歴史的価値の高い施設から四季の移ろいを肌で感じることができるスポットまで、日本国内にはさまざまな観光名所が存在します。今回はそんな日本国内の観光名所の中から、定番中の定番の観光名所をご紹介いたします。
目次
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634mを誇る世界一高いタワー※「東京スカイツリー®」 (東京都)
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国の重要文化財にも選ばれた、日本最古の時計塔「札幌市時計台」(北海道)
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全国に約3万社もある"稲荷神社"の総本宮「伏見稲荷大社」(京都府)
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明治から横浜の歴史を担ってきた横浜のシンボル「横浜赤レンガ倉庫」(神奈川県)
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名古屋を代表する徳川家康が築いた名城「名古屋城」 (愛知県)
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大阪観光、人気No.1スポット…芝居町から始まった「道頓堀」(大阪府)
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約2000年の歴史を誇る、全国の神社の中心 「伊勢神宮」 (三重県)
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平安の趣を今に伝える「世界遺産 嚴島神社」(広島県)
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『古事記』にも出てくる神々の国・出雲を象徴する「出雲大社」(島根県)
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前田家が代々作庭してきた、加賀百万石の歴史ある庭園「兼六園」(石川県)
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国の天然記念物にも指定されている、日本最大級の砂丘「鳥取砂丘」(鳥取県)
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全国天満宮の総本宮 であり、菅原道真公をお祀りする「太宰府天満宮」 (福岡県)
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日本三古湯のひとつとも言われている道後温泉のシンボル「道後温泉本館」(愛媛県)
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460群体のサンゴの展示が楽しめる大人気の水族館「沖縄美ら海水族館」(沖縄県)
東京スカイツリー®(東京都)
634mを誇る世界一高いタワー※「東京スカイツリー®」
2012年に完成した東京スカイツリーは、その高さが634mと世界一高いタワー※としてギネス世界記録の認定を受けています。高さ634mは「むさし」と呼ぶことができますが、これは旧国名の「武蔵」に由来したもの。日本人にとってなじみ深い地名をタワーの高さとして決定したそうです。展望スペースまでは、春夏秋冬とそれぞれ異なるイメージで飾られたエレベーターで上がることができます。東京スカイツリーには350mの天望デッキと450mの天望回廊があり、日々発展していく東京の街並みを一望することができます。お土産を購入する場合は、300店以上でショッピングやグルメが楽しめる大規模商業施設「東京ソラマチ®」がおすすめです。
※2021年2月現在
札幌市時計台(北海道)
国の重要文化財にも選ばれた、日本最古の時計塔「札幌市時計台」
札幌を象徴する観光スポットが札幌市時計台です。木造2階建ての洋風建築であり、白い壁面と赤い屋根が印象的な歴史的建造物です。創建以来140余年札幌の街を見守り続け、国の重要文化財にも指定されています。正式名称は「旧札幌農学校演武場」といい、元々は農学校生徒の兵式訓練、入学式・卒業式を行う場所として、クラーク博士の提言によって作られた建物。塔時計は1888年に札幌の標準時計に指定され、街には時計台の鐘の音が響き渡り、多くの市民に愛される存在となりました。時計台の中の資料館では、時計台にまつわる歴史に浸れます。
伏見稲荷大社(京都府)
全国に約3万社もある"稲荷神社"の総本宮「伏見稲荷大社」
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神社仏閣
