修復家。博士 (人間・環境学)。専門は保存修復学、美術史、表象文化論。京都大学大学院人間・環境学研究科准教授。フィレンツェ国際芸術大学で絵画の保存修復を学んだのち、市内の修復工房に修復家として勤務。その後、東北芸術工科大学文化財保存修復研究センター研究員、文部科学省卓越研究員、東海大学教養学部芸術学科准教授などを経て、2023年4月より現職。近現代美術の保存修復や調査のほか、展覧会コンサバターとしても活動中。著書に『保存修復の技法と思想―古代芸術・ルネサンス絵画から現代アートまで』(第七回表象文化論学会賞)、『タイムライン─時間に触れるためのいくつかの方法』などがある。