白い雲 に 覆われて 過ごしやすい 涼風が 吹いて います。
介護員さんが 庭に咲くお花を摘んでご入園者に渡していました。
北海道福祉教育専門学校の実習生さんは 今日が実習最終日で
ご入園者一人ひとりに 挨拶をされています。明日からは北海道
福祉大学校二年生の 実習生さん四名の施設実習が始まります。
専門職としての自覚を持って 約一ヵ月間の良い実習の 成果を
期待しております。今日の涼風のように 必要な時に心地よい風
を 運んでくれる さわやかさを 身につけて ほしいものです。
昨日と関連していますが、国土交通省住宅局「高齢者の住まいの
現状」と題した資料があって、こちらは 厚生労働省の 2025年の
高齢者施策を基に 2015年の高齢社会像について纏めてあります。
高齢者人口のピーク前夜の位置づけで、高齢世帯は1,700万世帯
で、そのうち一人暮らし世帯は 570万世帯、要支援・要介護者が
577万人、認知症高齢者が250万人、今後急速に都市部において
高齢化が進むと推測しています。高齢者人口のピークは 2040年
から2045年で そのあとは 徐々にボトムに向かっていきます。
日本の 総人口のピークは過ぎていますので 単純に考えますと
これから30年後までは 人口は減っても世帯数は増加してますの
で ( サザエさん家 から ちび丸子ちゃん家 それから クレヨン
シンちゃん家から 高齢者夫婦世帯 独居へという 流れで) 特に
介護が 必要になった時の住まいの問題があるわけで35年後以降
は 建物住宅は老朽化しているものの人口の絶対数が減少します
ので 空き家が増え 今 考えられている 問題点も なくなることに
なります。いま現在新築でも 減価償却等 資産価値もなくなります。
ですから 産業と しても これから先 10年ぐらいに 高齢者向け
住宅の時代的需要があるわけで、供給数が満ち足りて需要もなく
なる三十年後あたりまでに コストを回収し利潤を生む産業として
の価値も あるわけで、ちょうど 良い時期に底に向かうことになり
ます。それで今の現実として、世帯間の住宅の ミスマッチが発生
して (独居の方が広い持ち家・家族の多い方が狭い借家) これを
賃貸等に廻す借り上げ策を支援する 高齢者の住み替え支援制度
やPPP(公的賃貸住宅団地のストックを活用する高齢者の住まいの
整備)制度を医療・福祉関連を含めて 促進する事業があります。
改修や建替えにより高専賃(高齢者専用賃貸住宅)、小規模多機能
施設、グループホーム、有料老人ホーム、在宅系の 介護サービス
事業所、高齢者下宿等の組みあわせに 生活支援を含めた地域の
小規模福祉拠点としての機能を兼ね備えたイメージで(以前に ここ
で 書いた「地域包括ケア」の推進、在宅サービス を パッケージ
した複合型事業所 例えば小規模多機能施設等の充実と 24時間
巡回訪問/どの地域に住んでいても30分以内に支援に駆けつける
地域体制作りを主体とする) 充実させていく 考えである と 推察
しています。長々と書きましたが これに 関連する件に ついての
質問も 先日 ありました ので まとめて みました。
月刊 介護保険7月号に岐阜駅前の高層ビル内の複合型福祉施設
の紹介文が 写真入りで 掲載されていて 有料老人ホーム・デイ・
訪問 看護・訪問 介護・保育所 があって 社会福祉法人 新生会
グループが 運営していて、その理事長の石原氏が 「大きくやるの
では なく、そこ そこの サイズ で しっかりと 根を はった 木を
つくる 小さな 木でも 形として 見えることで 意識が 変わりそれ
が いずれ "森"になる。」と語っていて、この辺が 理想像であると
思いました。( ここは 成功例 と して読み取って ください。)
私見ですが 建物住居等のハード部門はともかく 介護サービスの
訪問介護の報酬単価と 複合型事業所(小規模多機能等における
泊まり、通所、訪問等パッケージ)の 包括報酬単価 が サービス
内容に見合うだけの高水準でない限り(人件費に見合う)この計画
の 進捗度合いも 遅れがちになることに なると 思います。
都市と 地方では異なりますし、地域性もあります。現在 小規模
多機能施設等で 地域に根付いて 頑張って奮闘しているところも
ありますが 現実的に 在宅サービス関係の訪問や居宅介護支援
事業所は 赤字経営ですし、通常の給与がトントンで 収支が合い
ますが ボーナス等の支払い財源 確保が 難しい現状ですので。
♪ 過去 未来 ♪ Aztec Camera
原題はバックワード&フォワード バン・ヘイレンの カバー曲の
ジャンプ目当てに購入したミニアルバムで この曲は多分ライブ
バージョンだったと思います。ロディ フレイムの 澄んだ Voが
魅力で英国のネオアコースティクサウンドに火をつけたグループ
ジャンプも暗く 後半鋭角的に研ぎ澄まされた アレンジでしたが
何度も聴く度にこの曲の水彩画的に流れるバック演奏とボーカル
の積もり積もってゆく鬱積した声の透明感と拳が 柔軟性のある
材質で包まれて埋もれてしまいそうな お薦めの隠れた名曲です !