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3ページ目は社会人や独立リーグの候補紹介です。

社会人＆独立投手のドラフト候補

昨今のドラフトと同様に上位候補が少なく、そもそも社会人野球の事情も相まって指名確実と言い切れる候補すら数人挙げられるかどうかです。即戦力となれる投手は需要が多いのですが、供給不足な市場に現時点では映ってしまいます。

一方、独立リーガーの高速化は今年も注目したいポイントに。昨年上位で指名された投手がまだ結果を残せていないため、順位は控えめになると見ていますが、それなりの人数が今年も支配下で指名されるかもしれません。

木下里都 (KMG/大卒2年目)
最速156kmを誇る社会人屈指の右の剛腕。打球管理や制球面に優れているため、即戦力寄りの先発候補として期待。ただ、変化球の精度が課題となっているため、上位候補としては推し切れない印象も受けます。

竹田祐 (三菱重工West/大卒3年目)
ドラフト解禁年だった昨年は不調で指名漏れを経験も、今年は復調気配。速球の制球には若干の不安を覚えますが、安定したゲームメイクが売りです。即戦力候補が少ない年なので、上位での指名もあり得るでしょう。

工藤泰成 (四国IL・徳島/大卒1年目)
最速159kmと独立を代表する右の剛腕。大学時代から課題だった制球面はまだ怪しさも残りますが、改善傾向を見せているため、先発での可能性も。大社の先発候補が薄い年なので、素材型として注目したい候補です。

川口冬弥 (四国IL・徳島/大卒3年目)
最速155kmの速球とフォークのコンビで、圧倒的な奪三振率を記録する右のリリーバー。与四球が少ないのも魅力に。来年で26歳となる年齢はネックとなりますが、即戦力リリーバーとして需要が見込める候補です。

伊原陵人 (NTT西日本/大卒2年目)
170cmと小柄ながら、社会人で速球の球威が増したパワー左腕。中継ぎでも期待できる一方、引き出しの多さを有し先発の可能性も十分。ドラ1候補が揃わない年なので、外れ1位筆頭辺りまで評価が上がってるかもしれません。

吉田聖弥 (西濃運輸/高卒4年目)
最速152kmの速球とチェンジアップのコンビで、奪三振を重ねる先発左腕。引き出しの少なさ故に、個人的には素材型寄りの評価。ただ、大学生と同い年でもあるので、金丸の次点といった上位指名は十分あり得るでしょう。

阿部雄大 (ENEOS/高卒6年目)
小さなテイクバックが特徴の先発左腕。最速150kmの速球で押し込む一方、変化球で決めることも可能と、万能さを感じます。故障等で社会人6年目ですが、大卒社会人と同い年と考えれば、指名には十分間に合うでしょう。

昨年の度会のような存在はおらず、上位候補は皆無に等しい状況です。ただ、個人的には石伊雄太、野口泰司の捕手コンビを推したい。社会人捕手の指名が19年の西武・柘植世那以来されていないのはかなり気になる情報ですが、流石にこの2捕手のどちらかは指名されると思います。

とは言え、全体で見ると指名されそうな候補ですら、あまり見当たらない印象を受けてしまいます。このまま社会人の低評価が続くのであれば、独立勢や2軍新球団から支配下で指名される道も拓けて来るのではないでしょうか。

石伊雄太 (日本生命/大卒2年目)
今ドラフト屈指の守備型捕手。社会人で更に守備面が向上した一方、課題だった打撃面も改善中。長打はあまり期待できませんが、最悪捕手デプスの強化には繋がる候補なので、ピンポイントな上位指名もありそうです。

野口泰司 (NTT東日本/大卒2年目)
大学時代から有名な強打の捕手。社会人2年目の今年は正捕手の座を射止めており、課題だった送球面も改善中。持ち味の長打力は社会人でも健在なので、ロマン砲となれる捕手として今度こそ指名されて欲しいです。

寺岡丈翔 (四国IL・徳島/大卒2年目)
HRと打点の二冠王に輝いた独立屈指の外野手。走守の評価も高く、5ツールプレイヤーとしての期待も。今年は右打の外野手が西川、渡部以外手薄なので、独立の野手で1番支配下指名される可能性が高いと見ています。

知念大成 (オイシックス新潟/大卒2年目)
2軍新球団で躍動する巧打と守備が売りの外野手。すでに2軍で結果を残しているのはやはり好材料でしょう。打撃面の伸び代はあまり感じませんが、堅実な候補として2軍新球団の中で1番指名の可能性が高いと見ています。

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