赤潮・貧酸素水塊による漁業被害の軽減に向けた研究
赤潮は、植物プランクトンが大量発生し、海水の色が変わる現象です。また、貧酸素水塊は、底層で微生物がプランクトンの死がい等を分解して酸素を消費すること等により溶存酸素濃度が低下した水塊です。
赤潮や貧酸素水塊により、水産資源のへい死等の漁業被害が発生することから、漁業被害の軽減のための対策が求められています。
水産庁では、研究機関等と連携し、赤潮や貧酸素水塊の発生メカニズムの解明や防除技術・被害軽減技術の開発等に取り組んでいます。
ここでは近年の研究成果をご案内します。
赤潮被害防止対策技術の開発 事業成果ダイジェスト(令和5年3月)
・有害プランクトンの出現動態監視及び予察技術開発
・赤潮の防除・被害軽減手法の開発
・有害赤潮プランクトンのモニタリング技術の開発・実証及び普及並びにデータ利活用の促進
足し網、生簀沈下による赤潮被害軽減法の手引き(令和5年3月)
・実施方法について
・適用の条件やタイミングについて
・適用の条件やタイミングについて
・今後の課題
改良型マグネシウム製剤を用いたカレニア等赤潮被害防止マニュアル(令和6年7月)
・改良型マグネシウム製剤の使用目的
・改良型マグネシウム製剤の使用方法
・使用上の注意
・参考資料
・参考文献
・参考文献
赤潮の毒性リスク評価のためのワムシ毒性試験マニュアル(令和6年1月)
・ワムシに対する毒性を指標とする赤潮の毒性リスク評価の背景
・ワムシに対する毒性を指標とする赤潮の毒性リスク評価方法
・試験方法
・参考資料
・参考文献
スーパーオキシドレベルを指標とする赤潮の魚毒性推定マニュアル(令和5年3月)
・活性酸素レベルを指標とする赤潮の魚毒性推定の原理
・活性酸素レベルを指標とする赤潮の魚毒性推定方法
・測定方法
・参考資料
有明海とその周辺海域および東京湾における貧酸素水塊の発生と被害軽減対策 事業成果ダイジェスト(令和5年3月)
・貧酸素水塊の発生シナリオの構築と予察技術の開発
・貧酸素水塊による被害軽減技術の開発
令和4年度北海道赤潮対策緊急支援事業の研究成果(令和6年3月)
・赤潮のモニタリング及び予察の技術開発
・赤潮による深い水深への影響等に関する調査
令和3年度北海道赤潮対策緊急支援事業の研究成果(令和5年3月)
・赤潮発生メカニズムの解明等による発生予察手法の開発
・新たな赤潮原因プランクトンの水産生物に対する毒性の影響等の調査
令和3年度北海道赤潮対策緊急支援事業の研究成果(令和4年9月)
・赤潮発生メカニズムの解明と新たな赤潮原因プランクトンの水産生物に対する毒性の影響等の調査
令和3年度北海道赤潮対策緊急支援事業の研究成果(令和4年4月)
・赤潮発生メカニズムの解明
瀬戸内海等での有害赤潮発生機構解明と予察・被害防止等技術開発 事業成果ダイジェスト(平成30年3月)
・魚介類の斃死原因となる有害赤潮等分布拡大防止のための発生モニタリングと発生シナリオの構築
・カレニア等有害赤潮の高度モニタリング技術開発、発生機構解明、予察技術開発及び被害防止対策
・ノリ色落ち珪藻の発生モニタリング、発生機構解明、予察技術開発
・栄養塩類等の水質環境が低次生産生物に及ぼす影響解明
・事業検討会および有害プランクトン同定研修会の開催
九州海域での有害赤潮・貧酸素水塊発生機構解明と予察・被害防止等技術開発 事業成果ダイジェスト(平成30年3月)
・九州海域における有害赤潮等の発生監視と発生機構の解明
・有明海における貧酸素水塊による漁業被害防止対策
・有明海におけるノリ色落ち原因珪藻の出現特性の解明と発生予察技術の開発
・シャットネラ等の魚介類への影響、毒性発現機構の解明
・シャットネラ等による漁業被害防止、軽減技術の開発
・広域赤潮等情報の収集・提供システムの開発
東京湾における貧酸素水塊の影響解明 事業成果ダイジェスト(平成30年3月)
・東京湾における有用魚介類の卵稚仔に貧酸素水塊が及ぼす影響の解明
・東京湾北部沿岸における貧酸素水塊が河口生物に及ぼす影響の解明
・東京湾西部沿岸における貧酸素化に対する浅海域魚類の動態解明
赤潮ネット
九州及び瀬戸内海の水産関係機関が収集した水質や赤潮プランクトンの分布等の情報をとりまとめ、提供しているポータルサイトです。
お問合せ先
増殖推進部漁場資源課
ダイヤルイン:03-3502-8486