出版社内容情報
宿敵ルパンをついに逮捕したビクトール。だが?。謎につつまれた国防債券の盗難事件を発端にくり広げられる波瀾万丈の推理劇。 中学生から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
59
ルパンがしばしば警察側として登場する。 特捜班ビクトールも、ルパンの一人二役か? まさかの「にせルパン」 そう簡単にいかないのがフランスものかも。2013/04/30
ローリングころころ
1
「奥様、あなたのその断りかたでは…男爵(自慰)は殺されてしまうんです!」 ビクトールはそう言うと同時に、女を押し倒した。女の抵抗は、長くは続かなかった…。2011/04/25
RINKO 秋の夜長
0
しばらく切れ味の悪かった後期ルパンシリーズだが、これは会心の作である。 「見たまえ、これがルパン式ステップというやつさ。(中略)いいか、必要なのは火のような情熱なんだ。・・・熱い感激なんだ」。『水晶の栓』を訳した羽林氏の名訳をここでも味わえます。2021/01/22
tsumugi
0
再読なので結末は当然知っているのだが、それでも初読のようにどぎまぎさせられるのが楽しい。ルパンがこんな!とショックを受けたり、ビクトールを応援してしまって後ろめたくなったり、そして歓喜の結末へなだれこむ。相変わらず楽しかったです。2019/11/07