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第59期(2024年)赤旗名人決まる
囲碁 西川貴敏さん
将棋 小林智晴さん
(写真)第59回赤旗全国囲碁・将棋大会で優勝した(左から)囲碁の西川貴敏さんと将棋の小林智晴さん=11月10日、党本部
第59期赤旗名人決まる ともに初優勝
囲碁 西川貴敏さん
将棋 小林智晴さん
第59回赤旗全国囲碁・将棋大会(赤旗名人戦)の決勝戦が10日、東京都渋谷区の日本共産党本部で行われ、囲碁で西川貴敏さん(33)=大阪=、将棋で小林智晴さん(26)=栃木=がいずれも初出場で初優勝し、第59期赤旗名人となりました。
囲碁、将棋とも優勝者は、プロ公式戦の新人王戦(しんぶん赤旗主催)への参加資格を得ます。
西川さんは、「大会のレベルが高くて、大阪府大会から危ない碁が多かったが、秒読みで崩れず持ちこたえた」と回顧。「大会初参加だが、予選リーグで必ず複数局打てるのがいい」と語りました。
小林さんは、「全国大会でなかなか優勝できずにいたので、今回こそはと思っていた。初日からきわどい内容が多かったが、踏み込みよく指せた」と振り返りました。「この大会は、囲碁と同時開催で普段接しない人たちとも交流でき、新鮮な気持ちで指せました」と述べました。
囲碁審判長の小島高穂九段は、「秒読みの難しい碁を打ち切った。4強に残った人たちは誰が優勝でもおかしくなかった。大会のレベルを上げてくれた」と激戦をたたえました。
将棋審判長の屋敷伸之九段は、「大接戦でした。新人王戦での活躍も期待しています。若い人の活躍が目立ち、今後も楽しみです」と述べました。
囲碁の準優勝は、竹内怜櫂(れいる)さん(17)=神奈川=、3位は稲葉一宇(かずひろ)さん(34)=神奈川=、4位は赤木志鴻(しこう)さん(26)=奈良=。将棋の準優勝は、銭本裕生さん(24)=神奈川=、3位は稲葉聡さん(39)=愛知=、4位は伊藤裕紀さん(23)=三重=。
第58期(2023年)赤旗名人決まる
囲碁 硯川俊正さん
将棋 原 司さん
(写真)第58回しんぶん赤旗全国囲碁・将棋大会で優勝した(左から)将棋・原司さんと囲碁・硯川俊正さん=12日、党本部
第58期(2023年)赤旗名人決まる ともに初優勝
囲碁 硯川俊正さん
将棋 原 司さん
第58回しんぶん赤旗全国囲碁・将棋大会(赤旗名人戦)の決勝戦が12日、東京都渋谷区の日本共産党本部で行われ、囲碁で硯川俊正(すずりかわ・しゅんせい)さん(25)=神奈川=、将棋で原司さん(29)=埼玉=が、いずれも初優勝し、第58期赤旗名人となりました。
囲碁、将棋とも優勝者は、プロ公式戦の新人王戦(しんぶん赤旗主催)に参加できます。
囲碁の硯川さんは本大会出場2回目で栄冠に輝きました。「大会2日目は苦しい展開が多かったが、最後まで集中力を切らさず、持ち味を出せた」と振り返りました。
出場3回目で優勝を果たした将棋の原さんは、「決勝は、自分の予想していない手が飛んでくる強い相手でした。優勝できると思わなかったので、うれしい」と語りました。
囲碁審判長の小島高穂九段は、「8強を選ぶ大会初日(11日)の対局が午後8時までかかったのは初めてだ。エネルギーの使い過ぎが決勝に影響したかもしれない。2日目に残った方はほとんど紙一重だ」と激戦をたたえました。
将棋の審判長の屋敷伸之九段は、「原さんの新人王戦での活躍も期待しています。たいへんな激戦つづきで、みなさん紙一重だった」と述べました。
囲碁の準優勝は、赤木志鴻(しこう)さん(25)=奈良=、3位は松本直太さん(24)=大阪=、4位は斉藤文也さん(31)=東京=。将棋の準優勝は、藤原結樹(ゆうき)さん(34)=大阪=、3位は知花賢さん(37)=沖縄=、4位は山根紘矢(ひろや)さん(28)=茨城=。
第57回(2022年)赤旗名人決まる
囲碁 小野慎吾さん
将棋 山岸亮平さん
