日本最大の湖である琵琶湖。その周辺には織田信長が築城した安土城や天守が国宝指定された彦根城など、見どころがたくさんあります。心ゆくまで景色を楽しめるフォトジェニックな観光地やパワースポットも目白押しです。今回は琵琶湖を軸にしたおすすめのスポットを13か所ご紹介します。
目次
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琵琶湖の展望施設の中でも圧倒的人気を誇る天空の展望デッキ「びわ湖テラス」
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琵琶湖に浮かぶ、神の住む島「竹生島」
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琵琶湖に浮かぶ鳥居で有名な、近江最古の神社「白鬚神社」
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最澄によって開かれた日本仏教の母山「比叡山延暦寺」
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遠くまで続く、フォトスポットとして人気の並木道「メタセコイア並木」
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琵琶湖の最高の景色を眺めることができる「ミシガンクルーズ」
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井伊家の居城として知られる、国宝の天守のひとつ「彦根城」
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古いまちなみの中の伝統やアート、自然の豊かさを楽しめるスポット長浜「黒壁スクエア」
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天下統一を果たした秀吉の出世城「長浜城歴史博物館」
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琵琶湖八景のひとつにも数えられる桜の名所「海津大崎」
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ドイツの町並みをイメージした、体験型の農業公園「滋賀農業公園ブルーメの丘」
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古来より文化人たちに愛されてきた堅田の落雁「浮御堂」
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お多賀杓子で有名な全国多賀神社の総本社「多賀大社」
びわ湖テラス
琵琶湖の展望施設の中でも圧倒的人気を誇る天空の展望デッキ「びわ湖テラス」
![びわ湖テラス](https://img-www.knt.co.jp/travelguide/kokunai/image/travelguide_067_01.jpg)
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絶景
標高1,100 m に位置する眺望豊かなびわ湖テラス。
ロープウェイでの空中散歩を楽しみ、山頂に降り立つと、圧倒的なスケールと迫力を誇る琵琶湖を北から南まで一望することができます。
※冬季は営業状況が異なります。公式HPをご確認ください。
※天候状況により営業の見合わせ、または中止する場合がございますので、ご来場前には随時公式HPをご確認ください。
びわ湖テラス
- 住所
〒520-0514 滋賀県大津市木戸1547-1
- 料金
ロープウェイ料金が必要
※詳しくは公式HP要確認
- アクセス
○電車でのアクセス
JR「志賀駅」からバスで約10分、「びわ湖バレイ前」下車、徒歩約1分
○車でのアクセス
車でのアクセスに関しては、必ずびわ湖バレイ公式サイトのアクセスページをご確認ください
- 駐車場
あり
- 駐車料金
有料
※詳しくは公式HP要確認
- 電話番号
077-592-1155
- サイトURL
竹生島
琵琶湖に浮かぶ、神の住む島「竹生島」
![竹生島](https://img-www.knt.co.jp/travelguide/kokunai/image/travelguide_067_02.jpg)
写真提供:(公社)びわこビジターズビューロー
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自然
琵琶湖の北部に浮かぶ竹生島(ちくぶしま)は、古くから神が住む島として人々の信仰を集めてきました。竹生島には、日本三弁才天のひとつである宝厳寺(ほうごんじ)と都久夫須麻(つくぶすま)神社があります。宝厳寺の見どころは何と言っても唐門。大坂城の唯一の遺構として国宝に指定されています。また、都久夫須麻神社本殿も、国宝に指定されています。都久夫須麻神社には琵琶湖に突き出した龍神拝所があり、「かわらけ投げ」で有名です。かわらけ投げとは「かわらけ」と呼ばれる土器に願いを書いて鳥居に投げ、かわらけが鳥居をくぐれば願いが成就すると言われており、琵琶湖観光の中でも特に外せないパワースポットです。アクセスには長浜港や今津港等から出ているクルーズ船を利用しますので、ゆったりした気持ちで周遊を楽しめます。
白鬚神社
琵琶湖に浮かぶ鳥居で有名な、近江最古の神社「白鬚神社」
![白鬚神社](https://img-www.knt.co.jp/travelguide/kokunai/image/travelguide_067_03.jpg)
写真提供:(公社)びわ湖高島観光協会
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神社仏閣
