今日は 肌寒い お天気ですが 園庭の 桜も 開花しました。
やはり いいですね。曇り空でも チェリーピンクが鮮やかです。
若い時は 喫茶店を開くのが夢で 音楽店を自営していました
が 開店準備期間の 高揚感が 一番 印象に あります。
居ぬき店舗を改装してL字型のカウンター7席と4人掛けBOX席
が二つの 小さな 店舗でしたが 資本金は 150万円でした。
LPレコードが千枚程度で ターンテーブル 2台とカセットデッキ
で 最初にかけたレコードは オールマンブラザーズ バンドの
WIN, LOSE or DRAWで勝つか 負けるか 引き分けかの心境
そのものでした。結局7年間やって ドローで終わった感じです。
ひとりで きままにできたのと 一応 札幌で 修行 してました
のでつづけられたと思います。一度 店舗も 大きな所に 移転
しましたし軽食やワンショット カクテルもメニューに追加しました。
都会では カフェバーブームで 君の瞳に恋してるやマスカレード
ルビーの指輪や ワインレッドが ちまたで 流れていたころです。
ラムやウォッカ ベースの トロピカル ドリンクや ソルティドック
カンパリソーダ モスコミュール、ビール&レモネードのシャンディ
ジントニックなんかは トニック ウォーター特有の味にクレーム
をつけられたり、外人さんには あの安いバドワイザーが 高いと
文句 言われた時期でした。珈琲は インドネシア産のマンデリン
ストレート を 店の味 と して 出していました。
開店して3カ月は ほとんど閑古鳥状態で 帰省していた大学生
さん達や 商店街の ハウスマヌカン嬢さん達や お勤め 前の
ホステスさん達に 売り上げを助けられ 5カ月後ぐらいにやっと
軌道に のって 口コミで 広がって いきました。
コーヒー一杯のお値段が 200円から250円の時の お話しです。
ですから単純に 最低 一日40人から50人程度の 来店者が必要
な計算に なりますが コンスタントに 集客できるか が 条件で
従業者を雇うとなると もっと プラス アルファで 売上がないと
経営を 維持 できませんので 坪効率や 維持費や 材料費等
家賃も含めてウォーター ビジネスといえども 純利が見込めない
ことに なります。結構 周りの高級クラブのマスターや居酒屋
ママ、ブティック 店主からは 潰れるよ といわれていましたが
言っていた人達の店舗が先に潰れて しぶとく店は残せました。
薄利多売が 基本ですので 生産性は求められず スターバックス
形式 以外の 小規模店は 持家店舗しか 今は残れませんね。
店舗数も少なく 一般的に桜散るの斜陽業界に なっています。
今だと 仕入れ値が安く ストック在庫可能な パン ケーキ 等
狙い目ですが これだけ騒がれていると 次の一手もメニューに
必要ですし目玉になる味の特化と+αマジックもかかせません。
♪コーヒー カラー♪ セルジュ ゲンスブール
あのゲンズブールの 若かりし頃の 歌 コーヒー色の君が好き
と仏語でつぶやいています。フレンチ ロースト風 焙煎仕上げ。