協同組合原則に関する研究会を生協総研と共催しました|日本協同組合連携機構(JCA)

お知らせ

協同組合原則に関する研究会を生協総研と共催しました

 JCAは、7月15日に生協総研の主催による公開研究会「協同組合原則改定の議論をふりかえる」に共催し、JCA協同組合連携2部の前田健喜部長が、協同組合のアイデンティティ(定義・価値・原則)をめぐる世界的な協議の状況について情報提供を行いました。

 国際協同組合同盟(ICA)は、2021年12月のソウル大会を起点に協同組合のアイデンティティに関する世界的な協議を開始しており、本研究会はこうした情勢を受け、これまでの協同組合原則の改定時にどのような議論がなされてきたかをふりかえることをテーマに開催されました。

 JCAの前田部長からは、協同組合のアイデンティティに関する世界的協議の背景や今後の見通し、今後の論点となりうる事項などについて情報提供を行いました。

 1995年の原則改定時のICAの検討委員会委員であった東京農業大学の白石正彦名誉教授からは、原則改訂にあたって当時ICAでどのような議論がなされたかを中心に報告が行われました。また、生協総研の鈴木岳研究員からは、協同組合原則の変遷を踏まえ、1937年の原則決定時、66年と95年の改定時に、日本国内でどのような議論がなされたかについて報告がなされました。

 参加者との質問応答も活発になされ、生協総研の藤田親継専務理事の挨拶で閉会しました。

【お知らせ】JCAでは、協同組合の概況、取り組みについて紹介する講演や各種学習会を行なっています。希望される場合はご相談ください。

 

【関連リンク】