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(写真)将棋赤旗名人の山岸亮平さん(左)と囲碁赤旗名人の小野慎吾さん=11月13日、東京都渋谷区
第57回(2022年)赤旗名人決まる ともに初V
囲碁 小野慎吾さん
将棋 山岸亮平さん
第57回しんぶん赤旗全国囲碁・将棋大会の決勝戦が13日、東京都渋谷区の日本共産党本部で行われ、囲碁で小野慎吾さん(39)=山口=、将棋で山岸亮平さん(25)=静岡=が、いずれも初優勝し、第57期赤旗名人となりました。
囲碁の小野さんは本全国大会9回目の出場で初めて優勝を果たしました。「今年はほかの大会では全然勝てていないので、優勝して自分が一番驚いています。(主宰している)囲碁教室の子どもたちに、優勝杯を持って帰れるのが何よりうれしい」と喜びを語りました。
将棋の決勝戦は出場2回目同士の対戦。激しいねじりあいを山岸さんが制しました。「決勝トーナメントでは何度も負けを覚悟しました。優勝できたのは盤面に集中できたおかげです。少ないチャンスを生かすことができてよかった」と振り返りました。
囲碁審判長の小島高穂九段は「2日目は疲れてミスも増えましたが、最後まで一生懸命打ってくれた。将棋に続いて、今年から囲碁の赤旗名人も新人王戦に出られるので頑張ってほしい」と述べました。
将棋審判長の屋敷伸之九段は講評で「レベルが上がって誰が優勝してもおかしくない激戦続きでした。非常に面白い将棋が多く、私も勉強になりました」とたたえました。
囲碁の準優勝は奈須春樹さん(23)=宮崎=、3位は赤木志鴻(しこう)さん(24)=奈良=、4位は杉田俊太朗さん(25)=長野=。将棋の準優勝は荒木隆さん(32)=滋賀=、3位は畑山敏輝さん(20)=大阪=、4位は葛山拓生さん(42)=埼玉=。
第56回(2019年)赤旗名人
囲碁 柳田朋哉さん4連覇
将棋 横山大樹さん2度目
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(写真)囲碁で優勝した柳田朋哉さん(招待)=左=と、将棋で優勝した横山大樹さん(北海道)=11月10日、東京都渋谷区
第56回赤旗名人決まる
囲碁 柳田朋哉さん4連覇
将棋 横山大樹さん2度目
第56回しんぶん赤旗全国囲碁・将棋大会の決勝戦が11月10日、東京都渋谷区の日本共産党本部で行われ、囲碁で柳田朋哉さん(26)=招待、京都府=が大会初の4連覇を達成し、将棋で横山大樹さん(29)=北海道=が3年ぶり2回目の優勝を果たして、第56期赤旗名人となりました。
囲碁の決勝戦で柳田さんは、序盤から双方の石がぶつかり、互いの地を削り合う厳しい接戦を制しました。「どの対戦も、胃が痛くなるような、最後まで勝負が分からない難しいたたかいでした。初優勝の時は石を持つ手も震えましたが、今回は4連覇のことも意識からふるい落とし、落ち着いて打てました」と振り返りました。
将棋の決勝戦で横山さんは、振り飛車に居飛車で対抗し、角交換をはさんだ攻防で序盤をリード。終盤、振り飛車側の猛追を振り切りました。「今回は優勝したいと思っていたのでうれしい。つらい内容の試合が多かったので望外の結果です」と語りました。
将棋審判長の屋敷伸之九段は講評で「横山さんはなかなかの力戦続きでしたが、終始、安定した指し回しでした。準優勝の早川俊さんたちも安定感ある将棋でした」とたたえました。
囲碁審判長の小島高穂九段は「柳田さんはやはり強かった。前評判通り、余裕のあるたたかいぶりでした」と述べました。
囲碁の準優勝は多田遼太郎さん(28)=岡山県=、3位は小野慎吾さん(36)=山口県=、4位は府川浩二さん(65)=神奈川県=。将棋の準優勝は早川俊さん(47)=新潟県=、3位は野崎雅敬(まさゆき)さん(29)=三重県=、4位は竹川和(やまと)さん(22)=愛知県=。
囲碁トーナメント表
囲碁・決勝の棋譜
将棋トーナメント表
