目次
温室効果ガスの特徴
温室効果ガス | 地球温暖化 係数(※) | 性質 | 用途、排出源 |
二酸化炭素(CO2) | 1 | 代表的な温室効果ガス | 化石燃料の燃焼など。 |
メタン(CH4) | 25 | 天然ガスの主成分で、常温で気体。よく燃える。 | 稲作、家畜の腸内発酵、廃棄物の埋め立てなど。 |
一酸化二窒素(N2O) | 298 | 数ある窒素酸化物の中で最も安定した物質。他の窒素酸化物(例えば二酸化窒素)などのような害はない。 | 燃料の燃焼、工業プロセスなど。 |
HFCS(ハイドロフルオロカーボン類) | 1,430など | 塩素がなく、オゾン層を破壊しないフロン。強力な温室効果ガス。 | スプレー、エアコンや冷蔵庫などの冷媒、化学物質の製造プロセスなど。 |
PFCS(パーフルオロカーボン類) | 7,390など | 炭素とフッ素だけからなるフロン。強力な温室効果ガス。 | 半導体の製造プロセスなど。 |
SF6(六フッ化硫黄) | 22,800 | 硫黄の六フッ化物。強力な温室効果ガス。 | 電気の絶縁体など。 |
NF3(三フッ化窒素) | 17,200 | 窒素とフッ素からなる無機化合物。強力な温室効果ガス。 | 半導体の製造プロセスなど。 |
(※)
地球温暖化係数とは、温室効果ガスそれぞれの温室効果の程度を示す値です。
ガスそれぞれの 寿命の長さが異なることから、温室効果を見積もる期間の長さによってこの係数は変化します。
ここでの数値は、京都議定書第二約束期間における値になります。
参考文献:3R・低炭素社会検定公式テキスト第2版、温室効果ガスインベントリオフィス
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