神谷浩史、「進撃の巨人」最終回を見届けて「声優になって本当によかったなと思った」

TVアニメ『進撃の巨人』では、神谷さんは「リヴァイ・アッカーマン」役、小野さんは「エルヴィン・スミス」役として出演しています。

神谷　無事に『進撃の巨人』、アニメの方も完結いたしました。気付けば10年という月日が流れていました。

小野　10年か……「お疲れ様でした」と、すべての兵士たちに言いたいですね。

神谷　そうですね。僕は、リアルタイムで別冊少年マガジンを買って完結まで読んでいたんです。そして、コミックス、最終回のアフレコ、最終回のオンエア。だから僕、4回『進撃の巨人』の終わりを迎えているんです。

小野　なるほど

神谷　ここまで関わった作品って珍しくて、僕もリアルタイムで最終回を視聴しました。本当に歴史的な瞬間だったと思うんですよ。きっとマスターピースとして語り継がれていく作品になると思うから、数年後とかにブームが再燃したとき「俺、リアルタイムで最終回観たんだ」っていう、歴史の証人になれると思うのね。

小野　うんうん。

神谷　そういう人になりたくて観てくれた方もいるだろうし、期せずしてそうなった人も大勢いると思うんだよね。

 

ー神谷さんは最終回のアフレコを振り返ります。

 

神谷　アフレコのときから、凄まじい気力を感じるなと思っていたの。

小野　うんうん。

神谷　「うわ！このまま完成したら凄いクオリティになるじゃないかな」っていう感覚があったのね。

小野　すでにあったんだ。

神谷　で、「どんな感じに仕上がってくるんだろうか」と思っていたら、めちゃくちゃなアクションで！

小野　凄かったね！

神谷　凄かったよね！で、最後のエンディングクレジット観たときに、今井（有文）さんの名前を見つけて。

小野　うんうん。

神谷　今井さんと言えば、「Season 3」でリヴァイの凄い立体起動のシーンを書いてくれた方で。

小野　うん。

神谷　「あ、今井さんの手によるものだったんだ」と。本当にいろんな人の手を借りて完結したんだなと思いました。

 

ー劇中で描かれている、リヴァイの回想の中でエルヴィンが登場するシーンについて、小野さんも語ります。

 

小野　あのシーン、俺は幸せだったね！リヴァイがあそこまで行きついてくれて、リヴァイに「ありがとう」って言いたい。

神谷　うん。

小野　捧げた心臓がどうなったか。それを向こう側からみんなが見てるんだって。

神谷　それが原動力だったからね。

小野　そうなのよ！リヴァイの生きる意味がそれだったっていうことが、あそこで確認できたの。

神谷　うん。

小野　エルヴィンは、「死者の死んだ意味はないのか。いや、彼らに意味を与えるのは我々生者だ」って言って特攻したわけで。あれはまさしくエルヴィンが成し遂げたかったことをリヴァイがやってくれたんですよ！それが、あまりにも幸せで。「あ～よかった！」って。

神谷　ね。いろんなことに結末を作ってくれた諫山創先生凄いなって。最後の最後までちゃんと見せてくれて、本当にアニメがマスターピースになれたんじゃないかなって思いました。

小野　そうですね！最高のフィナーレでしたね！

神谷　僕はそれを見届けることができて、「声優になって本当によかったな」と思うし、最後まで導けたことは自信にもなっているので、作品に恥じないように、これからも声優として活動していけたらなと思いました。

小野　そうですね。

神谷　本当に皆さんありがとうございました。

 

『神谷浩史・小野大輔のDear Girl～Stories～』11月18日放送分はradikoタイムフリーで放送から一週間視聴可能。また、YouTube文化放送エクステンドチャンネル、ニコニコ動画DGSチャンネルにてアーカイブ公開中