将棋・決勝の棋譜
歴代優勝者
第55回(2018年)赤旗名人
囲碁 柳田朋哉さん初のV3
将棋 早咲誠和さんは2回目
(写真)将棋で優勝した早咲誠和さん(大分)=左=と囲碁で優勝した柳田朋哉さん(招待)=11日、東京都渋谷区
第55回赤旗名人決まる
囲碁 柳田朋哉さん初のV3
将棋 早咲誠和さんは2回目
第55回しんぶん赤旗全国囲碁・将棋大会(赤旗名人戦)の決勝戦が11日、東京都渋谷区の日本共産党本部で行われ、囲碁で柳田朋哉さん(25)=招待、京都=が大会初の3連覇を達成し、将棋で早咲誠和さん(45)=大分=が5年ぶり2回目の優勝を果たし、第55期赤旗名人となりました。
囲碁の決勝戦で柳田さんは、相手の大石を打ち取り、黒番中押し勝ち。「強い人と当たりたいという希望通りの組み合わせを勝ち抜いて、結果につながった」と語りました。
将棋の決勝戦で先手の早咲さんは、居飛車穴熊で中飛車に対抗し、145手の熱戦を制しました。「前回優勝から5年あいて、もうだめかと思ったが、地道に勉強した成果が出た」と述べました。
囲碁審判長の小島高穂九段は講評で「柳田さんは去年より進化している。準優勝の軽部元久さんもリーグ敗退から優勝を争うところまで進化した。非常にうれしい」とたたえました。
将棋審判長の屋敷伸之九段は「早咲さんは経験豊富なたたかい方が生きた。新人王戦での活躍にも期待します。準優勝の小泉祐さんたちも優勝してもおかしくない指しまわしだった」と述べました。
囲碁の準優勝は軽部元久さん(26)=東京=、3位は笠原悠暉さん(16)=大阪=、4位は深美修一さん(46)=大阪=。将棋の準優勝は小泉祐さん(29)=青森=、3位は山口直哉さん(28)=東京=、4位は相良剛史さん(29)=東京=でした。
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第54回(2017年)赤旗名人
囲碁・柳田朋哉さん(京都)
将棋・小山怜央さん(岩手)
(写真)優勝した囲碁の柳田朋哉さん(招待)=左=と将棋の小山怜央さん(岩手)=12日、東京都豊島区
第54回赤旗名人決まる
囲碁 柳田朋哉さん(24)連覇
将棋 小山怜央さん(24)初
第54回しんぶん赤旗全国囲碁・将棋大会(通称・赤旗名人戦)の決勝戦が12日、東京・池袋のホテルグランドシティで行われ、囲碁で柳田朋哉さん(24)=招待、京都=が連覇し、将棋で小山怜央さん(24)=岩手=が初優勝し、第54期赤旗名人となりました。
囲碁の決勝戦で柳田さんは白番中押し勝ち。「序盤でひどい手を打って悪くしたが、いつものリズムで打ち続けたことがよかった。連覇を有言実行できた」と語りました。将棋の決勝戦で後手番の小山さんは得意の一手損角換わり戦法を採用して102手で勝利。「苦しい局面を逆転できてうれしい」と述べました。
囲碁審判長の小島高穂九段は講評で「決勝はハラハラドキドキだった。柳田さんの連覇はたいしたものだし、準優勝の豊田裕仁さんも頑張った。囲碁大会のレベルが上がっている。(コンピューターに負けない)人間らしいゲームだった」とたたえました。
将棋審判長の屋敷伸之九段は「若手が大会を引っ張っていた。優勝した小山さんの将棋は勢いがあってすがすがしかった。昨期の赤旗名人と藤井聡太四段の対局がわかせたように、新人王戦でも活躍してほしい」と述べました。
囲碁の準優勝は豊田裕仁さん(18)=神奈川=、3位は國仲尚さん(27)=沖縄=、4位は山元学さん(29)=三重=。将棋の準優勝は荒木隆さん(27)=滋賀=、3位は井上輝彦さん(31)=愛知=、4位は平野慎太郎さん(29)=石川=でした。
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第53回(2016年)赤旗名人
囲碁・柳田朋哉さん(京都)
将棋・横山大樹さん(北海道)
(写真)囲碁赤旗名人の柳田朋哉さん(左)と将棋赤旗名人の横山大樹さん=13日、東京都豊島区
