フェアプレーには2つの意味があります。
行動としてのフェアプレーは、誰が見ても善いと思われる行為です。
一方、フェアプレー精神は心のあり方によるものですから、他人からは見ることはできません。
しかし、行動と精神は切り離せないもの。
だからこそ、この2つのフェアプレーは、スポーツを真に楽しむ上で欠かせないものなのです。
このフェアプレーの行動そして精神を、世の中に広げ浸透させることが、
「フェアプレーで日本を元気に」キャンペーンの大きな目標です。
誰もができて、誰もが気持ち良くなる行動。
そして、スポーツをしている時も、していない時もできる行動。
「あくしゅ、あいさつ、ありがとう」を広げていきます。
「あくしゅ、あいさつ、ありがとう」が当然のように行われている町が増えれば、
きっと日本はもっと元気になるはずです。
あくしゅ、あいさつ、ありがとう
あくしゅをしよう。
ゲームを始める時、ゲームができることへの感謝の気持ちを込めて、
対戦相手と審判と握手をしよう。
ゲームが終わった時、互いの健闘を称えあい対戦相手と握手をしよう。
ゲームを進めてくれた審判に、再び感謝の気持ちを込めて握手をしよう。
あいさつをしよう。
練習がはじまる時、仲間たちとあいさつをしよう。
きっと信頼はどんどん深まるはず。
練習場所で会う人や、町の人たちにもあいさつをしよう。
その一言がスポーツの輪を広げることになるはず。
ありがとうと言おう。
家族やコーチに、ありがとうと言おう。
審判や応援をしてくれる人たちに、ありがとうと言おう。
ゲームの準備をしてくれた人たちに、ありがとうと言おう。
もっともっと、キミたちを支えてくれるようになるから。
ぜひこのキャンペーンにご賛同ください
このたび、JSPO(公益財団法人日本スポーツ協会 以下「本会」と言います)は、社会におけるスポーツの価値をもっと高めていくこと、スポーツの力で日本を元気にすることを目的に「フェアプレーで日本を元気にキャンペーン」を開始しました。
スポーツには様々な力がありますが、その中心にあるのがフェアプレーです。スポーツを通じて育まれるフェアプレーは、社会を元気にする人づくり、地域づくり、国づくりに貢献できるはずです。このキャンペーンは、「フェアプレーで日本を元気に」を合言葉に「あくしゅ、あいさつ、ありがとう」という具体的な行動を通じて、日本社会を元気にしていく取り組みです。
本会は、キャンペーンに賛同していただける、「フェアプレー宣言者」を100万人にしようという目標を掲げております。まずは、日ごろスポーツ推進にご尽力されている全国のスポーツ関係者からこの機運を盛り上げ、広く多くの方にも浸透させたいと考えておりますので、何卒ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。
本会は、1911年の創立以来、100年にわたり日本スポーツ界の統一組織としてスポーツを推進し、国民体力の向上を図り、スポーツ精神を養うことを目的としてまいりました。
そして、本会の使命と役割やスポーツに関する基本的な考え方を「日本スポーツ協会スポーツ憲章」として提唱し、加盟団体等の皆様とも共通理解を得てまいりました。このキャンペーンの背景もスポーツ憲章の延長線上にあるものです。
つきましては、全国のスポーツ関係者の皆様には主に下記の3つについてご協力をお願いできれば幸いです。
1.フェアプレー宣言の啓発 貴団体(あなた)に関係する皆様にこのキャンペーンをお知らせいただき、このサイト上で多くの方が「フェアプレー宣言」をしてもらえるようご協力をお願いします。
2.各種イベントにおける主催者挨拶文や選手宣誓内容のガイドラインの啓発 下記にお示ししたガイドラインの啓発にご協力をお願いします。
本会では、各種スポーツ推進事業における役員の挨拶文や、開会式での選手宣誓において、下記のようなワードを使用することを推奨します。
※推奨するワードを全て
フェアプレーで日本を元気に ※「日本」は、開催地名等に置き換えていただいても結構です
上記のほか、日本スポーツ協会スポーツ憲章の内容を踏まえた文言
日本スポーツ協会スポーツ憲章で規定された内容(抜粋)
スポーツ精神の解説 「スポーツ精神」とは、自らスポーツを行うことに意義と価値をもち、スポーツの競技規則、スポーツマンシップやフェアプレーに代表されるマナー、エチケットなどのスポーツ規範に基づき、生涯を通じて自己の能力・適性等に応じて、主体的・継続的にスポーツの楽しさや喜びを味わうことを意味するものとする。
役員挨拶文(例)
日本スポーツ協会では、「フェアプレーで日本を元気に」を合言葉に「あくしゅ、あいさつ、ありがとう」という具体的な行動を通じて、日本社会を元気にしていこうというキャンペーンを展開しています。
まずは、スポーツ界に携わる私たちが率先して、スポーツ活動中だけでなく日常生活においても相手の尊重やフェアな振る舞いなど、清々しく気持のよいフェアプレーを実践し、日本を元気にしていきましょう。
この憲章は、JSPO(公益財団法人日本スポーツ協会 以下「本会」という。)の目的とする国民スポーツの推進を図るため、スポーツ精神を育むとともに、本会加盟団体の使命・役割及び本会の加盟競技団体における競技者規程等を定めるための基準を示したものである。
「スポーツ精神」とは、自らスポーツを行うことに意義と価値をもち、スポーツの競技規則、スポーツマンシップやフェアプレーに代表されるマナー、エチケットなどのスポーツ規範に基づき、生涯を通じて自己の能力・適性等に応じて、主体的・継続的にスポーツの楽しさや喜びを味わうことを意味するものとする。
第1条 スポーツの意義 スポーツは、人々が楽しみ、より充実して生きるために、自発的に行う身体活動である。生涯を通じて行われるスポーツは、豊かな生活と文化の向上に役立つものとなる。
第3条 加盟団体の使命・役割 本会加盟団体は、この憲章の趣旨に沿って、スポーツの健全な普及・発展をはからなければならない。
第4条 憲章の適用 この憲章は、本会加盟団体に対して適用されるものである。なお、本会の加盟競技団体の登録競技者に対する規程は、当該団体がその責任において設けるものとする。
第5条 競技者規程の制定 本会の加盟競技団体は、この憲章に基づき独自の競技者規程を制定するとともに、その規程を本会に届け出なければならない。
第6条 加盟団体の役員 本会加盟団体の役員は、常に品位と名誉を重んじ、競技者の模範となるよう行動しなければならない。
附則1 この憲章は、「アマチュア・スポーツのあり方」及び「日本スポーツ協会アマチュア規定(昭和22年4月2日施行、昭和32年12月4日第1次改正、昭和46年1月1日第2次改正)をもとに改正し、昭和61年5月7日から施行する。
附則2
1.この憲章は、平成20年9月10日から施行する。
2.但し、平成20年9月10日施行以前の「日本スポーツ協会スポーツ憲章」の内容を特に必要とする団体については、第2条に次の事項を含めることができるものとする。
附則3 1.この憲章は、公益財団法人日本体育協会の設立の登記の日(平成23年4月1日)から施行する。