白鬚神社(しらひげじんじゃ)は2000余年前に創建されたと伝わっている近江最古の神社。延命長寿の神様である猿田彦命をお祀りしています。縁結び・子授け・開運招福・学業成就・交通安全・航海安全などにご利益があることから、人生全てにおける「導きの神」としての信仰も大変厚いです。琵琶湖に浮かぶ荘厳な大鳥居で知られており、その様子から「近江の厳島」と呼ばれることもあります。特に鳥居と夕陽との共演は素晴らしく、夕暮れ時にはカメラを持った多くの観光客が集います。ちなみに白鬚神社は全国に300社以上あると言われておりますが、この神社が総本社です。
比叡山延暦寺
最澄によって開かれた日本仏教の母山「比叡山延暦寺」
![比叡山延暦寺](https://img-www.knt.co.jp/travelguide/kokunai/image/travelguide_067_04.jpg)
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神社仏閣
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世界遺産
言わずと知れた天台宗の総本山、比叡山延暦寺。約1200年前に最澄によって開かれた寺院で、各宗の高僧を輩出しました。そのため、比叡山は「日本仏教の母山」とも称されます。ちなみに延暦寺というのは、境内に約100ほど存在する堂宇の総称です。根本中堂(こんぽんちゅうどう)、宝相華蒔絵経箱(ほうそうげまきえきょうばこ)など国宝も多数有しています。滋賀県と京都府の県境に位置するため、古都京都の文化財の一部としてユネスコ世界文化遺産にも登録されています。境内は修行道場としての雰囲気がそこかしこに漂っており、気が引き締まるという感想を持つ観光客も多いです。坐禅や写経(延暦寺会館予約要※077-579-4180)を体験して自分自身を見つめ直す機会を作ってみてはいかがでしょうか。
メタセコイア並木
遠くまで続く、フォトスポットとして人気の並木道「メタセコイア並木」
![メタセコイア並木](https://img-www.knt.co.jp/travelguide/kokunai/image/travelguide_067_05.jpg)
写真提供:(公社)びわ湖高島観光協会
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自然
マキノピックランドからマキノ高原に向かうまでの直線道路に並木が遠くまで続く、美しい景色が魅力のメタセコイア並木。約2.4kmに及び、500本のメタセコイアが植えられています。遠景の山々との自然の調和も素晴らしいと評判で、読売新聞社の「新・日本の街路樹100景」にも選定されました。(1994年選定)芽吹き・新緑・雪景色と四季を問わず楽しめますが、特に紅葉期の色づいた木々のトンネルは見事です。近年ではSNS映えスポットとしても人気が高まっていますので、是非カメラを持って訪れましょう!周辺にはこの並木を眺めながらスイーツを楽しめるおしゃれなカフェもあり、女性客で賑わいを見せています。
ミシガンクルーズ
琵琶湖の最高の景色を眺めることができる「ミシガンクルーズ」
![ミシガンクルーズ](https://img-www.knt.co.jp/travelguide/kokunai/image/travelguide_067_06.jpg)
日本一大きい琵琶湖では、広い湖ならではの湖上観光が魅力の一つに挙げられます。その中でも人気が高いのが、琵琶湖南湖を周遊する大型遊覧船「外輪船ミシガン」です。ミシガンによるクルーズでは、琵琶湖の南部分を周遊します。アーリーアメリカン調のクラシカルな外観をしたミシガンは後部外輪で航行する珍しい船です。4階のスカイデッキから眺める360度のパノラマは素晴らしく、爽やかな風に吹かれればちょっとしたリゾート気分を味わえます。3階のステージでは観光案内やライブショーも行われるため賑やかです。事前に予約をしておけば、ブッフェ料理やコース料理などの本格的なお料理も楽しめるので、グルメも満喫しましょう。湖上から、普段の見え方とは違う琵琶湖の景色を存分に堪能してみてください。
※運航内容や乗船料は2021年2月現在の情報です。最新の運航情報は公式ホームページをご確認ください
彦根城
井伊家の居城として知られる、国宝の天守のひとつ「彦根城」
![彦根城](https://img-www.knt.co.jp/travelguide/kokunai/image/travelguide_067_08.jpg)
写真提供:(公社)びわこビジターズビューロー
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城
国宝に指定されている数少ない城のひとつでもある彦根城。関ヶ原の戦いで東軍側として活躍した井伊直政の息子である、直継と直孝によって建てられました。極めて保存状態のよい城跡であり、多くの建造物が当時の姿をそのままに伝えています。現存天守12城のひとつである天守はもちろんのこと、西の丸三重櫓や太鼓門櫓なども見どころの一部です。時報鐘によって響き渡る美しい音色は「日本の音風景100選」に選定され、現在でも定刻に鐘が撞かれています。周辺を走ってくれる人力車やお堀を巡る屋形船も運航していますので、様々な形で観光を楽しめるのも魅力です。ゆるキャラブームの先駆け的存在ひこにゃんの出没スポットにもなっていますので、タイミングが合えば愛らしいひこにゃんに会えるかもしれません。
黒壁スクエア
古いまちなみの中の伝統やアート、自然の豊かさを楽しめるスポット長浜「黒壁スクエア」
![黒壁スクエア](https://img-www.knt.co.jp/travelguide/kokunai/image/travelguide_067_09.jpg)
黒壁ガラス館
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グルメ
