東証の市場とは
新規上場
東京証券取引所(以下「東証」という)に初めて上場をすることをいいます。そのうち、他の取引所に上場していない会社が上場することを、「IPO(新規株式公開)」や「直接上場」といいます。
また、他の取引所に既に上場している会社が、東証に上場することを、「経由上場」(鞍替えなどと言われることもあります)といいます。「経由上場」の場合も新規上場としてIPOと同じ基準に基づいた審査を受けていただきます。
東証では、プライム市場、スタンダード市場、グロース市場及びTOKYO PRO Marketの4つの市場を提供しています。
プライム市場
多くの機関投資家の投資対象になりうる規模の時価総額(流動性)を持ち、より高いガバナンス水準を備え、投資家との建設的な対話を中心に据えて持続的な成長と中長期的な企業価値の向上にコミットする企業向けの市場です。
スタンダード市場
公開された市場における投資対象として一定の時価総額(流動性)を持ち、上場企業としての基本的なガバナンス水準を備えつつ、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上にコミットする企業向けの市場です。
グロース市場
高い成長可能性を実現するための事業計画及びその進捗の適時・適切な開示が行われ一定の市場評価が得られる一方、事業実績の観点から相対的にリスクが高い企業向けの市場です。
TOKYO PRO Market
TOKYO PRO Marketは、2008年の金融商品取引法改正により導入された「プロ向け市場制度」に基づき設立された市場です。TOKYO PRO Marketでは、取引所から認定を受けたJ-Adviserが、取引所に代わって企業の上場審査や上場後のサポートを実施します。
制度の詳細につきましてはこちらをご覧ください。
最近のIPO企業の規模比較(2023年のIPO企業)