研究員コラム
- 2023
- 12
和歌山県太地町「道の駅 たいじ」へ行ってきました!
和歌山県太地町は古式捕鯨の発祥地として知られており、捕鯨をはじめ、定置網漁業、まぐろ漁業、一本つり漁業、棒受網漁業を行っている漁村です。
また、今年3月には水産庁の海業振興モデル地区にも選定されており、注目されています。
太地町にある道の駅たいじは、太地町漁業協同組合が運営している地域振興・情報発信施設です。
道の駅では、太地町で水揚げされた水産物などの直売所やくじら料理を始めとした、海の幸や山の幸が堪能できるレストランがあります。
私は、そこで鯨カツカレーとイルカの刺身を食べました。
鯨カツカレーは、ご飯が鯨の形になっており、その横には鯨のカツが添えられ、まさにSNS映え!
食べてみると、想像していた臭みは一切なく、これまでの鯨のイメージを覆すおいしさでした。鯨肉の歯ごたえがしっかりしていて、カレーとの相性も抜群です。
都内ではなかなかお目にかかれないイルカの刺身を食べてみると、脂と身が調和して濃厚な味わいを楽しむことができました。
付け合わせのしょうがが一切必要ないくらい、臭みもなく、本当においしかったです。
太地町に来てまさに鯨肉に”ハマる”感覚になりました…!
鮮度の良い管理がされているこの太地町ならではの味ですね。
道の駅たいじでは、他にくじらスタミナ丼、くじらバーガー、くじらと生マグロ等地魚の組み合わせの刺身定食が提供されています。
一足伸ばせば太地町立くじらの博物館もあり、捕鯨発祥の地として過去から現代のおよそ400年の歴史に関する資料が展示されており、解説されているので深く学習できます。
商業捕鯨の歴史やクジラの魚食について学んでみませんか?
太地町漁協がシーカヤックやSUP体験を実施しており、夏場にはイルカと泳げる海水浴場がオープンします。
家族で行くのもおすすめです。ぜひ太地町まで行ってみてください。
(第1調査研究部 海老原)
- 場 所
- 〒649-5172 和歌山県東牟婁郡太地町大字森浦143番地の1
- 取扱魚種
- クジラ、サバ、イセエビ、アワビ、トコブシ
- メ モ
- 道の駅 たいじHP
- アクセス
- JR太地駅より太地町営じゅんかんバスを利用。「道の駅 たいじ」下車