全国に約3万社あるといわれている稲荷神社の総本宮が伏見稲荷大社です。平成23年には御鎮座1300年を迎えた歴史ある神社で、商売繁昌・五穀豊穣の神様として全国から参拝者が多く訪れます。中でも奥社へ向かう参道にある朱色の鳥居のトンネルは千本鳥居と呼ばれ、神秘的かつフォトジェニックなのでSNS映えのスポットとして人気があります。また、お稲荷さんといえばキツネですが、境内の至るところにキツネの像が鎮座しており、そのかわいらしさと表情の豊かさは印象的です。
横浜赤レンガ倉庫(神奈川県)
明治から横浜の歴史を担ってきた横浜のシンボル「横浜赤レンガ倉庫」
横浜赤レンガ倉庫は、明治・大正時代に作られた煉瓦造りの保税倉庫を活用した文化・商業施設です。おしゃれなショップやカフェが数多くあり、特にアクセサリーやファッション雑貨のショップが充実しています。「横浜オクトーバーフェスト」など季節ごとのイベントも開催されています。隣接する赤レンガパークは芝生が広がりピクニック気分でゆっくり行楽気分を満喫できるスポットです。
名古屋城(愛知県)
名古屋を代表する徳川家康が築いた名城「名古屋城」
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城
名古屋城は、江戸時代の260年を通じて御三家筆頭・尾張徳川家の居城として栄えた城。城郭は天守閣と一緒に国宝第一号に指定されており、近世城郭御殿の最高傑作といわれています。国内屈指の城郭として国の特別史跡に指定された本丸御殿は必見。空襲で焼失しましたが、復元工事が行われたため、絢爛豪華な当時の姿を今も見ることができます。二之丸庭園は、藩主が居住した御殿の庭園では日本一の規模を誇ります。運がよければ、「名古屋おもてなし武将隊」と「徳川家康と服部半蔵忍者隊」にも会えるかもしれません。
道頓堀(大阪府)
大阪観光、人気No.1スポット…芝居町から始まった「道頓堀」
これぞ大阪!ミナミの代表的な繁華街。たこ焼きやお好み焼き、串カツなど大阪の名物グルメが一気に堪能できます。カニやタコ、くいだおれ人形、グリコマンなどのユニーク看板は、インスタ映えする絶好の撮影スポット。道頓堀は、江戸時代の1626年頃に芝居小屋が道頓堀に移転されて以来、人形浄瑠璃や歌舞伎などを上演する芝居の本場として栄え続けてきた歴史を持っています。あの近松門左衛門の数々の名作も道頓堀で初演されてきました。2019年には、その芝居文化を伝えていくための施設「道頓堀ミュージアム並木座」もオープンしました。昔も今も、食とエンターテイメントの街として、人々から愛されています。
伊勢神宮(三重県)
約2000年の歴史を誇る、全国の神社の中心「伊勢神宮」
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神社仏閣
皇室の祖先の神であり日本人の総氏神として崇められる天照大御神(あまてらすおおみかみ)をお祀りしている内宮と、衣食住の守り神とされる豊受大御神(とようけのおおみかみ)をお祀りしている外宮をはじめ、14所の別宮、43所の摂社、24所の末社、42所の所管社を擁する伊勢神宮。通称「お伊勢さん」と呼ばれ、古くから人々に親しまれている神社です。また、外宮から内宮の順に参拝するという習わしがあります。御朱印は外宮・内宮のほか離れた場所にある月読宮や瀧原宮など7つの宮でいただけます。お参りの後は門前町のおはらい町やおかげ横丁で食べ歩きがおすすめです。
世界遺産 嚴島神社(広島県)
平安の趣を今に伝える「世界遺産 嚴島神社」
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世界遺産
世界遺産の嚴島神社は593年に創建され、1168年頃に平清盛によって現在の様式の社殿が造営されたとされている、全国にある嚴島神社の総本社です。潮の満ち引きする場所にあるため満潮時には海水が大鳥居をはじめ社殿や回廊の下にまで押し寄せ、遠くから見るとまるで海に浮かんでいるように見えます。社殿は国宝及び重要文化財に指定されており、歴史的にも文化的にも価値が高い建造物です。嚴島神社がある宮島へはフェリーで渡りますが、上陸後神社へと続く参道には約70店舗の飲食店や土産物店が軒を連ねており、名物の牡蠣やもみじまんじゅうをお楽しみいただけます。
出雲大社(島根県)
『古事記』にも出てくる神々の国・出雲を象徴する「出雲大社」
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神社仏閣
