NARグランプリ2021 表彰者一覧
区 分 | 所 属 | 氏 名 | 備 考 等 |
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最優秀勝利回数調教師賞 | 高知 | 打越 勇児 | 2年ぶり3回目 |
最優秀賞金収得調教師賞 | 浦和 | 小久保 智 | 3年連続7回目 |
最優秀勝率調教師賞 | 愛知 | 川西 毅 | 6年連続9回目 |
殊勲調教師賞 | 該当なし | ||
最優秀勝利回数騎手賞 | 船橋 | 森 泰斗 | 3年連続5回目 |
最優秀賞金収得騎手賞 | 船橋 | 森 泰斗 | 7年連続7回目 |
最優秀勝率騎手賞 | 高知 | 宮川 実 | 初受賞 |
殊勲騎手賞 | 該当なし | ||
優秀新人騎手賞 | 佐賀 | 飛田 愛斗 | - |
優秀女性騎手賞 | 愛知 | 宮下 瞳 | 2年連続12回目 |
兵庫 | 佐々木 世麗 | 初受賞 | |
ベストフェアプレイ賞 | 愛知 | 岡部 誠 | 4年ぶり2回目 |
特別賞 | 岡田 繁幸 氏 | ||
宮下 瞳 (愛知) |
NARグランプリ2021 表彰馬一覧
馬名 | 所属 | 馬主 | 調教師 | 生産牧場 | 主戦騎手 | |
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年度代表馬 | ミューチャリー 牡5 |
船橋 | 石瀬 丈太郎 | 矢野 義幸 | 芳住 鉄兵 | 吉原 寛人 |
2歳最優秀牡馬 | ナッジ 牡2 |
北海道 | 和田 博美 | 田中 正二 | 信田牧場 | 阪野 学 |
2歳最優秀牝馬 | スピーディキック 牝2 |
北海道 | 加藤 鈴幸 | 石本 孝博 | 熊谷 武 | 岩橋 勇二 |
3歳最優秀牡馬 | キャッスルトップ 牡3 |
船橋 | 城市 公 | 渋谷 信博 | 城市 公 | 仲野 光馬 |
3歳最優秀牝馬 | ケラススヴィア 牝3 |
浦和 | 小田 吉男 | 小久保 智 | ヒサイファーム | 森 泰斗 |
4歳以上最優秀牡馬 | ミューチャリー 牡5 |
船橋 | 石瀬 丈太郎 | 矢野 義幸 | 芳住 鉄兵 | 吉原 寛人 |
4歳以上最優秀牝馬 | サルサディオーネ 牝7 |
大井 | 菅原 広隆 | 堀 千亜樹 | 荒谷牧場 | 矢野 貴之 |
ばんえい最優秀馬 | ホクショウマサル 牡10 |
ばんえい | 井内 紀子 | 坂本 東一 | 門 志美 | 阿部 武臣 |
最優秀短距離馬 | 該当馬なし | |||||
最優秀ターフ馬 | 該当馬なし |
ダートグレード競走 特別賞馬 |
カジノフォンテン 牡5 |
船橋 | 吉橋 興生 | 山下 貴之 | 登別上水牧場 | 張田 昂 |
特別表彰馬 | マルシュロレーヌ |
※受賞馬の年齢は2021年時点のもの
NARグランプリ2021 優秀馬選定委員会 選定経過
NARグランプリ2021の表彰馬が、優秀馬選定委員会(出席委員14名、内1名は委員長)で選定された。同委員会は、部門ごとに検討のうえ票決する形で進められたが、以下は席上出された意見をもとに選定経過、選定理由としてまとめたものである。
【各部門最優秀馬】
2歳最優秀牡馬/ナッジ(北海道)
JBC2歳優駿(JpnIII)での2着や地方重賞勝ちもあり、2歳チャンピオンシリーズ2021総合優勝を果たしたナッジと、全日本2歳優駿(JpnI)や兵庫ジュニアグランプリ(JpnII)で地方馬最先着となる3着に健闘したプライルードの2頭が候補として挙げられ、JBC2歳優駿で勝ち馬と1馬身半差の接戦をしたナッジが選ばれた。
得票 | ナッジ | 10 |
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プライルード | 4 |
2歳最優秀牝馬/スピーディキック(北海道)
重賞連勝でダートグレード競走のエーデルワイス賞(JpnIII)を制したスピーディキックが、全会一致で選定された。
得票 | スピーディキック | 14 |
