慶應義塾大学 ラグビー部 チーム紹介
慶應義塾大学
TEAM INFORMATION
黒黄ジャージで名高い、日本ラグビーの「ルーツ校」である慶應義塾大学。2023シーズンは関東対抗戦5位で大学選手権に進出したが、3回戦で関西2位の天理大学に12-41で敗れてシーズンを終えた。創部100周年の1999年度以来、大学日本一から遠ざかっており、過去9年間は準々決勝の壁を破って正月越えができていない。
2024シーズンは春季大会Bリーグでは筑波大学に敗れたが1位となり、招待試合で天理大学にリベンジを果たすなど春から着実に力をつけてきている。
2023シーズンからOBで、かつて名タックラーとして名を馳せた青貫浩之監督が就任したが、三井大祐HC(ヘッドコーチ)ら主要なコーチは留任。身体を当てる部分やタックルを重視しつつも、得点源となっているモール、スペースにアタックするというラグビーは継続的に取り組んでいる。ただ、2023シーズンはキックに頼り過ぎたことを反省し、ボールを持って攻撃することを試みている。
今季、キャプテンには1年から試合に出場してきたHO(フッカー)中山大暉が、副キャプテンにはSH(スクラムハーフ)小城大和(ともに4年)が就いた。
スクラムリーダーにはPR(プロップ)吉村隆志(4年)、ラインアウトリーダーにはLO(ロック)中矢健太(4年)、BK(バックス)リーダーにはSO(スタンドオフ)/CTB(センター)今野椋平、リーダーにはCTB(センター)山本大悟(ともに3年)と各ポジションの中心選手が務める。
目標は大学選手権ベスト4以上に掲げ、スローガンは「No Magic」を掲げた。「奇跡に頼ることなく、ひたむきに練習を重ね勝利を掴む」という強い意志が込められているという。
FW(フォワード)はPR成田薫、HO(フッカー)山田空太、LO浅井勇暉、LO/FL(フランカー)藤井大地、FL田沼英哲、NO8(ナンバーエイト)冨永万作(いずれも4年)らがいる。
BK(バックス)には日本代表活動にも参加したルーキーのFB(フルバック)小野澤謙真(静岡聖光学院)、SH(スクラムハーフ)橋本弾介、SO大川竜輝、WTB(ウィング)/FB伊吹央(いずれも3年)、WTB渡邉匠(4年)らがいる。
日本ラグビーの「ルーツ校」である慶應義塾大学。100年以上の歴史がある「慶早戦」で、2010年以来の勝利を飾り、上位で大学選手権に出場して、今季こそ国立競技場で正月を迎えたい。
TEXT:斉藤健仁
※掲載情報は2024年8月1日時点
関東大学対抗戦 過去5年間の順位
- 2023年
- 5位(大学選手権ベスト8)
- 2022年
- 4位(大学選手権ベスト8)
- 2021年
- 4位(大学選手権ベスト8)
- 2020年
- 3位(大学選手権ベスト8)
- 2019年
- 5位