本日、米團治日和。|KBS京都

本日、米團治日和。

KBS京都ラジオ 毎週水曜日 17:30-18:00 オンエア

11月6日、13日放送 高石のりみちさん

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今回のゲストは高石のりみちさんです。

のりみちさんは8月にお亡くなりになったミュージシャンでマラソンランナーとしても知られていた高石ともやさんのご長男です。

生まれは福井県。父の仕事の関係で小学校時代の半分は京都で暮らしました。
高校卒業後はイギリス、その後フランスに留学、海外生活は16年にも及びました。

ともやさんと桂米朝、父親どうしの仲が良かったため、米團治とはお兄さん的な存在として面識がありました。実はのりみちさんは大の落語ファンで子供のころから米朝のテープを聞き込み、何席もの落語を語れるほどでした。

音楽活動は父から手伝えといわれ、家業を手伝っている感覚だったとか。
高石ともやの息子という意識はあまりなく、ミュージシャンになろうと思っていたわけでもなかったといいます。

そんなのりみちさん、ともやさん亡き後、心境の変化はあったのでしょうか。
今回は米朝とともに永く交流のある米團治と、父高石ともやさんのこと、音楽のこと、未来のこと...さまざまに語っていただきます。

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10月16日、23日放送 歌手 加藤登紀子さん

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今回のゲストは歌手の加藤登紀子さんです。

「知床旅情」「琵琶湖周航の歌」「百万本のバラ」など
長く人の心に残り愛されるヒット曲を世に送り出しておられます。

加藤さんは1943年 中国ハルビン生まれ。
1965年、東京大学在学中に第2回日本アマチュアシャンソンコンクールに優勝し歌手デビューを果します。
1966年「赤い風船」でレコード大賞新人賞、1971年「知床旅情」でレコード大賞歌唱賞受賞。

国内のコンサートのみならず、ニューヨーク・カーネギーホール公演をはじめ、世界各地でコンサートを行い1992年には芸術文化活動における功績に対してフランス政府からシュバリエ勲章を授けられました。
歌手活動以外でも女優活動や、地球環境問題に精力的に携わるなど、幅広く活躍されています。
近年は、FUJI ROCK FESTIVALに毎年出演。また年末恒例の日本酒を飲みながら歌う「ほろ酔いコンサート」は東京で50回以上、京都でも40回以上続いています。
今年は京都劇場で12月1日に開催予定です。

歌うこと、愛すること、生きること。
歌い手を超えて活躍する加藤さんの現在に、米團治が迫ります。

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10月2日、9日放送 白沙村荘橋本関雪記念館館長 橋本眞次さん

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今回のゲストは白沙村荘 橋本関雪記念館 館長の橋本眞次さんです。

京都画壇に大きな功績を残した日本画家橋本関雪画伯の曽孫にあたります。
眞次さんは23歳の頃から曽祖父にあたる関雪に興味を持ち、資料編纂などに携わってこられました。
現在は白沙村荘 橋本関雪記念館の元館長である母 妙さんとともに館長として活動されています。

橋本関雪画伯は、1883年、兵庫県神戸市に生まれました。
京都画壇を席巻した新南画、新古典と呼ばれる絵画を次々と発表し、大正・昭和期の京都画壇において中心的人物の一人となりました。
その邸宅として知られる白沙村荘は1945年に没した画伯が自身の制作を行うアトリエとして造営しました。
敷地内には大正から昭和初期に建築された家屋をはじめ、3つのアトリエ、茶室、持仏堂などが散在しています。
池泉回遊式の庭園は国の名勝にも指定され、京都東山の名所の一つとなっています。

血縁ならではの作家への思いや知られざるエピソード、また副館長としての今後の活動など、大いに語っていただきましょう。

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9月18日、25日放送 株式会社晃商代表取締役専務 新井丈博さん