黒壁スクエアは、江戸時代後期から昭和初期にかけて建てられた歴史的建造物を活用した約23の施設が並ぶ、滋賀の代表的な観光スポットです。黒漆喰の外観がトレードマークであった銀行を改装した黒壁ガラス館を中心に工房やセレクトショップなどが集まっており、お土産探しにもぴったり。吹きガラスやステンドグラス制作ができる体験教室もあるので、自分だけの旅の思い出を残すこともできます。また、レストランやカフェなども多く、グルメも見逃せません。近江産のもち米で作った分福茶屋の「ぶんぷく餅」や郷土料理である茂美志屋(もみじや)の「のっぺいうどん」がおすすめです。おしゃれな街並み散策の際、是非立ち寄ってみましょう。
長浜城歴史博物館
天下統一を果たした秀吉の出世城「長浜城歴史博物館」
![長浜城歴史博物館](https://img-www.knt.co.jp/travelguide/kokunai/image/travelguide_067_10.jpg)
写真提供:(公社)びわこビジターズビューロー
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美術館・博物館
豊臣秀吉の出世城として知られる長浜城。その跡地を安土桃山時代の城郭を模した昭和の長浜城として再興し、内部を歴史博物館として公開しているのが、長浜城歴史博物館です。ここでは「秀吉と長浜」をテーマにした関係資料のほか、特別展や企画展も長浜の歴史文化や戦国時代に関連したものを展示しています。5階の展望台からは琵琶湖を一望することができ、絶景スポットとしても人気。春には桜との共演も見られ、お花見にもぴったりです。長浜といえば郷土料理「焼鯖そうめん」が有名ですので、歴史を学んだ後はちょっと寄り道をしてご当地グルメに舌鼓を打つのもおすすめ。
海津大崎
琵琶湖八景のひとつにも数えられる桜の名所「海津大崎」
![海津大崎](https://img-www.knt.co.jp/travelguide/kokunai/image/travelguide_067_11.jpg)
写真提供:(公社)びわ湖高島観光協会
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自然
海津大橋(かいづおおさき)は琵琶湖の北端にある岩礁地帯で、そこから見える朝霧が琵琶湖八景のひとつにも数えられる景勝地です。訪れる時期として特におすすめなのは春。ソメイヨシノが琵琶湖岸約4kmにわたって続いており、咲き乱れる姿はまさに絢爛です。その美しさから「日本のさくら名所100選」にも選定されています。見頃は例年4月上旬で、近畿圏では遅咲きになります。周辺には自然遊歩道「近江湖の辺の道」が整備されているので、快適に散策を楽しむことができます。オープンテラスからの眺めが素晴らしいカフェ「古道具 海津」もほど近くにありますので、是非お立ち寄りください。
滋賀農業公園ブルーメの丘
ドイツの町並みをイメージした、体験型の農業公園「滋賀農業公園ブルーメの丘」
![滋賀農業公園ブルーメの丘](https://img-www.knt.co.jp/travelguide/kokunai/image/travelguide_067_12.jpg)
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公園
ブルーメの丘は、酪農をテーマにした体験型の農業公園です。園内はドイツの町並みがイメージされており、大きな花畑では1年中季節の花が美しく咲き誇ります。「コスモス摘み取り体験」といった自然と触れ合うプログラムの他、生地から作ってピザ窯で焼き上げるピザ作りやソーセージ作りなどの食にまつわるプログラムもあり、様々な楽しみ方が出来るのも魅力です。かわいい動物も多数飼育されており、乗馬体験などのふれあいプログラムも豊富!癒しの要素がたくさん詰まっていますので、リフレッシュすることができます。
浮御堂
古来より文化人たちに愛されてきた堅田の落雁「浮御堂」
![浮御堂](https://img-www.knt.co.jp/travelguide/kokunai/image/travelguide_067_14.jpg)
写真提供:(公社)びわこビジターズビューロー
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神社仏閣
琵琶湖に浮かんでいるように立つ姿が印象的な浮御堂(うきみどう)。琵琶湖の代表的な景勝地で、近江八景のひとつ「堅田の落雁(かたたのらくがん)」としても有名です。正式名称は海門山満月堂といいます。その幻想的な佇まいから古来より多くの文化人に愛され、満月寺の境内には高浜虚子など著名な俳人の句碑も残されています。中でも松尾芭蕉の「鎖あけて月さし入れよ浮み堂」「比良三上雪さしわたせ鷺の橋」の2句は今でも訪れた人の心を打ちます。お堂の中には「千体仏」と呼ばれる阿弥陀仏が安置されており、一部を見ることが出来ますので是非覗いてみてください。
多賀大社
お多賀杓子で有名な全国多賀神社の総本社「多賀大社」
![多賀大社](https://img-www.knt.co.jp/travelguide/kokunai/image/travelguide_067_15.jpg)
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神社仏閣
全国に239社ある多賀神社の総本社であり、地元の人々から「お多賀さん」の名で親しまれている多賀大社。延命長寿や縁結びにご利益があるパワースポットとして全国から参詣者がやってきます。元正天皇が病気になった折、強飯を炊き、しでの木で作った杓子を献上したところ、たちどころによくなったという伝説から「お多賀杓子(おたがじゃくし)」が有名。絵馬も杓子の形をしておりユニークです。多賀大社の参道にある刃物を使わず糸で切る糸切餅は多賀大社の名物です。色味も鮮やかなのでお土産にも喜ばれます。
琵琶湖周辺には景色やグルメ、パワースポットなどカップル、ファミリー、友人、みんなが旅を楽しめる要素がたくさん用意されています。観光で琵琶湖を訪れた際には、是非今回ご紹介したスポットへも足を伸ばしてみてください!
※2020年12月1日時点の情報です。
※最新情報は各施設の公式サイトをご確認下さい。