PUEガイドラインについて
- 本書は、日本データセンター協会(以下、JDCC)が発行する技術ドキュメント「PUE計測・計算方法に関するガイドライン」より、データセンターのベンチマーク制度向けに必要な情報のみを抜粋した概要版です。
- 省エネ法の定期報告書上でベンチマーク指標を報告する際には、本書もしくは原書「PUE計測・計算方法に関するガイドライン」の算出方法を基に「PUE」を計測してください。
- ただし、実際に省エネ定期報告書上で報告いただく「PUE」については事業者全体の値となるため、最終的には本書で解説している事業所単位の「PUE」を合算していただく点について留意が必要です。
- 事業者全体としてのベンチマーク指標(「事業者PUE」)の算出方法及び「事業者PUE」算出用の計算シートについては、本書に加えて、下記の資料も併せてご確認ください。
※事業者様が複数所有しているデータセンターの情報を入力することで、「事業者PUE」を算出することができます。
ベンチマーク制度とは
- ベンチマーク制度とは、特定の業種・分野について、エネルギー消費効率の指標(ベンチマーク指標)と目指すべき水準を業種別に定めることで、当該業種に属する事業者のさらなる省エネ取組を促すものです。
- 当該事業者の更なる努力を促すため、各業種で全体の約1~2割の事業者のみが満たす水準を、目指すべき水準として設定しており、目指すべき水準を達成した事業者は省エネ優良事業者として資源エネルギー庁のホームページで社名を公表されます。
- 目指すべき水準の達成の目標年度は、2030年度です。なお、目標年度までに、ベンチマーク対象事業者の過半数が達成した場合等には、目指すべき水準の見直しを検討します。