世界の適切な保存 / 永井 玲衣【著】 - 紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストア

世界の適切な保存

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世界の適切な保存

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  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065361726
  • NDC分類 104
  • Cコード C0095

出版社内容情報

ロングセラー『水中の哲学者たち』で話題沸騰!
対話する哲学者・永井玲衣、待望の最新刊!

見ることは、わたしを当事者にする。
共に生きるひとにする。

世界をもっと「よく」見ること。その中に入り込んで、てのひらいっぱいに受け取ること。
この世界と向き合うための哲学エッセイ。



わたしはどうやら、時間が流れていくにしたがって、
何かが消えるとか、失われるとか、忘れられるということがおそろしいらしい。

ここに書かれたもの。その何倍もある、書かれなかったもの。
でも決してなくならないもの――。

生の断片、世界の欠片は、きかれることを待っている。じっとして、掘り出されることを待っている。

内容説明

見ることは、わたしを当事者にする。共に生きるひとにする。世界をもっと「よく」見ること。その中に入り込んで、てのひらいっぱいに受け取ること―この世界と向き合うための哲学エッセイ。

目次

よくわからない話
たまたま配られる
誰かの記憶
夏だから
届く

「はずでした」
来て
間違える
枯れ葉
哲学モメント
いい感じ
かわいい
想像と違う
かくれる
適切な保存
はらう
余計な心配
適切な説明
書けない〔ほか〕

著者等紹介

永井玲衣[ナガイレイ]
人びとと考えあう場である哲学対話を幅広く行っている。せんそうについて表現を通し対話する、写真家・八木咲との「せんそうってプロジェクト」、後藤正文らを中心とするムーブメント「D2021」などでも活動。第17回「わたくし、つまりNobody賞」を受賞。詩と植物園と念入りな散歩が好き(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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けんとまん1007

59
人は絶えず物事を考えている生き物だと思う。意識するしない、その程度の違いはいろいろある。考えること、それ自体が言語化すること・表現することにつながる。ただ、なかなかスッキリしないこと・モヤモヤしたものが残ることも少なくない。それでも、考え・言語化しようとすること。その意義を考えさせられる。自分が存在していることに立脚することから始める。2024/10/17

tenori

34
私は私を取り巻く小さな世界でしか構成されない。日常の暮らしのなかで実際に見て、触れて、匂いを感じられることは小さな断片でしかないのだ。という当たり前のことに気づかされる。情報過多の中でそれを選り分けることに慣らされてしまうと適切さからどんどん遠ざかってしまうようだ。私達は心と脳という器の中で記憶と忘却を繰り返す。狭い世界の中で生きて、死んで。保存はできない。まして適切になど。であれば、経験を問いと伝達に変換しなければ。などと想いにふける休日の午後。永井玲衣さんの哲学に触れる。2024/10/13

ケイティ

33
ままならなさを生きるもどかしさ。ちょっとしたズレを深く深く推敲して、何らかの必然性を見つける。が、それも階段の踊り場程度の着地点。永井さんの手にかかると何もかも進行中で、考え続けることを手放さない。前作『水中の〜』は、言葉も思考も溢れ出るような、荒削りな良さがあったけど、少し落ち着き整っている印象の今作。それでも、ずっと抱えているもどかしさを言語化しきらない誠実さ、言葉を紡ぐ難しさを大切に扱いたいと深く思わせてくれた。最後の辺りが特に良かった。2024/10/10

タナカとダイアローグ

13
「はずだった。」の章でいっきに引きこまれた。選んだこと、選ばなかったことは同時にすべて存在するというのは、わたしも何となく思っていたことだった。だから、かなしくない。さみしくない。でも、ちょっとつらい‥。鷲田清一さんの「待つ」ということを想起する哲学エッセイ。日常的な視点、温もりある文章が心地よい。熱くなく、冷たくもなく、理屈っぽくなく、感覚的すぎなく。世界の適切な保存というタイトルは多義的でに繋がる言葉を想起できる。「世界の適切な保存」はむずかしい、とか。「の」であって「を」ではないのがおもしろい2024/07/27

双海(ふたみ)

12
見ることは、わたしを当事者にする。共に生きるひとにする。世界をもっと「よく」見ること。その中に入り込んで、てのひらいっぱいに受け取ること。この世界と向き合うための哲学エッセイ。2024/09/21

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