日本を代表する「縁結びの神様」の神様が祀られているとして有名な出雲大社。大国主大神(おおくにぬしのおおかみ・だいこくさま)を祀り、日本最古の歴史書とされる「古事記」に創建の由縁が記されているほど歴史ある神社です。大国主大神は多くの女神と結婚してたくさんの子供をもうけたことから「縁結びの神様」として知られるようになりました。戦後最大の木造神社建築と言われる拝殿はその神秘さと荘厳さに圧倒されます。また正面の大しめ縄も必見。なお、一般的な参拝方法とは異なり、出雲大社では二礼四拍手一礼が決まりとなっています。お守りはたくさんの種類がありますが、中でも「縁結びの御守」は女性に大人気。神在祭の期間限定で授与されるものもあります。御朱印は御本殿、神楽殿、北島国造館などで計4種類いただくことができます。御朱印料は決まっていないので、あらかじめお渡しする金額を考えておくとよいかもしれません。
兼六園(石川県)
前田家が代々作庭してきた、加賀百万石の歴史ある庭園「兼六園」
日本三名園のひとつに数えられている兼六園。敷地は約11.4万平方メートルと広大で、園内を廻遊して鑑賞する廻遊式庭園となっています。加賀藩の歴代藩主が代々作庭してきたと言われているこの庭園は、春は桜、夏はかきつばた、秋は紅葉、冬は雪吊りなど、四季を通じて美しい自然を楽しむことができます。雪吊りは雪の重みから枝を守るために、木の枝に「りんご吊り」などの方法で縛り上げるというもの。秋・冬の夜間には無料で園内が開放され、期間限定でライトアップした姿を見ることができます。冬の風物詩として、毎年人気を博しています。
鳥取砂丘(鳥取県)
国の天然記念物にも指定されている、日本最大級の砂丘「鳥取砂丘」
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絶景
起伏に富んだ砂の大地が「奇跡の造形美」と呼ばれている鳥取砂丘。見渡す限りの砂浜が美しく、地球のパワーを感じる場所です。天候や風向きによって砂丘に刻まれる風紋や砂廉、砂柱の模様が変わるため、砂丘は訪れるたびに姿を変えます。また雪が降ると、あたり一面が雪に覆われ、幻想的な銀世界へと変わります。このように、訪れる度に違う表情を見せてくれるのも魅力のひとつでしょう。散策するだけでも十分楽しめますが、ガイドツアーやパラグライダー、ラクダ乗りなどのアクティビティも充実しているのでぜひ体験してみましょう。付近には鳥取砂丘ビジターセンターがあり、砂丘の美しさやなりたち、そこに生きる動植物などについて学ぶことができます。
太宰府天満宮(福岡県)
全国天満宮の総本宮であり、菅原道真公をお祀りする「太宰府天満宮」
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神社仏閣
太宰府天満宮は「学問・文化芸術の神様」として有名な菅原道真公(天神さま)をお祀りする神社です。大宰府へ左遷された菅原道真公を慕い、一夜のうちに京から空を駆けてきた伝承をもつご神木「飛梅」のほか、境内には人々から奉納された約6,000本もの梅の木があり、満開となる春先の光景はぜひ一度目に入れておきたいもの。また、現在御本殿は124年ぶりの大改修を行っており、令和5年5月より、御本殿前に建設された3年間限定の特別な仮殿にて、ご参拝の皆様をお迎えしています。
参道では受験生に人気の「合格ラーメン」や名物の「梅ヶ枝餅」、「博多あまおういちご」などの食べ歩きグルメも充実していますので、時間をかけてゆっくりと散策したいですね。
道後温泉本館(愛媛県)
日本三古湯のひとつとも言われている道後温泉のシンボル「道後温泉本館」
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温泉
道後温泉は日本最古といわれている温泉であり、夏目漱石の小説「坊っちゃん」にも登場した愛媛を代表する観光スポットです。道後温泉のシンボルの道後温泉本館は、1994年に日本の公衆浴場として初めて国の重要文化財で、今もなおそのまま公衆浴場として営業しているという珍しい施設です。本館では「湯釜」と呼ばれる大きな円柱形の湯口から湯が注がれており、その独特な雰囲気と相まって非日常的な空間を演出しています。付近には地ビールを提供している飲食店などもあるため、風呂上がりの格別な一杯が味わえます。
※現在、営業しながら保存修理工事中です
沖縄美ら海水族館(沖縄県)
460群体のサンゴの展示が楽しめる大人気の水族館「沖縄美ら海水族館」
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動物園・水族館
沖縄の海の生き物たちを知ることができる、ファミリーにもおすすめの水族館。ジンベエザメやナンヨウマンタ、オニイトマキエイなど、飼育が難しいとされている生き物の展示に次々と挑戦しています。見どころは、「サンゴの海」水槽で飼育展示している460群体のサンゴ。また、ジンベエザメやマンタが悠々と泳ぐ「黒潮の海」水槽は大迫力です。おみやげも可愛いものばかりで迷うこと間違いなし。ミネラルたっぷりの沖縄の塩「ぬちまーす」を使用した「ちゅらうみサイダー」も大人気です。
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