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IWC(国際捕鯨委員会)について
我が国は、科学的根拠に基づいて水産資源を持続的に利用するとの基本姿勢の下、1988年以降中断している商業捕鯨を2019年7月から再開し、国際捕鯨取締条約から脱退しました。
脱退したとはいえ、国際的な海洋生物資源の管理に協力していくという我が国の考えは変わりません。IWCにオブザーバーとして参加するなど、国際機関と連携しながら、科学的知見に基づく鯨類の資源管理に貢献していく所存です。
IWCの概要
国際捕鯨委員会(IWC)は(International Whaling Commission)は、国際捕鯨取締条約に基づき設置された鯨類資源管理に関する国際的な委員会です。
対象種 |
大型鯨類13種(実質的には17種※) シロナガスクジラ、ナガスクジラ、ホッキョククジラ、セミクジラ、 タイセイヨウセミクジラ、ミナミセミクジラ、コセミクジラ、イワシクジラ、 マッコウクジラ、ザトウクジラ、コククジラ、ニタリクジラ、ツノシマクジラ、 ミンククジラ、クロミンククジラ、キタトックリクジラ、ミナミトックリクジラ |
国際捕鯨取締条約締結時には南極海でミンククジラとされていたものが、その後の研究によりクロミンククジラという別種とされるなど、現在の対象種は、実質的には17種となります。
世界には83種類の鯨類がいますが、上記以外の鯨類は対象としていません。
IWC/日本共同 北太平洋鯨類目視調査の実施について
本調査はIWC(国際捕鯨委員会)と日本が共同で実施しているもので、IWCでは通称IWC-POWER (International Whaling Commission/Pacific Ocean Whale and Ecosystem Research )と呼ばれています。
この調査は、2009年度まで南極海で行われていた成功例として世界的に高い評価を得ているIWCの調査計画IWC/SOWER(International Whaling Commission/Southern Ocean Whale and Ecosystem Research:南大洋鯨類生態系調査、1996/97年度~2009月20日10年度)での経験と実績を踏まえ、そのノウハウ等を活用して、IWC科学委員会の主要研究計画に基づき、2010年度より毎年夏期に実施されています。
本調査に関する詳細は、調査を実施している一般財団法人日本鯨類研究所のHP(外部リンク)をご覧ください。
直近5回の調査実施概要及び結果概要は以下の外部リンクで公開されています。
〇2024年度調査:実施概要/結果概要
〇2023年度調査:実施概要/結果概要
〇2022年度調査:実施概要/結果概要
〇2021年度調査:実施概要/結果概要
〇2020年度調査:実施概要/結果概要
IWC総会のオープニングステートメントについて
直近5回のオープニングステートメント(英文)は以下の外部リンクで公開されています。
〇2024年 第69回IWC総会
〇2022年 第68回IWC総会
〇2018年 第67回IWC総会
〇2016年 第66回IWC総会
〇2014年 第65回IWC総会
お問合せ先
資源管理部国際課
担当者:捕鯨室
代表:03-3502-8111(内線6762)
ダイヤルイン:03-3501-3861