令和2年2月13日(木)、JISA会議室において、経営革新委員会(委員長:安永登 情報技術開発(株)代表取締役会長)が開催された。参加者は17名。
はじめに、安永委員長より、「経営革新委員会委員の皆様からDX推進に関するご意見を賜り、課題等を共有してきた。今後(令和2年度)の活動をどう進めていくか、事例も共有しながら、意見交換をしていきたい。」と挨拶があった。
次に、小粥泰樹委員((株)野村総合研究所)より、「NRIグループの中期経営計画に見るDX戦略」と題し、発表があった。
小粥氏は「自社のDXに悩みを抱える企業は多数で、DXでの成果はまだこれから。企業の老朽化・ブラックボックス化した古くて遅い基幹システムが、企業のDXの足かせになっていて、IT構造改革は待ったなしの状況になる。」さらに、「現在、DX関連事業の売上は、約60%だが、2022年には約75%へと拡大していく。」と述べた。
最後に、海外の投資家からは「『DX』の言葉は遅れている。ビジネスそのもののが重要。」と意見があったことを共有した。
その後、今後の活動について各委員意見を出し合い、
- DX推進に関する業界経営者の意識調査の実施。
- 情報サービス産業における共通課題等の検討。
- DXに関するシンポジウムの開催。
今後、少人数で会合を複数回実施し、今後の方針についてまとめる。
同委員会は、同内容で、2月18日(火)にも参加者7名で開催した。
(溝尾)