最新の市場調査結果概要|JAISA 一般社団法人 日本自動認識システム協会

最新の市場調査結果概要

市場統計委員会

本委員会では、自動認識関連市場の調査、集計、分析を行っております。また、市場の動向や予測についても独自に調査・発表を行っております。

尚、本調査「自動認識システム関連製品の2023年出荷数量・出荷金額、2024年出荷数量予測・出荷金額予測」は当会員企業を中心にアンケート調査を行い110社の回答を取り纏めたものです。

令和5年1月-令和5年12月 出荷数量・出荷金額

自動認識機器の市場動向調査結果のポイント

  • 2023年の自動認識機器市場の出荷金額は2,679億円で2022年比4.4%増
  • 2024年の自動認識機器市場の出荷予測金額は2,739億円で2023年比2.2%増

2023年の自動認識市場全体の出荷金額合計は、前年対比4.4%増の2,679億円であった。

分野別ではバーコードリーダ、RFID、ソフトウェアの出荷金額が増加し、バーコードプリンタ、バーコードサプライ、バイオメトリクスの出荷金額が減少した。

各項目の前年対比の出荷金額は、バーコードリーダが18.1%増の373億円、バーコードプリンタが0.4%減の429億円、バーコードサプライが1.3%減の1,250億円、RFIDが16.7%増の525億円、バイオメトリクスが12.9%減の22億円、ソフトウェアが4.7%増の81億円という結果であった。

2023年自動認識市場全体の出荷金額は、EC物流、医療、食品などでの堅調な需要と製造、小売の需要、2023年後半から増えているインバウンドなどの需要増に期待している。2024年自動認識市場全体の出荷金額は、出荷金額2023年対比2.2%増の2,739億円を予測している。製造の需要が伸びれば、出荷金額2023年対比5.0%以上の増加も期待できる。