楽園日記

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傾聴

2012年06月05日 | 社会福祉 全般

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まず 福祉ワーカーの 基本的な姿勢として 傾聴が あります。

相手のお話しに耳を傾け 熱心に 話の腰を折らずに聴く事です。
ただクライアントのお話しを聞き流しているだけですと 相手側が
それを察してしまって せっかく心を打ち明けようとしていることに
水をさす形になって 今後の信頼関係も 崩れてしまいますので
相槌や 真剣に 受容して 聴いている ことが 伝わらなくては
なりません。認知症の方ですと 同じ話を 何回も 繰り返します
ので 堂々 巡りになる 時も ありますが それでも その都度
相手が 納得 できる 聴き方で なければ なりません。

コーチングのスキル(技術)としては 傾聴して繰り返して(リピート)
言い換える(リフレーズ)の手法が あって これも 共感を 呼ぶ
ひとつ の 形 に なります。

クライアント(依頼者)側が「私のことを 良く見て 聴いて 知って
分かってくれる 人」と ワーカー側を評価することで より信頼が
増す事になりますし クライアントも 思っている事を話す 行為で
(フラストレーションを溜めずに 吐き出す事で) カタルシス(心の
浄化作用)を 得る事も できます。

それで 結構 齢を重ねてくると 私も含めて 相手の話を 傾聴
することが 苦痛になり 待っていられなくなって 逆に ひとつの
話題から関連する事を 自己流に抜き出して(こじつけて)自慢げ
に話す事が多くなりますし 語る機会や 場を求める 傾向が強く
なります。都合 良く トボケたり 仕切ったり 話は飛ぶし 奪うし
みたいになってくると あなたも前期高齢者の仲間入りの時期で
ちょうど 語句を強める タイミングも 多くなり まぁおやじ 世代
に 本当に突入したことを 自分も廻りも 感じることに なります。

タモリさんと山下さんのお話しでJAZZ ミュージシャンは 自分の
楽器で それぞれ 俺の話を聴いてくれよ の 世界だそうです。 

傾聴 できなくなる お年頃が 存在する わけ なのです。

ただ これとは 逆説的に なりますが 数ある情報を ふるいに
かけて こちら側に レクチャーして戴ける 人材を 数多く 持つ
事も可能な年代ですので 恐れる事はなく 何事もプラス思考で
自分もそのレクチャーする側の一員に入る事もあるかと思います
ので その 両方が スキルとして 残ることが 理想です。

♪Blues The Most♪ ハンプトン ホース
在日駐留軍の一員として滞在し日本では おなじみのピアニストで
通称 馬さん でも知られているジャズ ピアニストです。スィング感
溢れる演奏で レッド ミッチェル(B) チャック トムソン(Ds) のトリオ。
ブラックライオンレーベルでの演奏♪ソノーラ も グン バツお薦め !

18:16 | Posted by admin