第53回(2016年)赤旗名人決まる
囲碁・柳田朋哉さん(23)、将棋・横山大樹さん(26)ともに初優勝
第53回しんぶん赤旗全国囲碁・将棋大会(赤旗名人戦)の決勝戦が13日、東京・池袋のホテルグランドシティで行われ、囲碁で柳田朋哉さん(23)=京都=、将棋で横山大樹さん(26)=北海道=が優勝し、第53期赤旗名人となりました。
囲碁の決勝戦で柳田さんは黒番をもち、17目半の差をつけて快勝、「楽しい大会でした」と語りました。 将棋の決勝戦で先手番の横山さんは、粘り強い指し回しで107手の激戦を制し、「苦しいたたかいでしたが、優勝できてほっとしています」と述べました。
囲碁審判長の小島高穂九段は講評で「16歳の林隆羽(りょう)さんが前年優勝の平野翔大さんを負かしたので優勝すると思っていたら、その林さんをリーグ戦も含めて2回負かした小野慎吾さんが優勝できなかった。年々、レベルがアップして、うれしい」と選手をほめたたえました。
将棋審判長の屋敷伸之九段は講評で「優勝した横山さんは赤旗名人として新人王戦に出場されます。今回、安定感は抜群でした。今大会はベテランの方も健闘されましたが、若い10代、20代が中心に活躍し、どんどん出てきているという感じです」と述べました。
囲碁の準優勝は小野慎吾さん(33)=山口=、3位は林隆羽さん(16)=埼玉=、4位は大岩徹さん(26)=岐阜=。将棋の準優勝は知花賢さん(30)=千葉=、3位は浅倉孝幸さん(23)=静岡=、4位は長沢忠宏さん(46)=長野=でした。
囲碁トーナメント表
将棋トーナメント表
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歴代優勝者
第52回(2015年)赤旗名人
囲碁・平野翔大さん(招待)
将棋・稲葉 聡さん(愛知)
(写真)第52期赤旗名人に輝いた囲碁の平野翔大さん(左)と将棋の稲葉聡さん=11月15日、東京都豊島
第52回赤旗名人
囲碁・平野翔大さん連覇
将棋・稲葉聡さん初優勝
第52回しんぶん赤旗全国囲碁・将棋大会(赤旗名人戦)の決勝戦が15日、東京・池袋のアークホテルで行われました。将棋で稲葉聡さん(30)=愛知=が初優勝、囲碁で平野翔大さん(18)=招待=が連覇し、第52期赤旗名人となりました。
囲碁は10代の選手が8強に5人も残るフレッシュな「10代対決」に。10代の平野さんが決勝戦で黒番9目半で勝ちました。囲碁新人王の許家元三段との記念対局について平野さんは「当初の目標が連覇だったので満足です。新人王に記念対局で勝つまでが大会だと思ってがんばります」と語りました。
囲碁の準優勝は西岡正織(まさお)さん(17)=和歌山=、3位は小野慎吾さん(32)=山口=、4位は浜崎公輔さん(19)=兵庫=でした。
将棋の準優勝は田中佳久さん(26)=山口=、3位は古屋皓介さん(27)=山梨=、4位は鈴木肇さん(28)=神奈川=でした。
囲碁審判長の小島高穂九段は「平野さんは尻上がりに安定感がでてきた。今大会は、誰が勝ってもおかしくない大会だった」と語り、将棋審判の藤森哲也四段は「決勝戦は序盤がゆったりしていたが、力戦になり、見ごたえがあった」と講評を述べました。
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第51回(2014年)赤旗名人決まる
囲碁 平野翔大さん(神奈川)
将棋 天野貴元さん(東京)
<天野さん三段リーグ再挑戦の記事を読む>
全国の頂点・「赤旗名人」は、将棋のプロ公式戦、新人王戦(しんぶん赤旗主催)に出場でき、囲碁の新人王に挑戦できます。
(囲碁将棋新人王戦はこちら)
第51回しんぶん赤旗全国囲碁・将棋大会で優勝した、囲碁の平野翔大さん(左)と将棋の天野貴元さん=9日、東京都豊島区
第51回赤旗名人
囲碁・平野翔大さん(17)、将棋・天野貴元さん(29)ともに初優勝
