毎年8月の第一日曜日に、学校医、学校歯科医、学校薬剤師等、学校関係者が一堂に会し、課題解決の為、研究協議を行い、学校保健・安全のさらなる発展を目的とする研究大会が行われます。
児童・生徒の問題は、時代と共に変遷しており、感染症の拡がりにより、学校及び家庭での生活環境が激変しています。生活習慣の乱れ、メディア機器の家庭内への浸透が著しく、実体験やコミュニケーション不足、不登校・いじめといったメンタルヘルスに関する事、児童虐待、ヤングケアラーなどの問題があります。さらに学習指導要領にがん教育が取り上げられ、健康問題が多様化し、学校・家庭・地域社会が連携して社会全体で子どもの健康づくりに取り組む必要があります。
この研究大会は担当を医師会、歯科医師会、薬剤師会の順番で毎年交代しながら開催され、長年の功績をたたえる学校保健表彰、各会からの発表(実践発表を含む)、特別講演という構成で3時間行われます。また、学校薬剤師だけでなく、一般の方も参加可能となっています。