手動式タイヤチェンジャーを使用して、DIYでタイヤを組み換える | CSL
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DIYでタイヤを組み換える

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DIYで出来たら、
ありがたい作業といえば、
タイヤの組み換えだと思います。

タイヤの組み換えは、
タイヤチェンジャーを使用しますが、
タイヤチェンジャーは、
個人で所有するには、
大きく、設置が大変です。

タイヤチェンジャーを使わず、
タイヤレバーで手組みする方法もありますが、
扁平タイヤ(ロープロファイルタイヤ)やスポーツタイヤは、
この方法では、まず無理です。

個人で所有できるタイヤチェンジャーとして、
手動式のものがあります。
値段こそ、リーズナブルですが、
アンカーで固定する設置が必要で、
これまで、所有するまでにはいたりませんでした。

ジムカーナの練習会で、
持ち運びできる手動式タイヤチェンジャーを、
紹介してもらいました。

非常に小型で、設置が不要、
部屋でも作業できるタイヤチェンジャーです。

今回は、この手動式タイヤチェンジャーを使用して、
タイヤを組み替える方法を説明します。

この記事のテーマ


手動式タイヤチェンジャーを使用して、DIYでタイヤを組み換える

DIYレベル

★★★☆☆ 普通(慣れが必要です。数をこなせば楽勝♪)

タイヤの外す前に、ビードを落とす必要があります。
ビードブレーカーのほとんどは、バイク用として販売しています。
このビードブレーカーは、クルマでも使用でき、
245ぐらいのタイヤ幅まで使用できます。

作業に必要な工具

今回の作業で使用する工具ですが、手動式タイヤチェンジャーのほかに、ビートを落とすに必要なビードブレーカー、バルブコアを外す虫回し
タイヤの組み換え時に使用する、
タイヤレバービードワックスリムプロテクタービートヘルパー
ゴムバルブの交換で使用する、
カッターバルブインサータ―
ビート上げとエアの充填で使用する
空気入れ、などが必要です。

上からビードワックス、ビードヘルパー、タイヤレバー、リムプロテクター

スムーズにタイヤを入れるに必須ですね♪

これを使って、タイヤを外す、入れるときにビードが上がってくるのを防ぎます。

違うサイズが2本あると、何かと重宝します。

タイヤレバーでホイールにキズがつかないようにします。

手動式タイヤチェンジャー

DIYでタイヤ組み換えするなら、この手動式タイヤチェンジャー以外は考えられないと思えるほどの一品です。
ただし、この手動式タイヤチェンジャーは、手作りで、購入時に説明書と図面は案内してくれますが、組み立てで、いくつか注意点があります。

ギアレンチには向きがあり、径が太くなっている側にハンドルを差し込みます。
逆にした場合、倍力になりません。
マウントヘッドを上下に調整するバーには、平面にカットしている部分があるので、平面同士を密着させることで、しっかりと固定させます。
曲面側を調整ボルトで押さえます。

マウントヘッドの位置を調整できない場合は、ホイール固定ベース側で調整します。

この手動式タイヤチェンジャーの入手方法ですが、ヤフオクかメルカリで「楽々 手動式タイヤチェンジャー」で検索します。手作りで、納期は3週間ぐらいです。
なお、価格は31,000円(2023年5月現在)です。

タイヤを外す

タイヤを外す手順は、虫回しを使って、バルブコアを外して、エアを抜く。
ビードブレーカーを使って、ホイールからタイヤのビードを落とす。
タイヤチェンジャーを使って、ホイールからタイヤを外します。

虫回しを使って、バルブコアを外します。

柄の長い方が使いやすいです。
私は携帯性を考えて、ショートタイプを使用しています。

ビードブレーカーを使って、タイヤの外側と内側の両方のビードを落とします。
ビードが少し落ちたところにオイルスプレーを吹き付けるとビードが落ちやすくなります。
ビードは最初の1か所だけ落ちにくいですが、1か所落ちると後は簡単に落ちるようになります。

ホイールのリムにビードブレーカーの爪があたらないように気をつけます

ビードが少し落ちたところに吹き付けると落ちやすくなります♪

タイヤチェンジャーでタイヤの外側を外す

ホイール固定ベースをホイールに装着します。
ホイール固定ベースには、数か所に穴が空いています。
ホイールの穴数、PCDに応じた穴に、ボルトで2か所固定します。

マウントヘッドの位置は、2か所あるボルトを緩めて、調整します。
マウントヘッドは若干動きますので、ホイールのリムとの隙間を2ミリほど、あけておくと、リムにキズが入りにくくなります。

タイヤを外すときは、ゴムバルブのある位置から外していきます。
その理由ですが、ゴムバルブがホイール径の小さくなっている部分にあるため、ゴムバルブが邪魔になって、ビードが十分に落ちないためです。

タイヤレバーを使って、マウントヘッドにビードを載せます。
マウントヘッドの反対側のビードを、
ホイール径が小さくなっている部分まで落としタイヤレバーをマウントヘッドから、タイヤとホイールの隙間に差し込み、ビードに引っ掛けて、マウントヘッドに載せます。

