iPhoneの2018年モデルについて、更なる詳細をKGI SecuritiesのアナリストMing-Chi Kuo氏が最新レポートで伝えています。
Mac Rumorsはそのレポートを手堅くまとめています。
6.1インチiPhone LCDモデル
新設計となる6.1インチモデルは、iPhone Xの低価格版となりそうです。
- Pegatron、Foxconn、Wistronは6.1インチモデルの主要なアセンブラとなる
- ジャパンディスプレイは6.1インチモデル向けLCDパネルの約70%を供給する
Appleは、ジャパンディスプレイ製となる6インチのフルアクティブLCDを用いるといわれています。このパネルは4辺共にわずか0.5㎜の極めて狭いベゼルしか必要としません。
- ほぼ完全な全画面デザイン、ホームボタン非搭載、TrueDepthセンサーを搭載したノッチ
- Face IDおよびアニ文字のための3Dセンサー
- 長方形のワンセルバッテリーで容量は現行iPhone Xより8.5%大きな2850~2950mAh、ロジックボードの小型化により実現
- 低価格な販売価格となり、米国では700~800ドルで販売される
6.1インチLCDモデルはいくつかの妥協を含んだiPhone Xの廉価版となります。Kuo氏はアルミニウム筐体、3D Touch非搭載、シングルレンズのリアカメラ、3GB RAMメモリーなどと予測しています。
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次世代iPhone XおよびiPhone X Plus
iPhone Xの第2世代モデルは、より大きなPlusモデルが加わります。
- iPhone X/X Plusのメモリーは4GB RAM搭載
- iPhone X Plusのバッテリーは3300~3400mAh、iPhone Xの25%容量アップ
- iPhone X/X Plusは2セルL字バッテリー採用、1セルと比べて生産性が高いため
iPhone X Plusがラインナップに加わる点は新しいですが、2018年のiPhone Xシリーズは2017年モデルと比較して大幅なアップグレードになることはないと考えられています。たとえば、Kuo氏は2019年までTrueDepthカメラシステムが進化すると考えていません。Appleはこのシステムを搭載する画面上部のノッチをより小さくする計画といわれています。
Kuo氏は廉価版のiPhone 6.1モデルが最も売れるだろうと予想しています。6.1インチモデルは開発スケジュールがわずかに遅れる可能性もあるが、9月にはこれら3モデルがすべて発売されるとみています。
Source:Mac Rumors, 9to5Mac
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