教育課程とカリキュラム
教育目標
国際共生学部では、4年間オールイングリッシュの環境で海外留学生と共に学びながら、グローバル社会のさまざまな問題に対応するために必要な「知識」「スキル」「姿勢・マインド」を総合的に養成することを目的としています。
「英語」で、海外留学生と共に学ぶ
入学から卒業まで、全ての授業を英語で受講し、高度な英語運用能力を身につけます。1、2年次は学部独自の「English for Global Citizens」を通して、アカデミックな英語力やコミュニケーションスキル、デジタルリテラシーなど、グローバル市民に欠かせないスキルを総合的に身につけます。また、海外留学生との共学で、より高度な英語力を身につけるだけでなく、様々な価値観に触れ視野を広げることで異文化理解を深めます。
エクスペリエンシャルラーニングで実践力を磨く
国際共生学部では、体験的な学び「エクスペリエンシャルラーニング」を奨励しています。国内外でのインターンシップやボランティアなど様々な活動に参加し、授業で修得した知識やスキルを実社会で使ってみることにより、チームワークや問題解決力などの実践力を磨きます。
グローバルチャレンジ留学※で、社会課題の解決をめざす
幅広い知識や視野だけでなく、課題解決に向けて踏み出す力を養うことを目的とした国際共生学部独自の1年間の留学プログラムです。海外協定大学の学士過程で学修をしながら、課外活動にも取り組みます。
※推奨する留学であり必須ではありません
カリキュラムの特徴
グローバル市民に必要な英語力やグローバルスキルを磨く
国際共生学部で開講する「English for Global Citizens」は、週12回の授業で、高い英語力とコミュニケーションスキル、デジタルリテラシーなどグローバル市民に必要とされるスキルを修得するためのプログラムです。コンテンツベースの授業やディスカッション、プレゼンテーション、プロジェクトなどのアクティブラーニング手法を多くの場面で取り入れた授業を展開し、主体性や課題解決能力などの養成をめざします。
科目例:Academic Writing I, II/Integrated Language Skills/Global Communication I, II/
Language & Society/Digital Literacy/Diversity & Equity in Contemporary Literature
1年次春学期: English for Global Citizens時間割例
自分と向き合い、社会における役割を発見する
「Foundation for Global Engagement」は、自分自身と向き合い「共生社会でどのような存在になりたいか」などを考えつつ、グローバル市民としての意識や姿勢の養成をめざす本学部の基礎となる科目です。自己分析の他、日本社会に変化をもたらすきっかけとなった歴史的な出来事の分析や、宗教や文化の探求など、グローバル社会をミクロとマクロな視点で捉えた学修を行います。
授業内容:
Managing Yourself/Turning Points in Japanese History/Pilgrimage: Journeys in Search of Meaning
3つの学問分野で社会課題にアプローチするGlobal Studies
「Humanities (人文科学)」、「Social Sciences(社会科学)」、「Business & Economics(ビジネス・経済学)」 の分野を横断的に履修し幅広い知識を身につけ、様々な角度から社会課題にアプローチします。 また、これらの科目を留学生と共に学びプロジェクトなどに取り組みながら多様な価値観に触れ、異文 化理解力や柔軟性を養います。
科目例:
Humanities:
History of Asia/Intercultural Communication/Art Across Cultures/Japanese Literature/Media & Culture/ Religion and Philosophy
Social Sciences:
Introduction to Cultural Anthropology/Foreign Policy/Global Service Learning/International Politics/Globalization and Identity/Sustainable Development
Business & Economics:
Introduction to Microeconomics/Principles of Business/Global Economics/International Business/ Global Leadership/International Negotiation
実践力を磨くエクスペリエンシャルラーニング
体験型の学習で「分かる(知識)」と「できる(実践)」を統合させた実践的な学びをめざします。自分と社会とのつながりをみつけ、社会で起こっている問題を自分事として考える力と解決するための実践力を養成します。インターンシップやボランティア、プロジェクなど様々な活動をEポートフォリオで振り返り、学修計画や卒業後のキャリア設計につなげます。また、これらの活動は一定の時間数を満たした場合に限り、エクスペリエンシャルラーニング科目として単位認定をすることができます。
4年間の学びを活かした集大成のプロジェクト
4年次には「Capstone」に取り組み、それまでの授業や課外活動を通して身につけた知識やスキルを 活かし、4年間の学びの集大成として社会の課題解決を図るためのプロジェクトを実施します。 プロジェクトは留学生を含むグループで行い、3つの学問分野の視点からアプローチし問題解決の糸口を探ります。留学生との共同作業では、それぞれの意見やアイデアを持ちよりながらチームワークやリーダーシップなどのスキルをさらに磨きます。
独自のアカデミックカレンダー
セメスター制を採用しており、授業科目は春学期・秋学期をもって完結します。学期開始・終了時期は1年次と2年次~4年次で異なります。
※卒業は4年次3月です
4年間の学び
留学制度
グローバルチャレンジ留学
国際共生学部では、3年次に1年間のグローバルチャレンジ留学を想定しています。学びのフィールドを海外に広げ、留学先大学での授業と課外活動で社会課題の解決に挑みます。留学前に取り組みたい社会課題のテーマを設定し学修計画を立て、留学中は留学先大学での関連授業履修の他、サービス・ラーニングやインターンシップなどを通して、課題を多角的に理解し解決の方法を考察します。
充実した留学奨学金制度※:
グローバルチャレンジ留学に参加する場合、留学先大学の授業料は免除されます。選考結果によっては、留学先での住居費・食費も奨学金として免除または支給されます。これらは定員上限のない「給付型」の奨学金ですので、基準を満たせば誰でも奨学金を受けることができます。
※留学期間中も関西外大の授業料その他納付金は通常どおり納入が必要です。
2カ年以上の留学を希望する場合は、グローバルチャレンジ留学のフルスカラシップ区分(授業料、住居費・食費が免除)で合格し、かつ公募の2カ年以上の留学プログラムの要件を満たす必要があります。
想定する卒業後のキャリア
グローバル企業、国際協力機関、国際公務員、大学院進学など