マウントヘッドの反対側のビードを、ホイール径が小さくなっている部分まで落ちた状態を維持するのに、ビートヘルパーを使用します。
タイヤレバーや足でタイヤを踏みつける方法もあります。

あとは、マウントヘッドにビードが乗った状態で、ギアレンチのハンドルを反時計回りに回します。
ハンドルを回すとマウントヘッドが動いて、ホイールからタイヤが外れていきます。
タイヤを外している間、ビードが
ホイールで径が小さくなっている部分まで落ちた状態を維持します。
この状態が維持できていないと、ビードに余計なテンションがかかり、ハンドルが周りにくく、ビードを傷める原因になります。

タイヤチェンジャーでタイヤの内側を外す

タイヤの内側を外す場合、タイヤチェンジャーは外側を外した状態のままで、タイヤレバーを使って、マウントヘッドに内側のビードを載せます。
マウントヘッドにビードが乗った状態で、マウントヘッドを反時計回りに回します。

タイヤを外す手順は、以上です。

引き続き、タイヤを入れる場合は、タイヤチェンジャーはホイールに取り付けた状態のままで、作業を続けます。

ゴムバルブを交換する

ゴムバルブは消耗品ですので、古いゴムバルブは切断して、取り外します。

上から、ビードワックス、バルブインサータ、ゴムバルブです。

アルミホイール付属のエアバルブですが、金属製でバルブ本体がフレキシブルに動かないため、エアの測定や充填で、隙間からエアが漏れることが多々あります。
ゴムバルブを使うと、このエア漏れが少なくなります。

ゴムバルブを交換するときは、ホイール側からゴムバルブの根本にカッターで切れ込みを入れ、ゴムバルブを切断して、外します。
新しいゴムバルブは、入れやすいようにビードワックスを塗り、バルブインサータを使用して、ホイールの裏側から、抜き上げるようにゴムバルブを入れます。

ショートバルブは装着時の違和感もなく、愛用しています。

リムやバルブを傷めず、ゴムバルブを装着する場合に必須です。

タイヤを入れる

タイヤを入れるときは、外すときの逆の手順です。

<strong>重要ポイント</strong>
重要ポイント

回る方向を指定しているタイヤ、
内側と外側を指定しているタイヤがあります。
これら指定は、タイヤのショルダー部分で確認できます。

タイヤチェンジャーでタイヤの内側を入れる

マウントヘッドの丸い部分の下側に、タイヤのビードがくるようにセットして、マウントヘッドを反時計回りに回します。

タイヤの内側が入ったあと、タイヤの外側を落とす必要がありますが、マウントヘッドのアームが邪魔になります。
マウントヘッドにタイヤレバーをかけて、アームをかわします。

タイヤチェンジャーでタイヤの外側を入れる

タイヤの外側を入れるときは、タイヤの軽点(タイヤ1周の内で軽い部分)を、ゴムバルブの位置に合わせます。

ゴムバルブのある位置の反対側から、タイヤを入れていきます。
リムにキズが入らないように、リムプロテクターをセットします。
マウントヘッドの反対側のビードが、
ホイールで径が小さくなっている部分まで落ちていることを確認し、タイヤレバーを使って、ビードを押し下げ、マウントヘッドの丸い部分にくるようにします。
タイヤレバーをセットした状態のまま、ビードが
ホイールで径が小さくなっている部分まで落ちた状態を維持します。
マウントヘッドを反時計回りに回して、タイヤを入れていきます。

タイヤを入れる際、リムプロテクターが巻き込まれないように、タイヤレバーの先端は、外側の向きで使用します。

タイヤを入れる手順は、以上です。

タイヤチェンジャー本体とホイール固定ベースを外して、ビードを上げます。

ビードを上げる

エア充填用の空気入れを使って、エアを充填するだけで、ビードは上がりますが、ビードとホイールに隙間がある場合、そこからエアが漏れて、ビードが上がらないことがあります。
その場合、タイヤをゆすったり、タイヤを地面に押し付けるなど、ビードをホイールに密着させることで、エアが充填できるようになり、ビードが上がってくれます。

シガーソケットから電源をとるタイプに比べて、充電式の空気入れはとても便利です。

今回はここまでです。

工賃の節約だけを目的とした考え方は、工具を揃える金額や手間を考えると、割に合わないと思います。

DIYでタイヤを組み替えれるようになると、自由に、好きな時に、タイヤを組み換えできるようになります。
つまり、タイヤ毎にホイールを持つ必要がなく、使うタイヤを、必要な時に組み替えて使う、タイヤを無駄なく、ギリギリまで使うことが可能になります。

使わなくなったタイヤの廃棄ですが、ガソリンスタンドやタイヤ量販店で引き取ってもらえます。
廃棄料金は地域によって違うかと思いますが、1本あたり300円ぐらいが相場だと思います。

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