おつかれさまです。
2024年放送の大河ドラマ『光る君へ』は、「源氏物語」の作者・紫式部の物語。
ということで、宇治にある『源氏物語ミュージアム』へ。
宇治旅行をする人は、興味の有無に関わらず、要チェックです!
『源氏物語ミュージアム』とは
京都府宇治市にある公立博物館『源氏物語ミュージアム』は、模型や映像を使って「源氏物語」の世界を分かりやすく紹介するミュージアム。
3000冊以上もの蔵書や、定期的に開かれる講座で、より深く「源氏物語」を学ぶことができます。
また、平安時代の貴族の暮らしや文化を知ることが出来るので大河ドラマ『光る君へ』に備えて行っておきたいミュージアムでもあります。
初夏は眩しい青紅葉が迎えてくれます!
「源氏物語」ファンなら一度は訪れたい!
もちろん、「源氏物語」初心者も気軽に楽しめる構成になっています。
ただ、「源氏物語」に全く興味がない人はつまらないと思われます。
それでもおすすめしたい理由が3つあります!
おすすめしたい理由
①入館料が安い!
入館料は、大人600円 / 子ども300円です。
わたしは1,000円くらいすると思っていたので、安く感じました。
実際に見学してみても、これが600円は安い。
東京にある摩訶不思議な金魚のミュージアムは3000円近くしますけど...。
600円なら、「源氏物語」ファンにとっては安いし、興味がない人にとってもそこまで高くないと思います。
行ったら興味が湧いてキタ━━(゚∀゚)━━!!
なんてこともあるかもしれません。
②カフェがある!
600円でも払いたくない!
という人も、無料のエリアにカフェもあるので、とりあえず行ってみては?
「雲上茶寮」とういカフェでわたしは利用していませんが、中をのぞいたらとても雰囲気の良いカフェでした。
③天気が読めない!
京都観光と言えば神社仏閣など屋外にいることも多いと思います。
だけど、記録的な猛暑、急な雨…
屋内施設をうまく利用して観光しないと危険!
宇治にはカフェもありますが、数は多くない。
カフェに入れないことを想定すると、このような屋内施設は貴重!
館内のようす
『源氏物語ミュージアム』は、テーマごとに分かれた6つの展示ゾーンで構成されています。
まず、平安京と光源氏がテーマの〔平安の間〕。
源氏物語の華やかな世界を象徴する牛車が展示されています。
こらこら、なにのぞいてるの?
平安時代は和歌で想いを伝えていたけど、現代ではSNSを使うようになり、扇子じゃなくて、マスクで顔を隠すという、なんか共通点があるような、ないような。
屏風が、飛沫防止パーテーションになって、なんか勝手に親近感!
いつの時代もやることはいっしょ。
みんな不倫の話題、好きでしょ?
「光源氏ったら、花散里のところに夜這したらしいわよ」
「六条御息所の愛が重くて光源氏が逃げ出したらしいわ」
こんなふうに、ワイドショーを見るくらいの入り方でいいと思うんです。
この展示ゾーンでは、「源氏物語」のあらすじを紹介する短い映像を見ることが出来ます。
これが、とてもうまくまとめられていて、わかりやすい!
「源氏物語」初心者にはおすすめ!!!
スクリーンの前にあるのは「六条院」の模型。
「六条院」は、『源氏物語』主人公・光源氏の中年以降の邸宅。 (架空の建築物)
敷地は春・夏・秋・冬、4つのエリアに分けられており、それぞれの季節が一番美しくなるように設計されているんだそうです。
この模型がずっと見ていられるくらい楽しい!
『源氏物語』には興味がなくても建築好きは楽しめるはず!
〔架け橋〕を渡って…
〔宇治の間〕へ。
相関図や年表があると分かりやすいですよね。
この他に、〔映像展示室〕〔物語の間〕〔企画展示室〕ゾーンがあります。
見学所要時間
前述したように興味の有無で、この施設の所要時間は興味の有無によってかなりバラつきがあると思います。
詳しくはないけど、自称:「源氏物語」ファンのわたしは1時間くらいいましたが、飽きずに楽しめました。
2時間くらいは楽しめそうです!
施設概要
源氏物語ミュージアム
所在地:京都府宇治市宇治東内45-26
営業時間:9:00~17:00
※入館は16:30まで
入館料:大人600円 / 小人300円
休館日:月曜日(祝日の場合はその翌日)
電話番号:0774-39-9300
アクセス:
京阪宇治線「宇治駅」下車 徒歩約8分
JR奈良線「宇治駅」下車 徒歩約15分
周辺の観光スポット
ここから「さわらびの道」を歩いて『宇治上神社』へ。
「さわらびの道」は、宇治の観光名所「源氏物語ミュージアム」〜「宇治上神社」〜「宇治神社」を繋ぐ、風情がある散策路です。
「宇治神社」の前には宇治川。
宇治川に架かる朝霧橋のたもとには「宇治十帖」を象徴するモニュメント。
「源氏物語」全編54帖のうち44帖までは、光源氏の華やかな恋愛模様が描かれていますが、最後の十帖で描かれているのは、光源氏の次の世代のしっとりと悲しい恋の物語。
その舞台設定がが宇治の地であることから「宇治十帖」と呼ばれています。
ちなみに、宇治橋のたもとには紫式部のモニュメントがあります。
この像の対岸には日本で最も古いお茶屋さんがあります。
6時間で宇治を満喫
紫式部ファン必見!紫式部ゆかりの地
紫式部の邸宅跡地に建つ「廬山寺」
紫式部が『源氏物語』を執筆した「石山寺」
紫式部の父・為時が出家した「三井寺」
おすすめ書籍
平安時代の予備知識を入れておくと小説もドラマも旅も楽しめる!
「源氏物語」読みたいけどその長さに躊躇する…
という人は、まず、これを読むのがおすすめ!
読書が苦手なわたしでもスラスラ読める「源氏物語」ダイジェスト版的なもの。
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