愛知県では、食品ロス削減に向けた取組に力を注いでいます。2017年３月には「食品ロス削減に関する庁内連絡会議」を設置し、部局間での連携を開始しました。また、2019年10月には「食品ロスの削減の推進に関する法律」の施行を受け、県としてもより一層食品ロスの削減及び周知啓発を推進するため、児童を対象とした環境学習プログラム「学ぼう！へらそう！『食品ロス』～大切な食べ物を、おいしく食べきるために～」（以下、「本プログラム」といいます。）を作成しました。クイズを含むすごろく（以下、「クイズすごろく」といいます。）や動画により、楽しみながら食品ロス削減に向けた学びを深めることができます。愛知県環境局資源循環推進課 一般廃棄物グループにお話を伺いました。

　「Tポイント」・「Tカード」を運営するCCCMKホールディングス株式会社は、同ポイントサービスを用いて集積された購買データを活用し、食に関する社会課題を解決する取組「Tカードみんなのエシカルフードラボ」を展開しています。中でも「エシカルフードアクションスコア」は、日本におけるエシカルフードの基準を明確化させ、エシカルフードの購買を推進する取組です。ＣＣＣＭＫ ホールディングス株式会社 瀧田様にお話を伺いました。

ファッション業界は、大量生産、大量消費、大量廃棄により環境への負荷が大きい産業と言われており、国際的な課題となっています。それに伴い、衣服の生産から着用、廃棄に至るまで環境負荷を考慮したサステナブル（持続可能）なファッションへの取り組みは、近年急速に拡がっています※。若者たちにとっても、サステナブルファッションやエシカル消費は、関心の高い分野です。株式会社ゴールドウインでは、インターネットやアプリを使用し、自分の衣服をはじめとするモノを簡単に売買することのできる世代である高校生を対象に、自身の衣生活と環境との関わりを自分事として学ぶことができる家庭科教材『服の一生を考えよう』を開発しました。株式会社ゴールドウイン 山内様にお話を伺いました。 ※出典：環境省ホームページ「SUSTAINABLE FASHIONこれからのファッションを持続可能に」

　日本における食品ロスは年間523万トン※１にも上り、社会課題となっています。小売店舗等では、消費・賞味期限間近の商品に対しては値下げを行い、消費者に購買を促す手立て等が一般的ですが、ここに「楽しさ」を付加して食品ロスを削減する「もぐもぐチャレンジ」が展開中です。シンプルでポジティブなこの取組により、子どもから大人まで日常的な消費行動が社会課題解決に向けた一歩へと転じています。株式会社アッシェ穐津様よりお話を伺いました。 １：令和３年度推計（農林水産省及び環境省）

【法政大学大学院政策創造研究科准教授　（公財）消費者教育支援センター理事・首席主任研究員　柿野成美】各界から応募された消費者教育教材を、選考委員会によって優秀賞が選出され、さらに教育現場で先生方が活用した上で内閣府特命担当大臣賞の選考が行われる「消費者教育教材資料表彰」。消費者庁も後援するこの表彰制度について、主催者である公益財団法人消費者教育支援センター理事で首席主任研究員の柿野成美氏に伺いました。