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1964年から68年にかけ、KBS京都で放送されていたラジオ番組
『天壇ゴールデンリクエスト』。
中でも人気の高かった水曜日は創業間もない天壇が若き日の桂米朝とタッグを組んだ伝説の番組でした。

そして、米朝がこの世を去った2015年の4月1日からスタートしたのが
米朝の長男桂米團治がパーソナリティを務める当番組「本日、米團治日和。」です。
提供は天壇。親子二代にわたってのご縁です。

今回のゲストはその天壇を運営する株式会社晃商 新井丈博(あらいたけひろ)代表取締役専務をお迎えします。
新井専務は 1982年生まれ。会社は「人」であると、一人ひとりを生かす組織づくりに力を注ぎ今年の春に「ベストモチベーションカンパニーアワード2024 中堅・成長ベンチャー部門」において第一位を受賞されました。

焼肉 天壇をはじめさまざまな事業を展開する企業の若きリーダーに
同様に家業を継ぐ立場の米團治と仕事、夢、目標などを大いに語っていただきましょう。

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9月4日、11日放送 ピアニスト 徳永義昭さん

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今回のゲストはピアニスト徳永義昭さんです。

徳永さんは曲を1曲しか弾けないピアニストとして知られています。
その曲はプロでも難しいとされる「ラ・カンパネラ」。
そのエピソードが驚きです。

徳永さんは、もともとは、というより今も佐賀市在住、現役ののり漁師。
高校を卒業後,のり漁師一筋40数年。のりの収穫期には、海での作業と自宅での休憩を6時間ごとに繰り返す過酷な生活を送っていました。
52歳のとき、テレビでフジコ・ヘミング氏の「ラ・カンパネラ」を聴いて感動し、自分も弾きたくなって独学で練習を始めました。

7年が経ったころ、夢を叶えるという番組でなんとフジコ・ヘミング氏の前で「ラ・カンパネラ」を演奏。
その後彼女の依頼でコンサートの前座を3回務めました。
徳永さんがモデルの映画「ら・かんぱねら」も秋に上映予定です。

努力の先に待っていたものは予想だにしない結末でした。
まさに為せば成る、米團治が徳永さんのストーリーに迫ります。

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8月21日、28日放送 京都市交響楽団第14代常任指揮者 沖澤のどかさん

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今回のゲストは京都市交響楽団第14代常任指揮者の沖澤のどかさんです。

沖澤のどかさんは、1987年、青森県生まれ。
東京藝術大学と同大学大学院で指揮を学んだ後、渡独。ベルリン・ハンス・アイスラー音楽大学大学院で学び、二つ目の修士号を獲得しました。
2018年に東京国際音楽コンクール指揮部門で優勝して注目を浴び、翌2019年にはブザンソン国際指揮者コンクールでも優勝。

京都市交響楽団とは2021年10月の定期演奏会で初共演を果たします。
この共演によって互いに相性のよさを感じ、彼女は楽団からのオファーを受けて2023年4月、第14代常任指揮者に着任しました。

京都市交響楽団は1956年4月に創立し、日本で唯一、自治体が設置し、運営に責任を持つオーケストラです。今、京響は沖澤のどかさんという若きマエストロをむかえ、文化芸術都市京都にふさわしいオーケストラとして新たな歩みを始めています。

沖澤さんの指揮が楽団をどう導くのか
自称モーツアルトの生まれ変わり、米團治と語り合っていただきます。

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8月7日、14日放送 特定非営利活動法人大文字保存会理事長 長谷川英文さん

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8月16日の夜。五山に次々と火が灯ります。
亡き人の魂を送る炎は京都の夜空を焦がし、
静かに消えて、京都の夏の終わりを告げます。

送り火はお盆の先祖供養の「盂蘭盆会(うらぼんえ)」と結びついたもので、
お盆に帰ってきた先祖の魂が各家で供養された後、あの世に帰る道しるべです。
決して賑やかに楽しむお祭りイベントではありません。
雨が降っても風が吹いても中止するわけにはいかない京都の人々の心に寄り添う行事なのです。

