2024年2月13日
今回は新しい健身気功「五禽戯」の方法及びエビデンスを説明しながら、大学院生たちは楽しく練習していました。写真も添付しますが、ここでこの気功法を紹介させていただきます。
五禽戯(ごきんぎ)とは 鹿・鳥・猿・虎・熊の五禽の動きから、人体の経絡と五臓六腑の生理的な活動と繋いで思考や実験を通して開発され、五臓六腑を健康にし、身体の機能を高め、身体に秘められた自然の生命力を引き出す養生医療気功法の一種です。これは後漢時代の名医華佗(三国志・曹操の軍医)が開発された健康気功法です。その時代では、人々は戦乱によって苦しんでいました。戦死された死体や栄養不足・悪環境等で人々の免疫力が落ちってしまい、感染症がどんどん発生していました。華佗は薬学・鍼灸を優れた医者だけではなく、世界で最初に麻酔薬をも発明し、その麻酔薬を使って戦傷者の手術を行っていたことで大変有名で、人々から「神医」と呼ばれました。華佗は戦乱時代においていかに人々の免疫力を高めていくかと、その5種類の動物の動きをヒントにしてこの養生医療気功法を開発されました。五禽戯気功は軍隊だけではなく、一般住民にも広く活用され、1800年以上の歴史の中にも愛用されてきました。
12分間の動作はとても簡単で子供から高齢者までどなたでも習得しやすいので、日本にも普及していきたいと思います。