これまで紹介されることが少なかった
とってもおもしろい
世界各地につたわる
女の子と、おねえさんとおばあさんの昔話を
読みやすく語りやすく再話しました。
女の子はなんにでもなれるし、
なんにもならなくたっていい。
世界がひろがる18話です。
あとがきより:::::::::::::::::
わたしは、小さい女の子だったころから、日本の昔話も、外国の昔話もだいすきでした。
でも、自分と同じような女の子や女のひと、おばあさんが活躍する昔話が少ないことをふしぎに思っていました。(略)
この本では、世界各地で語りつがれてきた昔話のなかから、女の子が自分の力で人生をきりひらいていくお話ばかりを集めてみました。もちろん、女の子の将来の姿である、女のひとやおばあさんといった年長の女性のお話もふくみます。(略)
昔話のなかには、いろんな女の子たちが登場します。いわゆるいい子ばかりではありません。なまけものの女の子も、ずるい女の子もいます。ただ、どんなときもへこたれず、自分なりの幸せをつかむのは同じです。
幸せな結末も、結婚ばかりではありません。女の子だってなんにでもなれるし、もちろん、なんにもならなくっていいのです。彼女たちの昔話は、なやみながら今を生きるわたしたちを、力強くはげましてくれます。
<目次>
世界中からあつめた18話を収録
銀の手づなと魔法の投げなわ(チリ)
くいしんぼうのなまけもの(スペイン)
三人の王女(エクアドル)
日曜日生まれの女の子(ドイツ)
一ぱいのポイ(ハワイ)
わたしがテピンギー(ハイチ)
金のピクンの花(タイ)
きれいな若者とみにくいむすめ(カメルーン)
おばあさんのとらたいじ(韓国)
百七二歳のマルファおばあさん(ロシア)
こゆびひめ(ラオス)
百鳥衣(中国)
食べものにかける塩のように(スペイン)
花をさかせたがらない小さなキャベツ(フランス)
がちょうはくちょう(ロシア)
太陽と雲とラビナラ(マダガスカル)
かしこいマー・ティティ(イラン)
昔話のすきなよめさま(韓国)
受賞歴:
あとがきより:::::::::::::::::
わたしは、小さい女の子だったころから、日本の昔話も、外国の昔話もだいすきでした。
でも、自分と同じような女の子や女の人、おばあさんが活躍する昔話が少ないことをふしぎに思っていました。(略)
この本では、世界各地で語りつがれてきた昔話のなかから、女の子が自分の力で人生をきりひらいていく話ばかりを集めてみました。もちろん、女の子の行く先である、娘や母、おばあさんの話もふくみます。(略)
昔話のなかには、いろんな女の子たちが登場します。いわゆるいい子ばかりではありません。なまけものの女の子も、ずるい女の子もいます。ただ、どんなときもへこたれず、自分なりの幸せをつかむのは同じです。
幸せな結末も、結婚ばかりではありません。女の子だってなんにでもなれるし、もちろんなんににもならなくっていいのです。
彼女たちの活躍ぶりは、なやみながら今を生きるわたしたちを、力強くはげましてくれます。
2012年に、日本につたわる女の子と女性が主人公の昔話を集めた『女の子の昔話』を刊行しました。この本は、その姉妹編で世界の昔話から女の子と女性が主人公のものを集めました。これまであまり紹介されてこなかった国々の多様な昔話が楽しめる一冊です。