平安時代、あるいは室町時代から続けられているという送り火。
代々火床を守り、何としても火を灯すという人々の思いとは。

今回も特定非営利活動法人大文字保存会理事長 長谷川英文(はせがわひでふみ)さんに改めて京都の送り火についてじっくりとお話をお聞きしましょう。

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7月17日、24日放送 ニッポン画家 山本太郎さん

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今回のゲストはニッポン画家の山本太郎さんです。

山本さんは1974年熊本生まれ。2000年に京都造形芸術大学、現京都芸術大学を卒業。
在学中に、寺社仏閣とファーストフード店が至近距離で混在する京都にインスピレーションを受け、伝統と現代、異質な文化が同居する「ニッポン画」を提唱しました。
たとえば満開の桜が咲き乱れる風景に信号機があったり、尾形光琳の「紅白梅図屏風」をモチーフにした水流が清涼飲料水の缶の口から流れていたり...
その作風は現代の琳派とも評されています。

そして8月6日から鍵善義房アートミュージアム「ZENBI」にて開催される展覧会『琳派リフレイン~山本太郎と芸艸堂(うんそうどう)』。展覧会の概要とともに古典の手法を用いた独自の世界ついてもお話いただきましょう。
興味深いイベントもあるそうですよ。

古典と現代が融合する山本さんの世界は落語ともどこか共通点があるような...
米團治との対談がどんな化学変化をもたらすか、ぜひお楽しみください。

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7月3日、10日放送 祇園祭山鉾連合会 木村幾次郎さん

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今回のゲストは祇園祭山鉾連合会 木村幾次郎理事長です。

疫病平癒を願い、疫神を集めて送る、
祇園祭の起源は素朴な人々の願いでした。
やがて形を整えた祭礼となり、勅祭として恒例の行事になりました。

疫病を祓うために重要な役割を果たしたのが水。
神様の前で禊をするように、水で穢れを清めるという行為は古来日本人の信仰の基本です。
2022年、コロナ禍にあった中、祭りの中核となる八坂神社の青龍水と神泉苑の閼伽水、ふたつのご神水によって町が清められました。
以後この水を用いる儀式は祭りの新しい伝統となりました。

戦禍やコロナ禍。数々の困難を乗り越え町衆の思いを乗せた山鉾は京都の街を堂々と巡行します。時代とともに変遷を繰り返しながらも、大切なものを守り続け、誇らしく、華やかに。

2024年祇園祭。
山鉾連合会木村幾次郎理事長に今年も米團治が迫ります。

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6月19日、26日放送 廬山寺執事長 町田享宣さん

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今回のゲストは京都市上京区にあります廬山寺より執事長の町田享宣(まちだこうせん)さんをお迎えします。

廬山寺は平安時代に比叡山天台18世座主元三大師(がんざんだいし)良源(りょうげん)によって創建され、豊臣秀吉の時代に現在の地に移りました。
近年廬山寺と言えば紫式部の邸宅があったところとして知られています。
NHK大河ドラマ「光る君へ」が放送され、源氏物語への関心が再び高まっているいま注目のスポットです。

紫式部は実在の人物や場所をモデルに物語を創作していました。
そのため京都の街には物語と交錯する場所がたくさんあります。
廬山寺もそのひとつで、光源氏が空蝉と出会う場所、または光源氏が大切にした花散里が住まう地として登場します。
また源氏庭(げんじてい)に咲く桔梗は当時朝顔と呼ばれていました。
朝顔と言えば光源氏が愛した姫君の一人「朝顔の君」。
そのゆかりで植えられているそうです。

廬山寺の桔梗もそろそろ見ごろ。
お寺のこと、源氏物語のこと。
米團治の興味のままにおしゃべりを楽しんでいただきましょう。

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