言わずと知れたお茶大国イギリスの老舗ブランド「Twinings(トワイニング)」は、紅茶好きにとって馴染み深い存在でしょう。日本国内においても「Twinings」の紅茶はスーパーや専門店などで入手可能で、愛飲者も少なくありません。
それに対し、新興紅茶ブランド「TWG Tea」をご存知でしょうか?アジア方面へ出かけることが多い旅行マニアの方々であれば、きっと一度二度とは言わず目にしたことがあるであるこのブランド。一見すると「Twinings」の別称や、サブブランドのように思えませんか?
実は、このTwiningsにそっくりな「TWG Tea」は、Twiningsとは全く無関係のシンガポール発の紅茶ブランド。騙された方もきっと多いことでしょう。本記事では、そんな謎に包まれた「TWG Tea」の正体に迫るとともに、TWGならではの魅力について紹介して参ります。
TwiningsにそっくりなTWG Tea
先述の通り、TWG Tea(ティー・ダブリュー・ジー・ティー)は、イギリスの有名紅茶ブランド「Twinings」とは全く無関係のシンガポールブランド。知らず知らずのうちに、Twiningsだと思い込んだまま利用している方も少なくないのではないでしょうか。
TWGの特徴は何と言ってもTwiningsにそっくりなところ。名前だけでなく、ロゴのフォントや文字の配置、少しクラシカルな雰囲気のパッケージングなど、何となく似てるけどパクリとは言い切れない、絶妙なそっくり加減がツッコミどころ満載。
ちなみに、TWGのロゴに「1837」と書いてあるものの、実際の創立年は2008年。一方Twiningsはロゴに記載の通り1706年に誕生したブランドであることを考えると、TWGの方はかなり若いブランドであるのに加え、「じゃあその1837って何の数字だよ!」とツッコみたくなってしまいます。
ところで名前の「TWG」は「The Wellness Group」の略称らしいです。なんでも「茶葉の持つ自然治癒力」をコンセプトに、ウェルネスを意識しているとのこと。本当にそうなのか、後付けなのか、真相は定かではありませんが・・・
Twiningsとは異なる魅力を持ったTWG Tea
そんなTWG Teaですが、商品もTwningsにそっくり。Twinings同様、クラシカルで伝統的な紅茶葉を主力商品としています。但しTwiningsと大きく異なるのが、TWGは実店舗をかなり積極的に展開しているということ。シンガポール国内は勿論のこと、インドネシアや香港など、アジア各国へ進出しており、東南アジアにおいてはもはやTwiningsよりも知名度が高いと言っても過言ではないかもしれません。最近では東京にも進出してきましたね。やはりTwiningsだと誤解して訪ねる客が後を絶たないそうですが・・・
実店舗では茶葉を販売しているだけでなく、中にはその場でお茶を飲むことができるサロン併設店舗もあります。また、お茶だけでなくマカロンなどのペストリーも販売しており、さながらイングリッシュ・アフタヌーン・ティー気分を味わうことも可能。Twiningsは実店舗展開をほとんど行っていないのに対し、TWGではより濃い世界観を体験できると言えます。
ちなみに、肝心のお茶の味ですが、正直Twiningsとの違いがそんなに分かりませんでした!筆者が馬鹿舌というのもあるかもしれませんが、お茶の違いは繊細であまり差を感じられにくいものなのかもしれません。実際、Twiningsだと思いながらTWG Teaのお茶を飲んでいる人も多くいることから、品質は決して劣るものではない、ということができると思います。
シンガポールトランジットにもお勧め
TWG Teaの実店舗はシンガポール中に点在しており、特にチャンギ国際空港においては4つのターミナル全てに入居しています。そのため、短い時間のトランジットでもゆっくり利用が可能。せわしい空港内散策があまりお好きでない方は、TWG Teaのお店に足を運び、美味しいお茶と甘いスイーツで旅の疲れを癒してみてはいかがでしょうか。
オリジナル商品もとても可愛いのでオススメです!
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