サッカー第104回天皇杯全日本選手権の決勝で、Jリーグ1部(J1)ヴィッセル神戸が5大会ぶりの優勝を決めた23日、兵庫区中之島2のイオンモール神戸南では、パブリックビューイング(PV)が開催された。神戸のサポーターら約250人が駆けつけ、歓喜に沸いた。
昨年、J1初優勝を飾ったヴィッセル。天皇杯優勝も地元から見届けようと、幅広い世代が集まり、大型モニターを食い入るように見ながら手拍子で盛り上げた。
前方に設けられたキッズエリアでは、子どもたちが前のめりになりながら「頑張れヴィッセル」と声を張り上げた。
0対0のまま迎えた後半19分、宮代大聖選手がこぼれ球をゴールに押し込むと、会場に割れんばかりの歓声が起こり、サポーターらはハイタッチで喜びを分かち合った。ハーフタイムには、選手のサイン入りユニホームなどが当たる抽選会も実施された。
香川県丸亀市から駆けつけた小学6年の男子児童(12)は「大迫選手のポストプレーがかっこよかった。今年もJ1で優勝してほしい」と話した。(大高 碧)