第51回しんぶん赤旗全国囲碁・将棋大会(赤旗名人戦)は9日、東京・池袋でベスト8に勝ち残った選手が熱戦を展開しました。囲碁では高校3年生の平野翔大(しょうだい)さん(17)=神奈川=(棋譜を見る)、将棋では、がんとたたかう天野貴元(よしもと)さん(29)=東京=(棋譜を見る)が、ともに初優勝を飾り、第51期赤旗名人となりました。
囲碁の準優勝は金井洋龍(ひろたつ)さん(33)=東京=、3位は清水航介さん(18)=東京=、4位は木村直登さん(31)=和歌山=でした。将棋の準優勝は野島崇宏さん(37)=岐阜=、3位は浅倉孝幸さん(21)=神奈川=、4位は長森優作さん(17)=兵庫=でした。
囲碁の平野さんは、幼いときにアニメ「ヒカルの碁」を見て囲碁を始めました。本大会では10歳で4位に。「10歳のときはただ全国大会に出たかっただけですが、今回は優勝して新人王の一力遼(いちりきりょう)七段と対局するのが目標でした。院生時代のライバルです。実現してほっとしています」と喜びを語りました。
将棋の天野さんは昨年、舌がんの手術を受け、抗がん剤を服用しながらの出場でした。
天野さんは「プロ棋士を目指し奨励会にいたときより、いまのほうが集中力がついた。明日死ぬかもしれないというなかで、今を全力で生きなければという思いが強い」と話しました。
第50回(2013年)赤旗名人
将棋 早咲誠和さん(大分)
囲碁 関 翔一さん(埼玉)
第50回しんぶん赤旗全国囲碁・将棋大会で優勝した、将棋の早咲誠和さん(右)と囲碁の関翔一さん=11月10日、東京都豊島区
第50回赤旗名人
将棋 早咲さん初優勝、囲碁 関さん2度目V
第50回しんぶん赤旗全国囲碁・将棋大会(赤旗名人戦)の決勝戦が10日、東京・池袋で行われ、将棋で早咲誠和さん(40)=大分=が初優勝、囲碁で関翔一さん(23)=埼玉=が6年ぶり2度目の優勝を飾り、第50期赤旗名人となりました。
囲碁の準優勝は今分喜行さん(41)=京都=、3位は柴亮輔さん(19)=神奈川=、4位は坂倉健太さん(16)=招待=でした。将棋の準優勝は遠藤正樹さん(46)=埼玉=、3位は渡辺誠さん(19)=神奈川=、4位は武田浩司さん(25)=北海道=でした。
早咲さんは今回、準決勝で渡辺さんと197手、決勝で遠藤さんと149手に及ぶ大激戦を制し、主要なアマチュア将棋全国大会の全冠制覇を達成しました。「赤旗名人戦の優勝が悲願だったので、いろんな思いがあります。自分自身がブレない将棋が一番だと思っていました」と喜びを語りました(棋譜を見る)。
囲碁で2007年赤旗名人の関さんは、決勝で01年、06年赤旗名人の今分さんと対局。「序盤から今分さんにうまく打たれましたが、あきらめなかったのがよかった」と大熱戦を振り返りました(棋譜を見る)。
囲碁審判長の小島高穂九段は「関さんの集中力、今分さんのがんばりがすごかった。私も見習わないといけない」と大絶賛。将棋審判長森内俊之名人の代理の近藤正和六段は「早咲さん、遠藤さんが若手には負けないとがんばる姿に励まされました」と講評を述べました。
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第49回(12年)赤旗名人決まる
囲碁 坂倉健太さん(広島)
将棋 長沢忠宏さん(長野)
(写真)第49回しんぶん赤旗全国囲碁・将棋大会で優勝した、囲碁の坂倉健太さん(左)と将棋の長沢忠宏さん=11日、東京都豊島区
東京・池袋のホテルグランドシティで11月10日から開かれていた第49回しんぶん赤旗全国囲碁・将棋大会(赤旗名人戦)は11日、ベスト8が熱戦をくりひろげました。囲碁では坂倉健太さん(15)=広島=が、将棋では長沢忠宏さん(42)=長野=が、いずれも初優勝し、第49期赤旗名人となりました。
