2022年4月20日に発表された第53回講談社絵本賞に、『海のアトリエ』(堀川理万子 作)が選ばれました!
同賞は、「絵本において新分野を開拓し、質的向上に寄与した優秀な作品」に対して贈呈されます。近年の偕成社の絵本では、第52回で『さくらの谷』(富安陽子 作/松成真理子 絵)、第50回で『つくえはつくえ』(五味太郎 作)が受賞しています。
『海のアトリエ』(2021年5月刊行)は、タブロー画家として活躍する堀川理万子さんの絵本。舞台は昭和30年代の神奈川県の海辺のアトリエです。堀川さんが子どもの頃に出会った初めての「子どもを子ども扱いしない」大人である近所の絵描きさんとの思い出から生まれました。
2021年には、絵本ではじめて、Bunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞し、話題を呼んでいます。