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教職大学院 入学定員充足率が3年連続上昇

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文部科学省

 教職大学院の令和6年度の入学定員充足率が85・6%だったことが文科省の調査で分かった。同省が国立大学の教員養成系の修士課程を教職大学院に移行した後、定員が大幅に増えたため、充足率は一時期80%を下回ったが、4年度から3年連続で上昇した。
 令和6年度入学者選抜の実施状況を教職大学院54校(国立47、私立7)に聞き、26日公表した。
 入学定員の合計は2544人(前年度同)、志願者は2648人(前年度比50人減)、入学者は2178人(同17人増)で、充足率は85・6%(同0・7ポイント増)だった。入学者のうち現職教員は870人(同10人減)、学部新卒が1308人(同27人増)と、ストレートマスター(学部新卒学生)の増加が充足率を押し上げていた。一方、設置者の違いによる差は大きく、国立は87・8%、私立は60・5%だった。
 教職大学院をめぐっては、来年度から教員になった人を対象に奨学金の返還免除を実施することが決まっており、教職大学院関係者からは志願者の増加を期待する声が上がっている。

文科省資料から

文部科学省

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