中学生が習う漢字(小学校で習う学習漢字1026字以外の常用漢字1110字)を対象とした、「辞書引き学習」の深谷圭助氏の監修、「Suicaのペンギン」の坂崎千春さんのイラストによる新しい形式の漢字ドリル。
中学生が習う漢字は「漢字検定」の4級〜2級にあたり、教科書によって学年で習う漢字がちがうので、本シリーズもその級にそった4級、3級、準2級、2級の4巻構成としている。
学校では、国語は国語、理科は理科、英語は英語などと教科に分けて学習するが、どの教科でも日本語の文章を読んだり、外国語を日本語に訳したりするなど、日本語を理解することが各教科の学習につながる。特に漢字はさまざまな意味や使い方を総合的に学習することが必要であることから、このドリルでは漢字の書きかた練習や文例の読み書きのほか、その漢字にまつわる9教科にわたる問題を掲載。
この問題を解くことにより、国語だけでなく、全教科の学力向上を目指す(解答は偕成社のホームページにアップされていて答え合わせも可能)。また、各巻罫下には、中学生で習う新出音訓(いわゆる読み替え漢字)延べ205字も掲載。
準2級の巻では「漢字検定」準2級相当の328字を学習。
漢検準2級の漢字範囲を1から習って書ける本がなかなかなくて困っていましたが、この本があったおかげで助かりました。また、漢字を書くだけではなく、新出漢字を使った文章づくりなどもあるため、今まで知らなかった知識を知ることができました。(13歳)