「四百年遠忌記念特別展 大名茶人 織田有楽斎」 サントリー美術館、織田信長の弟を捉えなおす
サントリー美術館(東京都港区)は、1月31日から3月24日まで茶人・有楽斎(うらくさい)に関する「四百年遠忌記念特別展 大名茶人 織田有楽斎」を開催する。
同美術館によると、有楽斎こと織田長益は、1547(天文16)年に織田信長の弟として生まれた。武将として活躍し、晩年には京都・建仁寺の塔頭「正伝院」を再興し、隠棲。院内に建てた茶室「如庵」は国宝に指定され、現在は愛知県犬山市の有楽苑内にあるという。
一方、本能寺の変では、二条御所にこもる長益の主君・信忠(信長の長男)が自害したにもかかわらず、長益は御所を脱出したことから、京の人々には「逃げた(男)」とやゆされたという。
展覧会では「信長、秀吉、家康に仕えて時流を乗り切り、晩年を京で過ごした織田有楽斎の心中には、どのような思いがあったのか。2021年に400年遠忌を迎えた有楽斎という人物を、いま一度総合的に捉えなおそうと構成した」としている。
開館時間は午前10時~午後6時(午後8時まで開館の日も)。休館日は火曜日(3月19日は午後8時まで開館)。入館料は当日券一般1600円、大学・高校生1000円、中学生以下は無料。
詳細はサントリー美術館ホームページ。