北里環境科学センターSDGsへの取り組み
当センターは、環境汚染がもたらす健康被害により社会や経済に及ぼす影響が危惧されている現状に鑑み、最先端の専門知識、科学技術により、その対策と改善を行い、その成果を社会に還元することで健全な環境、健康な市民生活の創造に寄与することを目的として活動しております。
SDGsは環境保全が大きなコンセプトとなっており、当センターの事業の特性を活かしSDGs達成に貢献いたします。
SDGsパートナー登録
●かながわSDGsパートナー登録(2022年12月22日締結)
●さがみはらSDGsパートナー登録(2023年1月25日締結)
北里環境科学センターSDGs取り組み事例
一般市民を対象とした環境科学に関する講演会「環境科学セミナー」を開催し、市民の生涯学習に寄与する活動を行っております。
(2020・2021年度は新型コロナウイルス感染症の影響で中止)
日本銅センターと共同で2005年から北里大学病院を始めとして市中病院や療養施設における微生物学的環境調査を行い、環境整備への助言・指導に併せて、高頻度接触面に銅及び銅合金を衛生補完材として設置し衛生的改善が可能であるかの実証評価を行っております。
1)北里大学病院や他の中核病院における環境中の新型コロナウイルスの検出に関わる環境調査を進め、院内の衛生環境維持に努めました。
2)北里大学との共同研究で、環境水の分析を支援し環境の改善に貢献しました。
3)北里大学との共同研究で、ECMO及びその関連設備環境について、微生物等の分析を支援し、 医療や教育現場の安全・安心のため寄与しました。
就業体験制度を支援する目的で、環境科学に関する教育を行っている大学等からのインターンシップ学生を受け入れています。
環境科学及び医薬科学等に関する教育等を行っている大学等からの要請によって、教育や研究指導等を行っています。
中華人民共和国の瀋陽薬科大学との交流協定に基づいて、専門的な知識を有する職員等を派遣し、または学生を受け入れることで学術交流及び環境科学に関する講義や実習の技術指導等を行っています。
(2020・2021・2022年度は新型コロナウイルス感染症の影響で中止)
相模原市及び市内事業者で構成される「相模原の環境をよくする会」の会員として、市民や会員向けの啓発活動や調査活動に協力することにより、地元相模原市内の環境保全活動を支援しております。
当センターは「環境ドック®*」構想を推進し、事業活動を通して微生物や有害物質を人間ドックのように継続的に試験・検査をすることで安全基準を超えた健康へのリスクを把握し、その改善を通じ予防医学的視点から健全な生活環境の創造を目指しています。
私たちの普段の生活に欠かす事の出来ない水。当センターでは、水道法等の様々な法令・条例等に基づく検査や、役所や自治体に提出する検査、保健所等に求められる検査等、あらゆる水質検査に精通しております。
– 主な業務 –
●飲料水水質検査 ●プール水の検査 ●温泉及び浴槽水の検査 ●環境中のレジオネラ属菌の検査
●排水・河川水・地下水等の検査 ●透析用水検査 ●簡易専用水道検査
抗菌・抗カビ試験、台所⽤や住宅⽤洗剤などを対象とした除菌試験、空気清浄機の浮遊微⽣物に対する性能評価試験など、微⽣物制御を通じ⽣活環境の安全確保に貢献します。
– 主な業務 –
●殺菌効力試験 ●抗菌試験・除菌試験 ●防カビ試験 ●生菌数測定 ●微生物の検出・同定
●食品検査 ●家電品・医療機器の性能評価 ●環境調査
近年、様々なウイルス感染症の流行により、感染症制御を目的とした素材、製品やデバイスが開発され、製品や素材のウイルスに対する性能評価試験の需要が増加しています。当センターではJIS、ISO、EN、ASTM の試験規格に規定された試験方法でウイルス評価試験を実施し、ウイルス感染症制御に貢献いたします。
素材開発・新規技術開発等の研究開発、学術活動についての共同研究や、ウイルス試験についての技術相談等もお受けし技術開発の発展を目指し研究を継続しています。
特定化学物質及び有機溶剤を取り扱う作業所や、シックハウス症候群等の原因となる室内空気汚染の調査、飲料水、食品、土壌などに含まれる放射線量の測定など、私たちの生活の中に潜む有害物質を測定・分析し生活環境や自然環境を守ります。
– 主な業務 –
●作業環境測定 ●室内空気調査 ●放射性物質測定 ●その他(土壌調査、環境大気測定等)
●付着細菌およびカビの調査 ●浮遊細菌およびカビの調査