囲碁の準優勝は谷麻衣子さん(15)=招待=、3位は笹田昭二さん(55)=滋賀=、4位は金龍輝さん(24)=神奈川=でした。将棋の準優勝は早咲誠和さん(39)=大分=、3位は武田俊平さん(33)=千葉=、4位は古屋皓介さん(24)=山梨=でした。
15歳どうしの顔合わせとなった囲碁の決勝は1目半差の大接戦に。赤旗囲碁名人となった坂倉さんは「優勝できるとは全然思っていなかったので、とてもうれしい。2日目に残れば何か起きるかなと思っていました」と満面の笑みを見せました。
将棋の決勝は、序盤は早咲さん優勢で進みましたが、長沢さんの起死回生の角打ちから形勢逆転。赤旗将棋名人になった長沢さんは「負けっぱなしだった早咲さんに勝ててうれしい。実感はこれから湧くでしょう」と語りました。
囲碁審判長の小島高穂九段は「非常にいい内容の勝負でした。負けた方も顔がさわやかで、気持ちよい大会でした」と講評。将棋審判長の屋敷伸之九段は「いろいろな戦型が見られて楽しく、私も勉強になりました。最後は体力、根気が大事になると感じました」と話しました。
新鋭と強豪が上位に
「無心で打てた」「レベル上がった」
東京都内で、10、11の両日開かれた第49回しんぶん赤旗全国囲碁・将棋大会(赤旗名人戦)。囲碁は若手・新鋭が、将棋は強豪・実力者がそれぞれ上位を占めました。
囲碁名人となった坂倉健太さん(15)=広島=と決勝戦で大接戦を繰り広げた谷麻衣子さん(15)=招待=。「序盤が悪く、中盤から盛り返していけるかなと思ったけど、届きませんでした。今大会は無心で打てました」と振り返りました。
囲碁の小島高穂九段は「谷さんは、決勝戦で『序盤は失敗』と悲観していたけれど、そうじゃなかった。非常にいい勝負だった」と講評し、大健闘をたたえました。
将棋準優勝の早咲誠和さん(39)=大分=は名だたるアマ棋戦を総なめしてきた超強豪。なぜか、赤旗名人戦は今回の準優勝が最高です。「優勝は次の楽しみにとっておきます」
49回という歴史を重ねた大会。将棋の佐賀県代表、才田信之さん(45)は、21回目の出場でした。過去、優勝と準優勝が各1回の強豪。「赤旗の大会は一番愛着があります。棋士の要望に応えて参加しやすくしてくださり、ありがたい。レベルも上がり、全国大会にふさわしい大会です」と話しました。
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第48回(10年)赤旗名人決まる
囲碁 伊瀬 英介さん(東京都代表)
将棋 加來 博洋さん(招待)
第48回しんぶん赤旗全国囲碁・将棋大会で優勝した、囲碁の伊瀬英介さん(左)と将棋の加來博洋さん(右)=11月14日、東京都豊島区 |
第48回しんぶん赤旗全国囲碁・将棋大会(赤旗名人戦)は14日、東京・池袋のホテルグランドシティで、ベスト8に勝ち残った選手が熱戦を展開しました。囲碁では伊瀬英介さん(37)=東京=が、将棋では加來博洋さん(30)=招待=がそれぞれ優勝し、第48期赤旗名人となりました。
囲碁の準優勝は富永一郎さん(61)=東京=、3位は伊藤優真さん(16)=北海道=、4位は木村直登さん(27)=和歌山=でした。将棋の準優勝は禰保拓也さん(28)=沖縄=、3位は武田浩司さん(22)=北海道=、4位は杉下裕治さん(23)=石川=でした。
赤旗囲碁名人になった伊瀬さんは「初めての優勝なので、とてもうれしい。決勝戦では勝負どころで相手がミスをした。それがなければ大敗していました」と振り返ります。
準優勝した囲碁の富永さんは「決勝戦は、もうちょっとでいい結果が出たのですが、後半、時間がなくなり、あせったのが敗因です」と悔しがります。
昨年に続き、赤旗将棋名人になった加來さんは「かんたんなことではないと思っていただけに、優勝できてうれしい。決勝戦は落ち着いて指せました」と話します。
準優勝した将棋の禰保さんは「決勝戦は初めての体験。しかし、警戒心を働かせすぎたのが敗因」と、悔し涙を浮かべました。
