2016年(平成28年度)留学生ニュース | JAIST 北陸先端科学技術大学院大学

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2016年(平成28年度)留学生ニュース

在学留学生や修了生の活躍をご紹介します。

JAIST に入学しようと考えている留学生の皆さんへ

黄瞳

こんにちは。私は黄瞳です。中国出身です。今年三月にマテリアルサイエンス研究科博士後期課程を卒業しました。私はJAISTで五年間の学生生活を送りました。この五年はあっという間でしたが、五年間の記憶は一生忘れません。ここでJAISTでの素晴らしい経験を紹介します。もしJAISTに入学される方の役に立てるなら幸いです。

JAISTは自然に恵まれている大学院です。山の上にあって緑に囲まれています。自然がいっぱいです。私は自然が好きなので、一目惚れでJAISTに決めました。勉強や研究がいくら忙しくても、必ず暇を見つけてキャンパスの中を散歩してリフレッシュしました。春の桜、夏の夕日、秋の紅葉、冬の雪、日本の四季はJAISTにいるだけですべて味わえます。このような環境にいるとだいたいの緊張をなくすことができ、癒されます。また、キャンパスに寮があって研究室や図書館にすぐ行けるので勉強する学生にとって大変有利です。さらに、小松駅や鶴来駅までシャトルバスがあります。買い物にも娯楽にも便利です。

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2012 秋 JAISTゲート外

自然環境よりも優れているのがJAIST の研究環境です。研修を受ければ、高精度NMR、高倍率電子顕微鏡など高精密度分析機器を自由に使用できます。研究課題の選択も自分の興味に近いテーマを選べます。入学した私は生分解材料に関してずっと勉強したかったので、植物由来プラスチックポリ乳酸を対象として物理特性など研究してきました。

また、JAISTは日本の大学ですが、国際的な雰囲気を積極的に築いています。中国からの留学生だけではなくインド、タイ、フランスなどからの留学生もいますので、普段の生活中に日本語だけではなく英語もよく使われています。研究室のディスカッションで私は語学を鍛えました。さらに、JAISTは積極的に学生たちを海外学会や海外研修に行かせています。しかも、JAISTが交通費や宿泊費を補助してくれます。私はJAISTにいる間、ほぼ毎年JAISTのサポートで海外研修や学会に行きました。特に、一ヶ月間のアメリカと三ヶ月間の副テーマ研究のカナダの滞在は印象深く、研究も海外文化もよく学習できました。それは私にとってとても重要な経験です。

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2013.10.2~10.5
イタリア ローマ
生分解性ポリマー国際学会 (BIOPOL-2013)
2014.8.1~10.31
カナダ
副テーマ研究留学 ナイアガラ滝前

さらに、JAISTは学生の就職活動もサポートしています。学内にキャリア支援係があって、就職活動に関していろいろ教えてくれたり、助言をしてもらえます。自分も履歴書の書き方や面接の仕方などよく教えてもらいました。彼らのおかげで、今現在私はスズキ株式会社に勤めています。開発部で一人前になるために日々頑張っています。

皆さんのこれからのJAISTでの活躍を祈っています。

修了生からのメッセージ

Badam Rajashekar

ナマステ、こんにちは。私はインド出身のBadam Rajashekarです。サティヤ・サイ大学(インドの国家評価認定委員会(NAAC)よりトップ10位以内の大学に認定されています)で学士号、修士号を取得した後、2013年1月にJAISTの松見研究室(マテリアルサイエンス研究科)に研究員として加わりました。研究員として9ヵ月経った後、博士後期課程に入学し、文部科学省国費外国人留学生に採用されました。入学後も松見研究室で研究を続け、3年間で博士後期課程を修了することができました。私はJAISTでの生活で、短期間で多くのことを学び、あらゆる旅行は素晴らしい思い出となりました。

私は、優秀な教員が在籍していること、設備の整った研究室に加え、体系的なカリキュラムが編成されていることが、専攻や研究と同様に大学を選ぶ上で重要なポイントだと考えます。これら3つの特徴は、若い意欲的な心を育み、鍛えるための良い基盤となります。JAISTはこれらの前提条件をすべて備えた機関のひとつであり、JAISTが取り組む高度な研究課題、JAISTが生み出す数多くの特許や出版物が、上記に挙げた特徴の成果の一部であると言えるでしょう。

サポート体制が整った環境と、心強い研究室の先生方の存在は、とても居心地が良く、今でも研究室は私にとって「第二の故郷」です。JAISTは街の中心部から少し離れ、治安もよく静かな教育のための小さな村の様なところです。最も素晴らしいのは、大学を囲む美しい自然によって、環境がきれいになるだけでなく、心も洗われる点です。よく“a relaxed mind is a creative mind”と言われますが、1年を通してどの時期にJAISTの周辺を散策しても、心を奪われ、とてもリラックスすることができます。

また、現在のグローバル化が進む世界の状況においては、しかるべき環境があり、その環境にさらされていることも重要だと思います。JAISTは世界30カ国以上の国の機関と学術交流を行っており、全ての学生や教員に多種多様な言語、文化、思考に触れる機会があります。この他にも、日本国内及び海外の学会や会議に参加するための助成制度があります。

すべての条件が揃ったJAISTのおかげで、私は質の高い博士号を取ることができ、2016年9月にはマテリアルサイエンス研究科の優秀修了者に選ばれ、プライベート、キャリアどちらにおいても成長することができました。この経験のおかげで、博士後期課程修了後は、豊田工業大学の表面科学の研究室で博士研究員の職を得ることができました。私は、これまでJAISTや先生方が教えてくださったことや、ここで過ごした時間に感謝しています。

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2013年秋 JAIST Innovation Japan 2014
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