(辺計礼)ペケレ山登山道
ペケレ山登山道
短時間で登頂でき、天気がよければ、屈斜路カルデラ、摩周カルデラ、根釧台地、雌阿寒岳、雄阿寒岳と道東らしいパノラマ風景を楽しむことができます。阿寒摩周国立公園阿寒地域と川湯地域をつなぐ阿寒横断道路から小さく「ペケレ山」という看板がある場所から未舗装道路へ。シカゲートを開閉し林道ゲートを過ぎて、道なりに進むと、入林届けのある場所が登山口でここまで車で入ることができます。10分程歩いていくと、アカエゾマツやトドマツなどの造林地の中へ。傾斜が大きくなり標高が高くなると林床はササで覆われカラマツ林に変わり、さらに登っていくと、自然林のダケカンバやミズナラなどの樹木が多く見られるようになります。ここまで来るとだんだんと樹間が広がり眺めもよくなり、頂上は比較的広く、辺りの景色を一望することができます。
セルフガイドマップ表(pdf)
セルフガイドマップ裏(pdf)
片道 約2.5㎞
コースタイム 登り約1時間30分 下り約1時間
ペケレ山標高 732m
標高差 約482m
*林道は4月末から5月末まで閉鎖しています。入林に関するお問い合わせは北海道森林管理局へ
ペケレ山の特徴
ペケレ山周辺の山地は新第三紀の安山岩や玄武岩などの古い堆積地層が分布しています。長い年月をかけて川などに浸食され、軟らかい地層はよく削られて低くなり、固い地層はなかなか浸食されず少し高くなることで、別川の南ではシケレべ(志計礼部)山、弟子屈市街側にはビラオ(美羅尾)山、そして奥春別小学校の裏手にはペケレ山として山地が形成されました。ちなみにペケレ山はアイヌ語でペケレ(明るい)エワ(高台)と呼ばれ、この山のふもとには猛毒のブシ(トリカブト)があるとされています。高山植物としては、ハクサンチドリ・ベニバナイチヤクソウ・イブキジャコウソウ・コメツツジ・コヨウラクツツジ等が分布しますが、林床はササで覆われており、大きな群落は少ないです。一等三角点のある山でもあります。
登山にあたって
登山道沿いはササが茂っており、ダニが多く発生している場合があります。長そで、長ズボン、帽子などの着用をおすすめします。また、比較的登山者が少ない山となり、登山口などにトイレなどの設備はありません。携帯トイレを準備していきましょう。最後に、ヒグマが出没する可能性もありますので、熊に対する準備も万全に楽しい登山をしましょう。
フォトギャラリー
アクセス
アクセス(空港・JR・バスの場合)
川湯エコミュージアムセンターより
川湯エコミュージアムセンター ⇒ 阿寒バス(約10分) ⇒ JR川湯温泉駅 ⇒ JR釧網本線(約15分) ⇒ JR摩周駅
釧路・釧路空港方面より
釧路空港 ⇒ 釧路空港連絡バス(約45分) ⇒ JR釧路駅 ⇒ JR釧網本線(約1時間40分) ⇒ JR摩周駅
網走・女満別空港方面より
女満別空港 ⇒ 女満別空港線(約30分) ⇒ JR網走駅 ⇒ JR釧網本線(約45分) ⇒ JR知床斜里駅 ⇒ JR釧網本線(約45分) ⇒ JR摩周駅
中標津空港方面より
中標津空港 ⇒ 中標津空港線(約30分) ⇒ 中標津バスターミナル ⇒ 阿寒バス(約1時間30分) ⇒ JR標茶駅 ⇒ JR釧網本線(約30分) ⇒ JR摩周駅
*ペケレ山登山口までの公共交通機関はありません。摩周駅が一番近い最寄りの駅となり登山口まではガイドツアーやハイヤーでの移動となります。移送時間はおよそ30分ほどかかります。
アクセス(自動車の場合)
マップコード
731 223 033
川湯エコミュージアムセンターより
川湯エコミュージアムセンター ⇒ 国道391号線・241号線・林道(約50分) ⇒ ペケレ山登山口
釧路・釧路空港方面より
釧路市街 ⇒ 国道53号線・241号線・林道(約2時間20分) ⇒ ペケレ山登山口
釧路空港 ⇒ 国道240号線・241号線・林道(約1時間45分) ⇒ ペケレ山登山口
網走・女満別空港方面より
網走市街 ⇒ 国道244号線・国道391号線・241号線・林道(約2時間) ⇒ ペケレ山登山口
女満別空港 ⇒ 国道39号線・243号線・241号線・林道(約1時間40分) ⇒ ペケレ山登山口
中標津方面より
中標津空港 ⇒ 道道13号線・243号線・241号線・林道(約1時間30分) ⇒ ペケレ山登山口