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(全会一致) |
3歳最優秀牡馬/キャッスルトップ(船橋)
13頭立て12番人気という低評価ながら、最後のひと伸びで迫りくる他馬をしのぎ切りジャパンダートダービー(JpnI)というビッグタイトルを手にしたキャッスルトップが全会一致で選定された。昨年のエメリミットに続き、2年連続で船橋所属馬の受賞となった。
得票 | キャッスルトップ | 14 |
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(全会一致) |
3歳最優秀牝馬/ケラススヴィア(浦和)
南関東牝馬クラシック二冠を達成したほか、関東オークス(JpnII)では厳しいマークを受けながらも逃げ粘って2着となり、グランダム・ジャパン3歳シーズン総合優勝を果たしたケラススヴィアが全会一致で選定された。
得票 | ケラススヴィア | 14 |
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(全会一致) |
4歳以上最優秀牡馬/ミューチャリー(船橋)
最も議論が白熱したのが、この4歳以上最優秀牡馬。JBCクラシック創設21年目で地方馬史上初制覇の偉業を遂げたミューチャリーと、川崎記念とかしわ記念を制しJpnI競走を2勝したカジノフォンテンで意見が分かれた。ミューチャリーの「JBCクラシック競走を地方馬史上初制覇」が競馬界・競馬ファンへ大きなインパクトを与えたことを評価する声と、JpnI競走を2勝したカジノフォンテンを評価する声がぶつかりあう大激論の末、選定協議の結果、2021年の日本ダート界でもトップクラスの出走メンバーを抑えJBCクラシックを勝利し地方馬の意地を見せたミューチャリーが、この部門の選定馬となった。
得票 | ミューチャリー | 8 |
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カジノフォンテン | 6 |
4歳以上最優秀牝馬/サルサディオーネ(大井)
日本テレビ盃(JpnII)では牡馬相手に見事な逃げ切り勝利を収めたことに加え、牝馬限定のダートグレード競走において一年を通じての高いパフォーマンスを評価されたサルサディオーネが、全会一致で選定された。同馬は昨年に続く2年連続での受賞となった。
得票 | サルサディオーネ | 14 |
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(全会一致) |
ばんえい最優秀馬/ホクショウマサル
2021年6月にこの世を去ったこともあり、年間で唯一の重賞勝利となってしまったが、ばんえい最高峰のレースであるばんえい記念を制したホクショウマサルが、全会一致で選定され、初受賞となった。
得票 | ホクショウマサル | 14 |
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(全会一致) |
最優秀短距離馬/該当馬なし
東京スプリント(JpnIII)で2着となったサブノジュニアや、テレ玉杯オーバルスプリント(JpnIII)2着のティーズダンク、園田FCスプリント、ゴールド争覇、笠松グランプリを制覇したダノングッドなどが候補に挙げられたが、受賞に値するとの評価を得るに至らず、選定結果は該当馬なしとなった。
得票 | 該当馬なし | 8 |
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サブノジュニア | 4 | |
ティーズダンク | 1 | |
ダノングッド | 1 |
最優秀ターフ馬/該当馬なし
せきれい賞、OROカップを制したロードクエストを推す声もあったが、過去の受賞馬との比較でも十分な決め手とならず、該当馬なしとなった。
得票 | 該当馬なし | 13 |
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ロードクエスト | 1 |
【年度代表馬】
ミューチャリー(船橋)