囲碁審判の小島高穂九段は「決勝戦は手に汗を握る、いいたたかいでした。ベスト8に残った人は全員強かった。近年、だんだんレベルがアップしています」と講評。将棋審判の西村一義九段は「加來さんの連勝は実力が発揮されたもので、おめでとうございます。禰保さんも切れ味するどい将棋でした」と話しました。
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第47回(09年)赤旗名人
囲碁 四方 治雄さん(広島県代表)
将棋 加來 博洋さん(東京都代表)
囲碁で優勝した四方治雄さん(左)と将棋で優勝した加來博洋さん=11月15日、東京都豊島区 |
09年赤旗名人戦
楽しい大会、熱戦を展開
第47回しんぶん赤旗全国囲碁・将棋大会(赤旗名人戦)は15日、東京・池袋のホテルグランドシティで、ベスト8に勝ち残った選手が熱戦を展開しました。
囲碁では四方(よも)治雄さん(56)=広島、将棋では加來(かく)博洋さん(28)=東京がそれぞれ優勝し、第47期赤旗名人となりました。2人とも初優勝です。
囲碁の準優勝は佐藤優太さん(20)=東京、3位は高橋新一郎さん(31)=秋田、4位は伊達昌希さん(30)=招待。
将棋の準優勝は吉田陵平さん(20)=愛知、3位は早咲誠和さん(36)=大分、4位は小林知直さん(24)=東京でした。
大会初出場で準優勝した将棋の吉田さんは「リーグで敗れた人にトーナメントでも当たり、リベンジできたことがうれしかった」と2日間のたたかいを振り返りました。
赤旗囲碁名人の四方さんは「決勝は最後まで勝負がわかりませんでした。優勝してうれしい」と話しました。
赤旗将棋名人の加來さんは「自分にも勝つことができるということがわかってうれしかった」と優勝を喜びました。
将棋審判の西村一義九段は「どの対戦も大熱戦で見ている方も熱くなりました。招待女流選手の活躍も大変うれしいことでした」。囲碁審判の小島高穂九段は「良い勝負が多く、レベルが年々上がってきていると思います。非常に楽しい大会となりました」とそれぞれ講評しました。
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第46回 (08年)赤旗名人
囲碁 伊達昌希さん(香川県代表)
将棋 下平雅之さん(福岡県代表)
第46回しんぶん赤旗全国囲碁・将棋大会(赤旗名人戦、同大会実行委員会主催)は8、9日の2日間、東京都豊島区池袋のホテルグランドシティで熱戦を繰り広げました。
囲碁では伊達昌希さん(29)=香川=、将棋では下平(しもだいら)雅之さん(36)=福岡=がそれぞれ優勝し、第46期赤旗名人となりました。2人とも初優勝です。
囲碁の準優勝は太田尚吾さん(21)=宮城=、三位は田中伸幸さん(17)=福岡=、四位は江面雄次さん(62)=静岡=。
将棋の準優勝は武田俊平さん(29)=招待=、三位は井上輝彦さん(22)=愛知=、四位は小林悟さん(45)=神奈川=でした。
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代表112人が熱戦
第46回しんぶん赤旗全国囲碁・将棋大会(赤旗名人戦、同大会実行委員会主催)は112人の選手が熱戦を展開しました。
囲碁・将棋とも十代の活躍が目立ち、囲碁で7人、将棋で6人がリーグ戦を勝ち抜き決勝トーナメント進出しました。囲碁では福岡代表の田中伸幸さん(17)、将棋は東京代表の多々納(たたの)守さん(15)がベスト8入りしました。
開会式で奥原紀晴実行委員長・赤旗編集局長があいさつ。囲碁・将棋合わせて全国で1万人を超える参加者があったことを紹介し「今年で46回。半世紀に近い棋戦として歴史を重ねてきました。地区大会では初級者も参加でき、すそ野の広い大会になっています。実力を存分に発揮してください」とのべました。
