ごあいさつ
コロナ禍の5類移行から1年が経ち、街のにぎわいも活気を取り戻してきました。
時同じくして、神戸、兵庫が大きく動く時代を迎えました。都心やウォーターフロントの再整備が目に見えて進み出し、4月には神戸のランドマーク、「神戸ポートタワー」が大規模改修を終え再オープンします。
JR三ノ宮駅の新ビルも起工式が行われ、2029年度の開業を目指し、ミント神戸を挟んだ東側では、西日本最大級のバスターミナルや大型ホールが入るツインビルの建設が急ピッチです。
5月には世界パラ陸上選手権神戸大会が開催され、世界トップのパラアスリートが集い、6月には「神戸須磨シーワールド」も開業します。そして来年には大阪・関西万博があり、その先の2030年には神戸空港の国際化が控え、海外との扉が一気に広がります。
大きく動く新たな時代へ、地域一体となって未来をどう切り開くのか。「オール兵庫の力の結集」を掲げる「神戸新聞LEADERS倶楽部」の真価が試される年と、思いを新たにしております。
2014年に発足した本倶楽部は、地元を代表するトップの皆さまと手を携え、さまざまな事業を実施してまいりました。そして10年の節目を越えて本日、11年目のスタートを切ることができました。
今回の特集をはじめ、倶楽部通信の紙面やウェブを通じ、各社のお取り組みや新商品開発をご紹介するとともに、各界の第一人者をお招きしての講演会や、次世代を担う社員の皆さまの特別セミナーなど、多彩なメニューを展開してまいります。
1898(明治31)年の創刊以来、神戸新聞社はおかげさまで創刊126年を迎えさせていただきました。兵庫県内ナンバーワンのシエア、発行部数と、大きくリニューアルしたデジタル新サービスを駆使し、今や神戸新聞でしかお伝えできない地域のきめ細かな情報をお届けして、地元の皆さまとともに歩んでまいります。引き続きのご支援、お力添えを、どうぞよろしくお願い申し上げます。
神戸新聞社 代表取締役社長
高梨 柳太郎