後~ノビエ1葉期 ただし、移植後30日まで | 200g/10a | 1回 | 湛水散布、湛水周縁散布、水口施用又は無人航空機による散布 | 2回以内 | 2回以内 |
使用上の注意
- 使用量に合わせ秤量し、使いきってください。
- 本剤は雑草の発生前から生育初期に有効なので、ノビエの1葉期までに時期を失しないように使用してください。なお、多年生雑草は生育段階によって効果にフレが出るので、必ず適期に使用するように注意してください。ホタルイ、ウリカワ、ミズガヤツリ、ヒルムシロ、コウキヤガラは発生始期まで、ヘラオモダカ、オモダカは発生前まで、アオミドロ・藻類による表層はく離は発生始期までが本剤の使用適期です。また、一年生雑草のミズアオイは発生始期までが本剤の使用適期です。オモダカ、コウキヤガラは発生期間が長く遅い発生のものまで十分効果を示さない場合があるので、必要に応じて有効な後処理剤との組み合わせで使用してください。
- 使用に当っては、水尻を止め5~6cmの湛水状態に保ってください。本剤使用後、少なくとも3~4日間は通常の湛水状態を保ち、使用後7日間は落水、かけ流しはしないでください。なお、水口施用の場合は、あらかじめ田面が露出していないよう水深を確保した状態で、入水時に本剤を水口に施用し、流入水とともに水田全面に拡散させ、処理後田面水が通常の湛水状態に達したときに必ず水を止め、田面水があふれ出ないよう注意してください。水口に対して向かい風が吹いている場合は、拡散が不十分になるおそれがあるため水口施用はさけてください。
- 藻や浮き草が多発している水田では、拡散が不十分となり部分的な薬害や効果不足を生じることがあるので使用をさけてください。
- 浅植え、浮き苗が生じないように、代かき、均平作業および植え付けはていねいに行ってください。未熟有機物を施用した場合は、特にていねいに行ってください。
- 除草効果が低下するおそれがあるので、著しい降雨が予想される場合には使用を控えてください。
- 本剤を無人航空機で散布する場合は「製品情報と注意事項」の見方、「空中散布、無人航空機(無人ヘリコプター等)散布・滴下に関する注意」をご参照ください。
- 空袋等は圃場などに放置せず、適切に処理してください。
- 本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意するほか、別途提供されている技術情報も参考にして使用してください。特に初めて使用する場合や異常気象の場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。
薬害
- 軟弱な苗を移植した水田、極端な浅植えをした水田、極端な深水となった水田および砂質土で漏水の大きな水田(減水深2cm/日以上)では、薬害を生じるおそれがあるので使用しないでください。
- 本剤はその殺草特性から、いぐさ、れんこん、くわいなどの生育を阻害するおそれがあるので、これらの作物の生育期に隣接田で使用する場合は十分注意してください。
- いぐさ栽培予定の水田では使用しないでください。
- 本剤使用後の田面水を他作物に灌水しないでください。
水産動植物への注意
- 水産動植物(藻類)に影響を及ぼすので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用してください。
- 無人航空機による散布で使用する場合は、飛散しないよう特に注意してください。
- 散布後は水管理に注意してください。
- 散布器具および容器の洗浄水は、河川等に流さないでください。また、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。
安全使用上の注意
- 本剤は眼に対して強い刺激性があるので、散布の際は保護メガネを着用して薬剤が眼に入らないように注意してください。眼に入った場合には直ちに十分に水洗し、眼科医の手当てを受けてください。使用後は洗眼してください。
- 本剤は皮膚に対して刺激性があるので、散布の際は手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用して薬剤が皮膚に付着しないよう注意してください。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落としてください。
- かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意してください。
貯蔵上の注意
- 密封し、直射日光をさけ、なるべく低温で乾燥した場所に保管してください。
- 適用内容と使用法
- 使用にあたって