今回初めて囲碁審判長を務める酒井猛九段は囲碁ルール改定にかかわった経歴を紹介し「何かありましたら判断はおまかせください。全力を出してください」と激励しました。将棋審判長の西村一義九段が「伝統文化である将棋の普及・発展に(政党で)一番熱心に取り組んでいる共産党にご理解をお願いします。みなさん2日間がんばってください」とのべました。
07年・第45回赤旗名人
囲碁・関 翔一さん(埼玉県代表)
将棋・武田俊平さん(千葉県代表)
第45回しんぶん赤旗全国囲碁・将棋大会(赤旗名人戦)は2007年11月10、11日、東京都豊島区池袋で開催されました。熱戦を勝ち抜き囲碁は関翔一さん(17)=埼玉代表=、将棋は武田俊平さん(28)=千葉代表=がそれぞれ優勝し、第45期赤旗名人となりました。二人とも初優勝です(記事を読む)(記事を読む)。
囲碁の準優勝は佐々木悠介さん(27)=福井、三位は田村剛啓(よしひろ)さん(53)=高知、四位は平野翔大(しょうだい)君(10)=神奈川(出場中最年少)でした。
将棋の準優勝は山田洋次さん(33)=神奈川、三位は北村公一さん(42)=山口、四位は下平雅之さん(35)=福岡でした。
1万人が参加・代表111人が熱戦
第45回しんぶん赤旗全国囲碁・将棋大会には約1万人のフアンが参加しました。地方大会を勝ち抜いた111人の選手が赤旗名人位をめざし熱戦を展開しました。
囲碁では、神奈川代表の平野翔大君(10)が、しんぶん赤旗囲碁女流アマ東京大会名人戦で優勝した招待選手の成島奈津子さん(32)を破り、出場最年少でベスト8入りを果たしました。平野君は「リーグ二戦目に勝って勢いがつきました」と語りました。
将棋では、五人の十代選手がリーグ戦を勝ち抜きトーナメントに進出し、注目を集めました。ベスト8には全国的に名の知られた強豪がずらりとそろいました。
◎将棋新人王戦で赤旗名人が対局
将棋の第45回赤旗名人戦で優勝した武田俊平赤旗名人が12月3日に東京都渋谷区の将棋会館で行われた第39期新人王戦1回戦で一瀬浩司三段と対戦しました。
新人王と記念対局
赤旗名人には6段の免状が与えられます。
将棋の優勝者は、新人王戦の出場権が。将棋準優勝者は新人王と、囲碁の優勝者は新人王とそれぞれ記念対局をします。
プロめざし三段リーグ再挑戦
がんとたたかう将棋の赤旗名人 天野貴元さん
舌がんに侵されながらも将棋の第51回赤旗名人戦で優勝した天野貴元(よしもと)さん(29)がプロ棋士をめざして、奨励会三段リーグへの編入試験を受けることになりました。編入試験は来年2月からおこなわれ、奨励会二段相手に8戦中6勝すれば合格となります。
天野さんは、プロ棋士の養成機関である奨励会三段リーグに所属しましたが、規定の成績をあげられず2012年3月に退会。今年11月、優勝すれば編入試験の受験資格を得られる赤旗名人戦に出場し優勝、アマ日本一になりました。
天野さんはブログで「基本頑張らない私が頑張っている姿を見てもらいたい」「勝負師というのは、負け戦でも勝負しないといけない時があるんです」と受験に至る思いをつづっています。
師匠の石田和雄九段はブログで「今の天野君には病気に克(か)つ為にも彼の思うようにやらせてあげたい」とエールを送っています。
「しんぶん赤旗」日曜版12月28日・1月4日合併号の「人間ドキュメント」のコーナーに登場。がんにめげずプロ棋士に挑戦する姿が感動をよんでいます。
(しんぶん赤旗 2014年12月28日)
天野赤旗名人合格ならず/将棋・三段リーグ編入試験
舌がんとたたかいながら将棋のプロ棋士を目指して奨励会三段リーグへの編入試験を受けていた赤旗名人、天野貴元(よしもと)さん(29)が3月15日、4勝3敗となり合格はなりませんでした。
天野さんはプロ棋士養成機関である奨励会の元会員。三段リーグにまですすみましたが、規定の成績をあげられずいったんは断念。その後、舌がんを発病しましたが、プロ棋士への夢を捨てられず、編入試験に挑んできました。
(写真)三段リーグ編入試験に臨む天野貴元さん=3月15日、東京・将棋会館(日本将棋連盟提供)