4歳以上最優秀牡馬に選定されたミューチャリーが、2021年の地方競馬を象徴するJBCクラシックの歴史的初制覇が評価され、全会一致で2021年の年度代表馬に選定された。
得票 | ミューチャリー | 14 |
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(全会一致) |
【ダートグレード競走特別賞馬】
カジノフォンテン(船橋)
地方競馬で実施されたダートグレード競走での成績を対象として地方・中央の所属に関わらず選定するこの部門。帝王賞(JpnI)を勝ったテーオーケインズ、東京大賞典(GI)で見事4連覇を飾ったオメガパフューム、JpnI競走を2勝したカジノフォンテンの3頭を推す声があがった。選定協議の結果、JpnI競走最多の2勝を挙げたカジノフォンテンが、2021年のダートグレード競走で最も優秀な成績を収めたと評価され、選定された。
得票 | カジノフォンテン | 10 |
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オメガパフューム | 3 | |
テーオーケインズ | 1 |
【特別表彰馬】
マルシュロレーヌ(JRA)
地方競馬の発展に顕著な功績があった馬や、その他顕彰に値すると認められる馬を表彰するこの部門。
レディスプレリュード(JpnII)、TCK女王盃(JpnIII)、エンプレス杯(JpnII)、ブリーダーズゴールドカップ(JpnIII)と、様々な競馬場と距離で4勝を上げ、牝馬ダート世界ナンバーワン決定戦ブリーダーズカップディスタフ(GI)で世界制覇の偉業を成し遂げたマルシュロレーヌが、地方競馬のレースで能力を開花させ、世界最高峰のレースを制するに至った同馬の蹄跡や、この快挙が日本で実施されているダート競走の地位を大いに高めてくれたことなど、多くの委員から同馬の活躍を賞賛する声が寄せられ、全会一致で選定された。
なお、2001年に無敗で全日本3歳優駿(GII)やジャパンダートダービー(GI)を含む重賞6連勝を遂げ2002年にはかしわ記念(GII)を制したトーシンブリザードや、2001年の武蔵野ステークス(GIII)やジャパンカップダート(GI)で驚異的なレコードタイムを打ち出し種牡馬としても交流重賞勝ち馬を多数輩出したクロフネ、東京大賞典4連覇の偉業が評価されたオメガパフューム、地方所属馬として初めてJRAダート重賞を勝利し、6~7歳時は11戦10勝(うちGI4勝、GII2勝、GIII2勝)、東京大賞典で獲得したレーティング117が地方所属馬として史上トップタイという無類の強さを発揮し続けたアブクマポーロら4頭も候補に挙げられたが、選定されるには至らなかった。
NARグランプリ2021 優秀馬選定委員会 選定委員 (敬称略・順不同)
区分 | 氏 名 | |
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有 識 者 | 作家 | 亀和田 武 |
馬事リポーター | 後藤 正俊 | |
競馬リポーター | 赤見 千尋 | |
フリーアナウンサー | 矢野 吉彦 | |
全国公営競馬専門紙協会(同協会が推薦する東日本の者) | 小山内 完友(日刊競馬) | |
全国公営競馬専門紙協会(同協会が推薦する西日本の者) | 對馬 大樹((株)ケイバブック) | |
東京地方競馬記者クラブ(同クラブが推薦する者) | 春木 宏夫(報知新聞) | |
東海地方競馬記者クラブ(同クラブが推薦する者) | 西尾 敦(中日スポーツ) | |
関西地方競馬記者クラブ(同クラブが推薦する者) | 瀬藤 治人(大阪スポーツ) | |
関 係 団 体 | 公益財団法人 競走馬理化学研究所 常務理事 | 生野 等 |
公益社団法人 日本軽種馬協会 業務部長 | 成田 正一 | |
全国公営競馬主催者協議会 事務局長 | 秋田 政治 | |
日本中央競馬会 競走部 上席ハンデキャップ役 | 橋本 真一 | |
地方競馬全国協会 企画部 競走企画課長(レーティング担当) | 川相 篤士 |