2024年8月22日
近年、様々な社会課題に対応するためにソフトウェアが果たす役割は極めて重要になってきています。特に、生成AIの台頭により、人間の技術者に求められる能力は、問題発見力や価値創造力へとシフトしています。この転換期において、ソフトウェアエンジニアリングで培った技術を維持しつつ、新領域との融合を検討する必要があると考えられます。
この様な背景のなか、JISAではビジョンステートメント「JISA2030 ~デジタル技術で『人が輝く社会』を創る~」を掲げ、AI時代における安心・安全で信頼性のある社会の実現のため、自ら鍛えた上で(「鍛えよう情報サービス産業。鍛えよう個と組織。」)社会のデジタル化をリードする、また、政府・行政の各種デジタル政策の実装・推進に協力、支援することに力を入れています。
これを受けて技術委員会では、トレンド情報の積極的な発信、実践的な開発事例、技術者の情報共有と交流の場を提供すること目的とした、「ソフトウェアイノベーションシンポジウム2024 -シン・ソフトウェアエンジニアリング~未来を切り拓く人と技術の新たな挑戦~-」を本年12月18日に開催することとなりました。
本シンポジウムでは、社会課題の解決や顧客価値の創出、生成AI活用実践等、新たな気付きを共有、切磋琢磨する場として「経験報告セッション」を設けています。
そこで、下記の通り経験報告セッションの発表者を募集し、会員各位における日頃の創意工夫とその成果を発表・共有する機会としたいと存じます。なお、優れた経験報告にはベストプラクティス賞を授与し、その取組を表彰したいと存じます。積極的にご応募いただきたく、ご案内申し上げます。
1.募集内容:
ソフトウェアエンジニアリング(企画、開発、保守、運用、管理)の経験報告及び実践事例を募集します。本年度は「シン・ソフトウェアエンジニアリング~未来を切り拓く人と技術の新たな挑戦~」をテーマとして、社会にインパクトを与える問題発見や顧客価値創出、生成AI等最先端技術等を実践、検討している事例を積極的に募集します。
なお、テーマは下記の例のように広く捉えてください。
(例)
・利用者の安心・安全を担保する生成AI活用への取り組み
・ハイブリットワークによるシステム構築の課題と解決策
・クラウドコンピューティングなど新たな開発プラットフォームへの対応
・AI、ビックデータ、IoTなど新たなデータ収集、分析、活用のアプローチ
・携帯端末、ロボット、センサなど新たなデバイスを組み合わせたシステム
・AR/VR、UXなど情報システムと利用者の新たな関係に注目したアプローチ
・アジャイル開発やDev(Sec)Opsなど新たな開発形態に向けた取り組み
・顧客や特定分野の専門家との協業による新たなシステム開発への挑戦
・利用技術や顧客との関係の変化に適応した要求工学、試験技術、保守運用、
プロセス改善、情報セキュリティ対策の実践事例
・AIなどによる生産性の向上がもたらす新しい契約形態への取り組み
2. 応募方法:
(1)形式:発表資料をご応募ください。
■発表用資料 ※査読対象
発表資料形式:MS-PowerPointファイル、あるいは1頁1スライドのPDFファイル
ただし、スライドの冒頭3枚目までは下記URLの共通フォーマットで記述を
お願いいたします。3枚目以降の、制限はございません。
共通フォーマットは、次のURLからダウンロードしてください。
https://www.jisa.or.jp/Portals/0/resource/seminar/sis/facesheet.pptx
(注)応募の際は背景を無地・無色にしてください。
(2)応募締切:2024年11月5日(火)
※締切延長!締切日に間に合わない方は
エンジニアリング部会査読G事務局(sis@jisa.or.jp)まで
ご相談ください。
その場合、フェースシートまたはタイトル、概要等、途中段階の
資料一部等のご提出をいただけましたら幸いです。
(3)応募方法:sis@jisa.or.jpまで電子メールでお送りください。
3. 査読及び審査:
3名以上の技術委員会エンジニアリング部会査読Gメンバーにより、実践経験に基づく知見が含まれているか、技術者や開発者にとり有効であるかの観点で査読し、同査読Gにおいて発表者を決定いたします。
応募者には、内容や表現に関する改善ポイント等を同査読Gからフィードバックいたします。
4.表彰:
発表の中から、当日優秀な発表を表彰いたします。
5. スケジュール:
8月23日(金) 経験報告 公募受付開始
11月 5日 (火) 経験報告 公募締め切り
※締切延長!締切日に間に合わない方はご相談ください。
11月18日(月) 採否通知(予定)
12月18日(水) ソフトウェアイノベーションシンポジウム2024開催
(場所:JJK会館)
6. 発表要領:
(1)セッション発表時間はQ&Aを含み20分~30分程度を予定しています。
(2)参加者配布用の資料(PDF)を各自作成いただき、イベント当日に協会Web
ページ上で公開いたします。
(3)イベント当日、講演後に参加者との情報交換パーティを予定しています。
(12月18日(水)のイベント終了後予定。)
7.技術委員会
委員長:冨安寛(株式会社NTTデータグループ)
8.技術委員会エンジニアリング部会査読G委員
座長:位野木万里(工学院大学)
委員:天野めぐみ(伊藤忠テクノソリューションズ株式会社)
斎藤忍(NTT コンピュータ&データサイエンス研究所)
伏田享平(株式会社NTTデータグループ)
竹中一起(キヤノンITソリューションズ株式会社)
吉田良尚(株式会社構造計画研究所)
山路厚(株式会社デンソークリエイト)
北川貴之(株式会社東芝)
前田尚人(東芝デジタルソリューションズ株式会社)
橋本良太(日本電気株式会社)
大下義勝(株式会社日立ソリューションズ)
福田明紀(リコーITソリューションズ株式会社)
高野翔矢(株式会社リンクレア)
エキスパート:
野中誠(東洋大学)
井上克郎(南山大学)
9. 問い合わせ先:
エンジニアリング部会査読G事務局
sis@jisa.or.jp
【ご参考】経験報告 過去の受賞作品